現在の男子バレーとオフト・ジャパン


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp6-230709-202307090001716

 以前から記したように最近のミシェル・ブラン監督率いる男子
バレーチームが好調で、先日終了した男子バレー・ネーションズ
リーグの予選ラウンドを最終的に10勝2敗でクリアしアメリカに
次いで2位通過したのは近年にない素晴らしい成績だ。

 何せ開幕から10連勝を飾るなどの大活躍で東京五輪でベスト8に
進出した一方、地元開催という事を考慮すると昨年の世界選手権
や今年のネーションズリーグの好成績は世界的に驚きを持って見
られている。

 とりあえず予選ラウンドでは強豪国が地力を発揮できてないと
いう要素は拭えないし、19日からの決勝ラウンドが本当の勝負と
いった見方もあるが個人的に今の男子バレーチームを見ていると
サッカーのオフト・ジャパンをどうしても思い出してしまう。

 サッカー日本代表は89年に行われたイタリアW杯アジア1次予選
で横山謙三監督率いる代表チームは北朝鮮に敗れるなど2勝3分1敗
の成績で最終予選にも残れず、責任も曖昧なままで直後の
南米遠征
に出かけるなど90北京アジア大会でも惨敗し91年の日韓定期戦では
オフト・ジャパンの中心メンバーがいたにも拘わらず韓国に敗れて
いる。

 そこでハンス・オフト氏が監督に就任すると92年8月の東アジア
4ヵ国対抗戦で優勝し、11月に行われた広島アジア大会でも初優勝
するなどチームに沁み付いた負け癖を払拭した。

 今回のブラン監督率いるバレー日本代表も、先日のブラジル戦を
勝てそうもないと思われていたのを勝つなどチームに沁み付いた負
け癖を払拭するものだ。

 たしかに強豪国は決勝ラウンドから本気を出すケースも多く予選
ラウンドの成績を手放しで喜ぶのは時期尚早ではあるが、本気を出
す前のチームにも日本は負けていたのだから大いに評価するべきだ
ろう。

 ちなみにオフト・ジャパンはご存じのように10月にカタールで行
われたアジア最終予選=いわゆるドーハの悲劇でW杯を逃すものの、
4年後のジョホールバルの歓喜で見事にフランスW杯出場を決めて
いるのを考えると急には強くはならない事は分かるが自信をつける
というのは重要だと思うのだ。

 それを考えると日本時間の21日未明に行われる予選ラウンド7位
通過のスロベニア戦で、フラン・ジャパンの真価が問われるだろう。

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