日馬富士の目指す相撲は

日馬富士、来場所12勝以下で最後通告…横審委員長が明言(スポーツ報知) - goo ニュース

 今場所11勝4敗だった横綱日馬富士の周囲が騒がしくなってきた。
 
 5日目まで2敗を喫し6日目以降は持ち直したものの終盤には優勝を争った
稀勢の里と白鵬相手には完敗するなど内容的にも決してよくない成績で、横綱
審議委員会からも‘来場所は13勝は挙げないと’と批判されているのが現状だ。


 昨年の名古屋&秋場所を連続で全勝優勝して横綱に昇進した日馬富士
だったが、今年の初場所以外は昨年の九州場所と今年の春場所が9勝6敗に
終わりクンロク大関ならぬクンロク横綱呼ばわりされる始末。


 小柄なのでスピードに乗った取り口で勢いに乗れば強い反面、ケガなどで
勢いに乗り損ねると大関以上の勝ち越しといわれる2桁勝利もできない状態では
安定度に欠ける。


 そもそも日馬富士の横綱昇進は2場所連続優勝という事からだったが、直前の
夏場所は負け越してカド番で臨んでいたので安定感という意味からも横綱に
昇進しても大丈夫だろうかと考えていた。


 横綱昇進資格は2場所連続優勝か、それに準ずる成績という事になっている
ので2場所連続で全勝優勝すると昇進させないわけにはいかないというジレン
マがある。


 皮肉な事に日馬富士が横綱に昇進した事により それまで1人横綱の責任で
プレッシャーを受けていた白鵬が心理的に楽になって強さが復活してきた感じだ。


 更に稀勢の里も今場所の活躍で自信を付けて一気に横綱候補となれば日馬
富士の存在感そのものが希薄になってしまいかねないから、ある意味 名古屋
場所は力士生命を賭けるぐらいの覚悟で臨まなければいけなくなった。


 2敗目を喫した時に日馬富士は親方から‘ちょっと体重が増えたぐらいで勘違い
しやがって’と言われたようだ。


 確かに横綱たる者は磐石の四つ相撲で勝つのが理想だが、そういう横綱の
定義を遵守しようとして自分の最大の武器であるスピードを失うという事だけは
避けなければいけないし受けて立つタイプの白鵬に対してスピード相撲で挑むと
いう図式を作った方が日馬富士だけでなくファンにとっても面白いのではない
だろうか。

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