寒い時期になると以前も記したように雪男や雪女など冷凍光線
のような武器を持った怪獣や侵略者達が登場するケースが多いの
だが、戦いの舞台は南極などの一地域だというのはウルトラQの
ペギラ編ぐらいだろう。
冷凍怪獣ペギラは人気怪獣ゆえかウルトラQに2度登場し2度目に
東京を襲撃するのに対し、最初の登場は南極の昭和基地あたりと
いう海外遠征編になっており出演も万城目淳だけしか登場しない。
この作品ではペギラの特性がよく描かれているし、南極基地と
いう閉鎖空間ならではの緊迫感が満載だ。
ウルトラセブンのガンダー編でもウルトラ警備隊がある地球
防衛軍極東基地がポール星人の襲撃で零下140度の厳寒地獄に
陥ってという緊迫感溢れる展開が特徴なのだが、第2期ウルトラ
以降は雪山などが舞台になるもののペギラ編やガンダー編のよう
なストーリーは見かけない。
やはりセットなど予算の関係なのか、あるいは都市部が冷凍
怪獣によって凍結させられるというシーンを作った方が見た目
にインパクトがあるという事なのか。
怪獣の冷凍ガスなどの攻撃などで凍結するだけというのは今
ひとつ冷たさや寒さを感じないわけで、部屋内の凍結シーン
などは難しいかもしれないがCGなど映像技術が発達した昨今では
むしろ凍結した中でサバイバルというエピソードも見てみたい
気がする。