市井のサブキャラを最後まで描くネクサス

　ウルトラマンネクサスのEP25は予告編でジュネッスブルーが
初登場するものの、ほとんどが姫矢編の総集編という形を取って
いて新たなビースト・グランテラが出現しナイトレーダーが出動
した目の前にジュネッスブルーが現れて次回へ続くという展開。

　EPの大半は姫矢編を振り返る形なのだが一方、姫矢の周りの
一般人である佐久田 恵と根来甚臓という2人が退場が描かれて
いる。

　根来は姫矢が終焉の地に飛び込んで行った場所でクトゥーラの触
手からの攻撃を阻みながら姫矢がエボルトラスターで変身して行く
様を写真撮影に成功するという宿願を果たしながら、直後に何とか
追跡を振り切っていたメモリーポリスから遂に拘束されて記憶消去
処置を受けてしまう。

　一方の恵はナイトレーダーの手によって終焉の地から離れて無事
帰還したものの開放される時に記憶消去処置を受けたのは、これま
での流れから十分予測できたし当然の結末だろう。

　ネクサスの世界では変身するデュナミストが当初は防衛チームの
隊員ではないので彼らを取り巻く一般人達が登場するし、姫矢編は
根来や恵だけでなくゴルゴレム編限定で登場した姫矢に憧れていた
保呂草やグラビアモデルの七夏などのゲストキャラの結末もしっか
りと描いていた。

　特に姫矢が従軍カメラマン時代に知り合って傷ついた心を癒し、
死後もウルトラマンの光に導いて最後は光の意味を知らせる少女・
セラでも決着を付けていた。

　さらにノスフェル編の被害者で生き残った山邑兄妹のその後が
描かれてないと思っていたら何と憐編に再登場し、しっかりEP
に絡んでいるのだから驚かされる。