北京五輪DAY15＆16・不運が重なる女子マススタート

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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220219-0229

　北京冬季五輪閉会式を翌日に控える16日目最大の注目種目はS
スケートの男女マススタートで、前回女王の高木菜那が連覇を狙
うのだが懸念材料は駆け引きを要求される同種目でW杯には20年
3月以来コロナ禍のため参加してない事から実戦経験不足。

　さらに高木は4日前のチームパシュートで金メダル目前に最終コ
ーナーの転倒で銀メダルに終わっているので、メンタル的にどうな
るか？ただし妹の美帆が1000で金メダルを獲得し呪縛は解けている
ものと思いたい。

　フィギュアスケートはペアのFSが行われSP8位スタートの三浦璃来
／木原龍一ペアが、入賞なるか。

　マススタート男子は1組目の一戸誠太郎が8位で2組目の土屋良輔も
6位で決勝に進出すると、女子も1組目の佐藤綾乃が冷静なレース運び
で2位での決勝進出をしたものの2組目の高木奈那はラスト1週の最終
コーナーでチームパシュートの時と同様に転倒し最下位に落ちて敗退。

　これには驚いたし高木奈那は今大会最初の1500で同走の中国人選手
から進路妨害されているので、どうもツキのなさが目立つ感じだ。

　決勝では男子はベルギーのバート・スウィングスが大外から最後に
韓国勢をかわして金メダルを獲得し、日本勢は土屋が6位＆一戸は8位
と両者入賞する悪くない結果だった。

　佐藤綾乃にメダルの期待がかかる女子は順調な展開だった最終周で
ロシアの選手とエッジが交錯し減速する形になり8位入賞となったが、
アクシデントがなければメダルの可能性もあったわけで高木菜那に続
き不運な形でレースを終えた。

　これでSスケートは全日程を終了し男子は森重航の銅メダル1個と入
賞が3、女子は高木美帆の金メダル1を筆頭に銀がパシュートを含め3
に入賞は5と悪い数字ではないが高木美帆頼みという感は拭えない。

　フィギュアスケートペアFSで三浦／木原ペアは141.04を出しFSだけ
では5位の成績でトータル211.89で7位入賞となり、隋文静／韓聡の中
国ペアが金でロシア勢が銀と銅を獲得する形で終えた。

　昨夜行われたカーリングで日本は前日敗れている予選リーグ1位の
スイスと準決勝で対戦し第4ed終了時点で1点づつ取り合う展開で1－
2から第5edで日本はWテイクアウトで4点を挙げると、第6edでたたみ
かける形でスチールし6－2から第7edに3点返されるも第8edで手堅く
1点追加し第9edを1点で凌ぎ最終的に8－6で逃げ切り初めての決勝進
出を決めた。

　予選リーグの戦いぶりを見ると3位決定戦だろうなと思っていたの
だが、素晴らしい戦いぶりで勝ち上がったため閉会式が行われる最終
日まで楽しみが残った。