佐野日大と豊川、初の4強=龍谷大平安は40年ぶり―選抜高校野球(時事通信) - goo ニュース
大会10日目は‘花のベスト8’
近畿勢同士の第1試合は2試合連続で快勝している福知山成美と
2回戦で逆転サヨナラ勝ちを演じ勢いに乗っている履正社の対戦。
打線活発な両チームだけに1枚エースである成美の石原の出来が
カギか。
第2試合は神宮大会王者の沖縄尚学に勢いに乗る豊川が挑む。
第3試合は佐野日大・田嶋と明徳義塾・岸という好投手同士の対戦
になるのだが、2回戦で延長を戦った田嶋は1日休みが多いという
アドバンテージがどう影響するか。
第4試合は前日再試合を戦った桐生第一が近畿王者の龍谷大平安に
挑む形になるが、両校とも継投が予想されるのでタイミングがカギか。
第1試合:福知山成美 6-2 履正社
1回に履正社が四球で出塁した1番をバントで送り3番の3ベース
で先制すると2回にも2安打にバントと四球で2アウト満塁から3番
&4番の長短打で4点を挙げ5-0とリードを広げる。
成美も2回に相手エラーと四球などで1アウト1・2塁、3回には8番
のヒットと9番の四球でノーアウト1・2塁から共にライナー併殺に倒れ
得点できず。
6回にも2アウトから2番の四球と連打で6点目を失った8回に9番
のPHの2ベースを足場に連打とエラーで2点を返したがそこまで。
3回表までの攻防が明暗を分けた。
第2試合:豊川 6-2 沖縄尚学
1回に豊川はヒットで出塁した1番がバントで2塁に進み3番のタイ
ムリーで先制すると4番のヒットにエラーが絡んで2・3塁から、5番の
タイムリーで3点を先行すると2回にも2アウトから1番の2ベースに
2番が死球で1・2塁から3番のタイムリーに送球エラーまで絡み5-0。
3回にも2番手の久保から6番&8番の短長打で6-0と大量リードを
奪う。
沖縄は1回、2回とノーアウトのランナーを出しながら得点できず、
4回にようやく3番&5番の連打で1点を返すが なおも1アウト1・2塁
で併殺。
8回にも1番と3番の2ベースで1点返したものの要所を田中に抑え
られて完敗。
山城が立ち上がりに捕まっただけでなく守備の乱れが絡んで5失点は
厳しいし、特に2回に2アウトから失った2点が勝負を決めた形だった。
第3試合:佐野日大 7⑪5 明徳義塾
佐野日大は1回にヒットで出塁した1番が3番のタイムリーで先制す
ると2回にも7番&9番の短長打で2点目、3回には4安打を集中して
2点を挙げるなど岸を攻めまくる。
明徳は1回に1アウトから四球で出塁した2番をバントで送り4番の
タイムリーで追いつくと6回には1アウトから5連打と併殺崩れで5-
4と逆転するが、佐野も直後の7回に1アウトから2番が2ベースで出塁
して3塁に盗塁し4番の浅い犠牲フライで返り5-5の同点。
以後は両校ともランナーを出しながら得点できず延長に入ると10回に
明徳が1アウトから3連打で満塁とするが7番のサヨナラと思われた打
球をショートが好捕し併殺で凌いだ佐野が11回に1アウトから9番がヒ
ットで出塁しバントと四死球で満塁から4番&5番の連続タイムリーで
2点を挙げ逃げ切った。
10回裏に1アウト満塁から本来ならセンターに抜ける打球を中間守備
に切り替えていた佐野が併殺で切り抜けたのが勝敗を分けた。
第4試合:桐生第一 4⑩5 龍谷大平安
2回に桐生はヒットとエラーにバントで1アウト2・3塁から7番&8番
の短長打に相手エラーで4点を先行すると平安も2回に四球で出た4番を
バントで送り6番のタイムリーで1点を返すと、3回にも2つの四死球に
犠牲フライで4-2とする。
桐生の2人の投手から6回まで3安打に抑えられていた平安は7回から
3連投となる山田を投入するが1番のヒットとエラーに盗塁を絡め内野ゴロ
と犠牲フライで4-4に追いついた。
迎えた10回に平安は4番がヒットで出塁しバントで2塁に進むと暴投で
1アウト3塁となり2人敬遠で満塁から暴投でサヨナラ勝ち。
桐生にしてみると3回に4点を取ったものの4回以降は追加点を奪えず、
山田を含めた投手陣も5安打に抑えたが9回まで与えた9個の四死球が悔や
まれる。