2011選抜高校野球・第5日

２１世紀枠の城南、２回戦進出＝鹿児島実、東海大相模も快勝―選抜高校野球第５日(時事通信) - goo ニュース

　今日は第2試合で関東王者の浦和学院と九州王者で昨秋の明治神宮大会
準優勝校の鹿児島実が対戦し、第3試合では中国王者の関西と昨夏の準優勝
校の東海大相模が対戦する。

　ちなみに第3試合の両校は興南がらみの因縁がある。
　つまり関西は春夏連覇した興南が選抜の初戦で対戦した相手だし、東海大
相模は春夏連覇を達成する最後に対戦した相手である。

　第1試合：報徳学園 5－8 城南

　強打を誇る城南打線が報徳の田村をいかに打つかというのが焦点だが3回
までノーヒットに抑えられていた城南は4回に先頭の2番が死球で出塁すると
バントで2塁に進み4番の2塁ゴロエラーで1・3塁から5番の時にエンドランを
仕掛けタイムリーとなって先制すると、5回には2アウトから1番が2ベースで出塁
すると2番以下の4連打で2点を追加し3－0とリードを広げる。

　1回に2安打で2アウト1・3塁としたものの先制できなかった報徳は5回に7番が
ヒットで出塁し1番が歩いた2アウト1・2塁で2番がレフト線に2ベースを放ち1点
差に迫る。

　6回に城南が6番と8番の長短打で1点を追加すると報徳も7回に7番が歩くと
1番と2番の連打で再び1点差とするが、9回に城南は8番がヒットで出塁しバント
などで2アウト3塁から暴投で待望の追加点を挙げると2四球でランナーをため
4番の3ランでトドメを刺した。

　報徳も その裏に相手エラーから3安打を集めて2点を返すものの竹内から打た
れた3ランが勝負を決めたのだが、暴投で5点目を失った後に出した2つの四球が
3ランの呼び水になった形で痛かった。

　第2試合：浦和学院 5－3 鹿児島実

　1回に1番と3番のヒットで浦和が先制すると その裏に鹿実も1アウトから死球
で出塁した2番を内野ゴロで2塁に進め4番のタイムリーで同点に追いつく。

　2回に鹿実が7番が内野安打で出塁しバントと暴投で1アウト3塁として9番の
タイムリーで勝ち越すが3回に浦和も1アウトから3番と4番の短長打で追いつき
4回には四球を足場に2アウト2塁から1番の内野安打でチャンスを広げ2番の
タイムリーで再逆転する。

　再びリードを許した鹿実だが5回に四球で出塁した2番を3番がヒットでつなぐと
4番のバントをピッチャーがはじいて満塁から5番のタイムリーで逆転し、6回にも
再びピッチャーのエラーで出塁した9番を3番のタイムリーで返して5－3とリードを
広げる。

　浦和も6回に2つの四球で、7回にはエラーと内野安打で2アウト1・2塁のチャン
スを作るが得点できず。
　8回にエラーと9番のPHのヒットでノーアウト1・3塁とチャンスを広げるが1番
以下が倒れて万事休す。

　ヒット数は浦和が10本、鹿実が9本で上回ったものの与四死球が鹿実が3だった
のに対し浦和は7だし何よりバッテリーエラーが4つもあっては 勝ち目はない。

　2回に勝ち越された直後の2アウト2・3塁、5回に逆転された直後の1アウト2・3
塁、6回にも1アウト2・3塁とピンチを何とか凌いでいただけに、浦和としては勝てる
試合を落とした感じだった。

　第3試合：関西 9－1 東海大相模

　相模は故障でエースが登板できず控えで左腕の庄司が先発。
　心配された立ち上がりの1回に1番がヒットで出塁し1アウト後 連続四球で満塁
のピンチを招くが三振とライトフライで凌ぐと、2回にも1アウトからヒットと四球で
1・2塁のピンチも切り抜ける。

　打線も庄司を援護し1回に1・2番の連打でノーアウト1・3塁から2・3塁とし4番の
2点タイムリーで先制すると、2回にも先頭の7番がヒットで出塁するとピッチャー
ゴロ2つで2アウト3塁からエラーで追加点を挙げると2番の3ベースで4－0とリード
を広げる。

　更に4回には2アウト2塁から四球を挟んで2本の2ベースで7－0とし、5回には
四死球とエラー絡みで9－0となり勝負を決めた。

　結局1回の攻防が全てを決めた感じだった。