宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

ひとりカリキュラムを組んでみる

2011年04月15日 | にわかロシア語
NHKラジオ『まいにちロシア語』「ニュースがわかる応用編」、予習をがんばっている。
聴いて全然分からないのはあいかわらずなのだけれど、少し慣れてきたのと、前の記事に出てきた言葉が、次の記事にも出てきたりするので、予習にかかる時間は少し短くなった。
内容も興味深いので、そんなに苦にならなくなった。
今週は、ロシアとフィンランド、ロシアとイギリスとの関係についてで、大体外国語の学習では対日関係がよく出てくるけど、よその国同士の歴史やつながりを知るのもおもしろい。
録音失敗が何度かあって、せっかく予習したのに、繰り返し聴けないのが残念(T_T)
(他言語講座のようにネットストリーミング、やってほしいなぁ・・・)

昨年の『アンコールまいにちロシア語』「会話力アップの実践編」でも、うっすら思っていたのだけれど、前期のラジオ講座基本編、中級編、およびテレビ講座の学習だけでは、まだカバーされていない文法事項があるのだと分かった。
これまで気づいたのは、

中性名詞複数形の格変化(やっぱり男性名詞とはちょっと違う)
形容詞複数形の格変化
形動詞
副動詞

幸い(というか当たり前なんだろうけど)パスポート初級露和辞典に、格変化や説明が載っていたので、とりあえずは、テキストに出てきたら確認するようにしよう。
(ほんとは、黒田龍之助先生もお薦めの『標準ロシア語入門』(白水社)など、隅から隅までやれば、文法事項がすべて身について自信もつくのだろうけれど、ラジオ講座を終えた後だと、「また『これは~です』からやるのもなー・・・」とためらわれるのであった・・・)

前項で「まだ初級段階の私がニュース記事に取り組んでいいのか・・・」とちょっと悩んでいたことを書いたのだが、その後、
「でも、そういえば、語学学校のカリキュラムって、基礎の後は、文法、読解、リスニング、会話・・・というように、いろんな科目に分かれていたのではなかったっけ?」
と思いつく。
独学ロシア語も、今のラジオ講座を「時事ロシア語」とするならば、それだけじゃなくて、文法も初級会話も並行してやっていけばいいのよね、易→難 と段階を踏まないとと思っていたけど、易も難も同時進行でいいのでは? ということで、気を楽にした。
まぁ、ロシア語ばかりやっているわけにいかないので、長いスパンの中で、どれもちょこっとずつ、という感じになりそうだけど。

で、なんとなく自分用カリキュラムの参考に、ロシア語科のある大学や専門学校のウェブサイトを覗いてみたら、これがまぁなんとうらやましい、毎日ロシア語に没頭できるなんて、今学生だったらばりばり勉強するのになー・・・と一瞬遠い目に。
が、実際に自分が学生だったころを振り返ると「仮にも大学生なのに、また中学生みたいなことをするなんて」と思っていたフシがあって、ゆえに、第二外国語(フランス語)の大切な基礎段階もおろそかにしてしまっていたのだった・・・(T_T) バカバカッ

難しくてもがんばるべきか?

2011年04月03日 | にわかロシア語
NHKラジオ『まいにちロシア語』「ニュースがわかる応用編」
聴いてもさっぱり分からないし、テキストの文章を漠然と眺めていてもほとんどとっかかりがない。

そこで、意を決して(?)、知らない単語は全部意味と変化形を確認して、和訳を参考に単語同士のつながりや文章の構造を点検してみた。
これがまた、テキストに解説がない単語でも、知らないものばかり。はっきり言ってほとんど知らない。これでは何回聴いても意味が把握できるわけがない^^;

前期の『アンコール・・・』「会話力アップの実践編」も、知らない単語ばかりだったけど、親しみやすく、なんとなく分かった気になれたものだった。日本語でもそうだけど、やっぱり日常会話と新聞記事では、とっつきやすさが違うのだな。

