実戦中心主義の正しさを証明した川内優輝の別大優勝

川内が死闘制しV、世陸も確実/マラソン(日刊スポーツ) - goo ニュース

 今日行われた別府大分毎日マラソンで注目だったのがロンドン五輪6位入賞の
中本健太郎と公務員ランナーの川内優輝の対決で、実際レース展開は
28㌔
過ぎから両者のマッチレースとなり40㌔過ぎに川内がスパートを仕掛け
中本を
振り切って2:08:15の大会新記録で優勝した。


 見ていて面白かったのは川内が常に仕掛けて中本が追いつくという展開で
レースが進み、結局 川内が振り切っての優勝というもの。

 決して中本を批判するつもりはないがロンドン五輪の入賞は自らのペースを
しっかり守って遅れた選手達をパスして行った結果であり、このレース展開では
入賞はできてもメダル獲得は無理だろうと思っていた。


 一方の川内は短いインターバルでマラソンを走っている実戦中心のスタイル
1月18日には気温20度のエジプト国際マラソンに出場し優勝してから2週間
ちょっとでのレースだ。

 実業団ランナーは駅伝中心になるためマラソンは年2レースぐらいになっている
中で、駅伝にはスピード練習の感覚で参加して年間10レースほど走ると
いう
スタイルで駆け引きや仕掛けのタイミングを肌で学んでいるのだろう。


 その結果が今日の2:08:15という自己ベストタイムだと思うのだ。

 ちなみに次は3月3日のびわ湖毎日ではなく昨年ケニア選手が2時間5分台で
優勝した17日のソウル国際マラソンに出場するらしいので、どこまでタイムを
伸ばせるか楽しみになっている。

 国内では年2レースが限界などという戯言が常識になっているが、川内は世界
のプロランナーと同じようにレースを重ねて調整するスタイルで結果を
出している
ので日本でも川内スタイルが一刻も早く主流になって欲しいものだ。

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