池中玄太Ⅲ・2話レビュー

 2話の注目ポイントは未来のアメリカ留学問題。

 前回のラストで弥子の合格に浮かれる玄太だが、未来が外国人と
腕を組んで喫茶店で仲睦まじい様子を見ると心中穏やかではない。

 絵里の時と同様に不機嫌モード全開で当たり散らす玄太に対して
例によって家族は呆れ顔だが、実は未来はアメリカ留学を希望して
いるので更なる波乱の予感が満載だ。

 そこで未来は絵里の夫・奥村医師に相談に行くと経済援助の確約
は取れるものの玄太の許可が取れるかが最大の問題で、最終的には
暁子に説得を頼む事にする。

 そして見舞いに来た玄太に暁子が未来の留学の件を説明すると案
の定、玄太は激怒して取り付く島もなく病院内で怒鳴り散らした後
に奥村歯科に乗り込んで行くが強引に歯の治療をされながら説得さ
れる。

 奥村医師から‘未来の留学は玄太が鶴の撮影をするのに北海道に
出かけるのと同じ’と言われ、頭では納得しているものの…という
状態で帰宅した玄太は未来に子供の頃から何度もしていた鶴の子
別れの話に例えながら‘鶴にできる事が何でオレにできねぇんだ’
と悔やみつつ留学を許すのだった。

 一方で楠公さんは息子と腕相撲をするのだが保育園の通学時間が
迫る中‘勝つまでやる’と言われ、わざと負けてやると歌子ママから
‘あなたも年ねぇ’など衰えを指摘され次には相撲を取ると腰を痛め
てしまう。

 そこでヒデさんが楠公さんに編集長代行を頼まれ半ペラの特ダネ
スクープを待つハメになるため、あきらとの約束がパーになってし
まい一気に不機嫌モードになるだけでなく あきらが玄太の家で娘
達のために料理を作ると言い出すので更に落ち込む。

 しかも半ペラのスクープはヤクザのパーティーのアトラクション
で有名歌手が歌うのを隠しカメラを使って…というものだったが、
しっかり隠しカメラがバレてボコボコにされて帰社という形になり
‘つぶれるの時間の問題だな…ウチの雑誌’とヒデさんは呟くのだっ
た。

‘子供は親の鏡というけど本当ね、あの子達見ていると玄太さんの
事分かるみたい’というあきらのセリフには現在3人の子を持つ親
の立場としては実感するものだ。

 前回は扱ってなかったのだが井上純一演じる‘半ペラ’こと杉野に
ジッパーといわれる後輩ができたのだが、いかにもイマドキの若者
らしく妙に生意気なタイプで大京グラフ編集部名物の どなり合い
メンバーには迫力不足ではあるものの将来は楽しみな感じだ。

 それにしても普段クールに決めているヒデさんが一目ぼれした
あきらに食事を一緒にする予定が、楠公さんが腰を痛めたために
編集長代理を引き受けさせられた事からキャンセルになり半ペラ
達のスクープ写真撮影も失敗など踏んだり蹴ったりのEPだった。

 

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 日本人ボクサ... 令和で高校野... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。