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こーじ苑
闘将、逝く・・・・・
星野仙一氏死去 死因はすい臓がん 楽天が発表「最期は昼寝でもしているような安らかな表情」
今朝起きて7:00のニュースを見ると元ドラゴンズのエース・星野
仙一が亡くなったという一報が入ってきて驚いた。
星野仙一といえば現役時代はドラゴンズのエースで引退後は古巣
のドラゴンズやタイガースにイーグルスだけでなく、北京五輪日本
代表監督も務めた球界の顔の1人。
昨年12月に殿堂入りを祝う会でも元気そうだったしガンで闘病中
だったとの事だが、ガン患者特有の痩せてやつれた感もなかったの
で‘まさか’というのが正直なところ。
明治大のエースとしてプロ入りしたものの獲得を約束されていた
ジャイアンツに指名されずドラゴンズに入団した事から打倒ジャイ
アンツに闘志を燃やし立ち向かった姿が最も印象深いが、同時に強
い者に全力で立ち向かう姿というのが野球ファンをはじめとした人
々の共感を呼び人気を得ていたと思う。
氏が引退した直後に記した本を2冊ばかり買った事があるのだが
‘大鵬よりも柏戸の方が好き’と語っていたくだりもあるように、
強い者を倒す事に生きがいを持っていたようだから案外ジャイアン
ツに入れなかったのはよかったのかもしれない。
引退後にNHKのサンデースポーツの初代キャスターになって、
あらゆるスポーツを取材していた事から完全に全国区になる。
96年にはナゴヤ球場最後の試合でジャイアンツに目の前で胴上
げを許した後のナゴヤ球場お別れセレモニーでレフトスタンドに
残っていたジャイアンツファンに‘優勝おめでとう’と語りかけた
姿は忘れられない。
どうしてもレギュラーシーズンに全力を傾けるからか短期決戦と
なる日本シリーズ優勝には74年&82年の現役時代から縁がなく、
監督としても88年・99年・03年と3度とも敗退していたので‘短
期決戦に弱い’とも言われ北京五輪でもメダルを逃すなど輝かしい
キャリアに傷を残していた。
それを払拭したのが13年のイーグルスの優勝で特に日本シリー
ズでは宿敵ジャイアンツに4勝3敗で勝っただけでなく、震災に見
舞われた仙台での胴上げは本人も万感の思いだったに違いないし野
球の神様が最後に与えたご褒美だったのだろう。
今頃は97年に亡くなった奥さんと、天国で再会しているのでは
ないかと思う。
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たしかに、こういったバイタリティを持つのは他には川淵三郎ぐらいですか。