(聖アンナ)
■最初に1遍誦す。
★「ああ天主、我 主の限りなくきらいたまう罪をもって、
限りなく愛すべき御父(おんちち)に
背(そむ)きしを 深く悔(くや)みたてまつる。
御子(おんこ)イエズス・キリストの流したまえる
御血(おんち)の功徳によりて わが罪を赦したまえ。
聖寵(せいちょう)の助けをもって今より心を改め、
再び罪を犯して 御心(みこころ)に背(そむ)くことあるまじと
決心したてまつる。アーメン。」
★「天主の愛したまえる 全ての者の喜びなる聖アンナ、
御身がマリアの御母(おんはは)なるがゆえに
常に我らの擁護者となりたまえ。」
■各大玉で誦す。
★「これまことにして わが御母(おんはは)よ
わが悲しみを ことに 最終の苦悶を
悦びへと変えたまえ。」
■各小玉で誦す。
★「聖なる聖アンナ いと聖なるマリアの御母(おんはは)よ。」
■ロザリオの最後に誦す。
★「聖アンナ キリストの御祖母、
天主の御母(おんはは)の母よ、
御身の大いなる幸いゆえに 我らを憐みたまえ。
御眼(おんまなこ)を我らに向けたまいて
我らの涙を拭い わが苦しみをなだめたまえ。
ああ わが御母(おんはは)聖アンナ、
かくのごとき 麗しき聖寵(せいちょう)をもちて
御身は生れたまいしなれば、
己の悩みを御身に打ち明ける者を 御身は常に助けたもう。
ここに御足下(みあしもと)に伏して
我は 御身に御助けを求むるために来たれり。
御身が御腕(みうで)に童貞マリアを抱(いだ)きたまいし時の
御喜びゆえに 御憐みもて 我を見そなわしたまえ。
御身は天主の御祖母にましまして
悲しめる者の慰めなれば
また御身が得たまいし大いなる御悲しみによりて
我を慰めたまえ アーメン。」