空を飛べないヒーロー・ミラーマン

　等身大ヒーローの仮面ライダー等は基本的に空を飛ばないが
円谷系の巨大ヒーローは空を飛べるのが特徴だ。
　ところがミラーマンとジャンボーグ９は空を飛べない。
　ジャンボーグ９はセスナが変身するジャンボーグＡのサブキャ
ラで車が変身するのでストーリー上は影響ないが、主役である
ミラーマンは空を飛べない。これは意外に珍しいのだ。
　ただ空を飛べない事が大してハンデになってない、それは光を
反射する物に飛び込んで変身するミラーマンが光を反射する物を
ドラえもんの‘どこでもドア’のように使えるのだ。
　多いのが変身する鏡京太郎が自分の部屋の鏡に飛び込んで巨大化
したインベーダーや怪獣が暴れる現場の鏡や反射する物から登場
するシーン。
　これはかなりのスグレモノで自室の鏡から月面基地にも行く事が
できるのだ。14話では1度敗れたキングザイガーとの決死のリターン
マッチに赴く時、御手洗朝子の部屋の鏡に姿を現し別れを告げる
シーンもある。またインベーダーのロケットに詰め込まれて太陽に
打ち込まれそうになった時に、かつて助けたアンドロザウルスに助け
られた後にアンドロザウルスの背中に乗って帰還中にエンジントラブ
ルで止まっていたジャンボフェニックスの表面が反射する光で地球に
戻るという裏技も披露している。
　これはある意味凄い！ジャンボーグ９などは最終回で月に行くのに
観測ロケットに体を括り付けて飛び、デモンゴーネと戦い倒したもの
の地球に戻れなくなるところだった。（後から駆けつけたPATに運ん
でもらって帰ってきたが）
　マジンガーZなどのロボット系は途中からジェットスクランダーの
ような飛行道具を装着して飛べるようになるがミラーマンは最後まで
飛べなかった。
　平成に入って円谷系の巨大ヒーローはウルトラシリーズになってい
るので空を飛ぶ事に関しては当たり前のように見ているが、意外に
ミラーマンのように空を飛べないキャラがいても面白いのではのでは
ないかと思う。