ゴレンジャー以前のヒーローの共闘に ついて

 先日キカイダー01は3話にしてヒーローが共闘するという特徴を持つ件を
扱ったが、思えば40年前は いろんなキャラが共闘する正式な戦隊モノは製作
されてなかったので 01とキカイダーが 頻繁に共闘する作品は珍しく嬉しい
ものがあった。


 作品の枠を越えたヒーローの共闘を最初に行ったのは帰ってきたウルトラマン。

 ナックル星人の策略によって恋人の坂田アキと師匠格である坂田健を殺害され
て心を乱されたウルトラマンはブラックキングとナックル星人の共闘の前に敗れ
ナックル星で処刑されそうになるのだが、その寸前に初代ウルトラマンとセブンが
救出に来るという視聴者にとっては燃える展開だった。


 一方の仮面ライダーでは帰ってきたウルトラマンから遅れる事8日後の72年
元旦にOAされた死神博士登場編でケガから復帰した藤岡弘演じる本郷猛の
復活編となり結果的にダブルライダーキックでライダーキックが通じないスノー
マンを倒す。


 この2つがきっかけになり72年にはウルトラマンAの1話で早くもウルトラ5兄弟
の揃い踏みが、5話ではエースとゾフィの共闘が実現する。


 結果的にウルトラマンAはウルトラ兄弟の共闘EPが印象的なEPという作品に
なったのだが、あまり共闘が増えるとエースの強さに疑問符が付くという副作用も
あるしウルトラ兄弟の共闘は相当な強敵相手でないと単なる弱いものいじめに
なりかねない。


 そこでトリプルファイターのような最初に それぞれの特徴を持った3人のキャラが
登場して合体する事で完璧なヒーローになるという作品ができて、最終的に正式
な戦隊モノという形になるのだろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
とにかくヒーロー物が多かった (柴田真紀)
2013-05-29 22:37:46
あれこれテコ入れしないと、差別化がはかれなかったんでしょう。
1年続いた作品は、大概、初期と後期でかなりイメージが変わっています(ミラーマンとか、ウルトラマンレオ)。
2クールで終わった『アイアンキング』にしても、3つの敵と戦っていますし、『仮面ライダーアマゾン』も、ゲドン編とガランダー編では、ほとんど別作品のようです。
ヒーローの共演は、当時リアルタイムで見ていた世代にとっては、イベントでしたね~。
なんだかんだで、ヒーロー共演の回は、リアルでしっかり見ていますから(ただ、今の視点で見ると、結構アラが目立つんですけどね~)。
 
 
 
そうでしょうね (こーじ)
2013-05-30 23:07:37
>柴田真紀様
 いわゆる飽和状態だったので差別化を図るには、ありとあらゆる手を使わないといけなかったのかもしれません。

 今日扱った流星ミサイルマイトもそのノリでしょうね。
 
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