(ファントムクリスタル)
大陸のファントムクリスタルを用いる瞑想法です。
緑のファントムクリスタルを左手のひらに置き、
ゆったり呼吸して 雑念を除いてから
半眼で ファントムクリスタルを見つめ
それから目を閉じます。
ファントムクリスタルから 緑色の光が放たれる様子を観じ
その光が腕を通じて 胸の中心に入り、
胸の中央で緑色の光球となって輝く様子を観じます。
以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
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ついこないだの事。
地元に帰ってきた友達Aと久しぶりに遊ぶことになった。
田舎なもんで遊ぶと言ってもカラオケ、ボーリングくらいなもの。
二人でカラオケとかもなんだかなーって話になって、適当に車を走らせながら話をしていた。
走りながらふと思い出した事をAに言う。
「この辺りに野外スポットあるらしいぜww」
受け狙いで言ったわけだが、目的もなく走るのももったいないので
「行ってみよう!」ということになった。Aもノリノリだ。
場所の名前は知っていた。○○墓園。
調べてみると小高い山にある墓地のようで夜はひとけもなく、
広い駐車場や休憩所みたいな所でやるらしい。
スマホのナビ片手に行ってみたが、誰もいなくて興ざめ。
街灯もなく暗くて、まぁひとけを避けたいならもってこいって感じの場所だった。
周りは真っ暗、ヘッドライトに照らされて暗闇からぼんやり見える墓地が不気味だ。
ノリノリだったAも「こえー」と言いながら、早くこの場から離れたそうだった。
まぁ特に見るものもなかったので、早々に墓地から離れることにした。
不気味な体験はここから。
帰り道、来た道とは違う道を適当に走って帰ることにした。
狭い山道、しばらく走っていると赤い小さな鳥居が道に沿って立てられていたり、
ガードレールに吊られている道に出た。
不法投棄防止とかの為とは聞く。
しかし正直かなりの雰囲気がある。
墓園では特に面白いものもなく、冷めていた俺たちだったがその道を通った瞬間、Aがいきなり
「やべぇぇえ!なんだこれ!地蔵!地蔵っ!!」
と今まで見たことないようなハイテンションで言い出した。
「あそこ二つ!あっち地蔵吊っちゃってるしっ!!」
ゲラゲラと過剰なほどに笑いながら叫ぶA。
「は?地蔵?」鳥居ならあるが地蔵は一つも見えない。
「めっちゃいるじゃんwwあそことか!」
Aが指差す方向には鳥居が立っている。
「こんなにしたって無駄なのにねーww」
この一言でAはまともではないのだと悟った。
運転手の俺は前を見て運転しているわけだが、
視界の隅にはこちらに顔を向けてニタニタと笑っているAが映っている。
ただ事じゃない雰囲気にガクブルだった俺は声を震わせながらも、お互い家に帰る事を提案した。
「おう!そうだなww」 相変わらず笑いながらも快諾するA。
「地蔵、○○匹もいたな!なんでだと思う?なぁ?ww」
そして地蔵の話に戻る。
帰りの道中、Aは笑いながらずっと話しっぱなしだった。
他の話を振っても地蔵の話に戻してくる。
「吊られてるやつ泣いてたなww」
「○○匹首がなかったの、見た?ww」
「誰が地蔵用意したんだろ?ムカつくww」
ケラケラとまるで小さな子どものようにAは話す。
あまりの不気味さに内心パニクりながらも無事Aの実家に着いた。
「着いたぞ」
「ここか!ありがとよww」
後部座席から荷物を取る最中もこちらをずっと見ていた。
ニタニタと白い歯がのぞいている。
「じゃあなww」
そう言って玄関に向かうA。
笑っているんだろう、身体は小刻みに揺れている。
そして家の玄関をピシャっと閉めてAは家の中へと消えた。
玄関に向かう途中Aなにか言っているのが聞こえた。
「あぁーあ…鳥居がなけりゃ○>>0…」
もう駄目だ。
極度の緊張から解放された俺はゆっくりと息をつき車を発進させる。
Aの家から通りに出る曲がり角。
ふと目バックミラーに目をやる。
そこにはブレーキランプで赤く照らされ小刻みに揺れながら、こちらを見て佇むAの姿があった。