で、遅々として進まない(すごく時間がかかった!)単語調べをやりながら、ふと思ったのは、「ああ、この感じ・・・高校時代の英語の予習を思い出す」ということだった。
いかにも「お勉強」という感じだけど、あのころせっせと調べた単語や、文構造を把握する練習が、結構、私の潜在的英語力を支えているのかもと思うのだった。
中学から高校へと段階が上がるように、ロシア語も初級から次の段階に行くためには、こんなふうに、うんうんうなりながら(?)分からないことに向かっていく時期が必要なのかも・・・

と思う一方、不安もあるのである。
こんなにも分からないということは、今の私の段階では、新聞記事に取り組むのは早すぎるのかも? むしろ、その先に、基本的な語彙と日常的な文章・会話を練習することに時間を割くべきなのでは・・・?
やっぱりねー、日常的なことが十分に言えないうちに、抽象的な言葉を詰め込むと、のちのちひずみがでてくる気がするんだよねー。英、仏語においては、ちょっと(かなり)そういう傾向があって、実際会話するときに、こんな簡単なことが・・・という言葉が出てこなくてあせったりするので・・・

しかーし、永遠に時間があるわけではないし、いつになったら新聞記事に取り組める能力に達するのか分からない。難しい単語を辞書で調べているうちに、同じページの日常単語も目に留まりやすくなるだろうし、派生語から元になる基本単語も一緒に覚えられるかもしれないし・・・ということでとりあえず、しばらくやってみようと思う。
月~水の入門編は、まだ発音練習で余裕だし(か?)、木・金の2回分だけだから、なんとか・・・^^;

ロシア語2年生

2011年03月31日 | にわかロシア語
明日から4月、NHKの新講座ももう始まっている! ということで取り急ぎ。

ロシア語を始めて1年が経った。
基本文法は一応ひととおり理解したので、次は、スムーズに理解・活用できるように練習練習、というところか。
未知の単語も、前よりも、自分にくっつきやすくなってきたような気がする。(ヘンな表現ですが)

後半ややたまっていたラジオ講座の録音と、テレビ講座の録画は先日消化した。
『テレビでロシア語』は第23課のみ見逃してしまったので、次のためにここに書いて覚えておこう。
この「シベリア4都市紀行」シリーズは、あらためて再々々々放送(!?)に足る良質な番組だと思った。
話題が多岐に渡っていて知的好奇心が刺激されるところが良い。
「ジーマといっしょにサバイバル単語」コーナーのセンスも好きだった^^

NHKラジオ『まいにちロシア語』「気軽に話そう単語から始める基本編」は、後期の再放送も完走した。後半忘れていたところもあったので、2回やるというのは大切かも?
『アンコールまいにちロシア語』は、基本編の次のステップとしてとても役立った。
中級編は、一見「基本編でもうやったよ」という気になりがちなのだけど、いくつかの文法事項について、あらためて注意してみることによって、「わかる」から「できる」に近づいたような気がする。でも、もう1回復習しないとなぁ・・・
実践編は、放送時はただ聴いていただけだったので、録りためた分を、もう1回聴いて、覚えるべきところを覚えたいと思う。

個人的には初めてのロシア語講座ということもあって、前の形式にどっぷりはまっていたので、今期のテキストには、やや違和感が。
でもそのうち慣れるでしょう。
筆記体はあまり練習していなかったのでちゃんとやらねば。
本日は「ニュースがわかる・応用編」を聴いたのだが、まるっきり分からずがっかりorz
文章をじっくり読み取ろうとしてもすごく難しく感じる。
続ければなんとかなるかしら~。

ともあれ、今年も続けるぞという決意を記して、この項終わり。

時差ありバレンタインデー

2011年02月16日 | にわかロシア語
(以下、バレンタインデーについてではあるんですが、具体的な内容としてはまったく関係ありません・・・^^;)

ヤナ・ルドコフスカヤさんのツイッターをたまに見ている。
ヤナさんは、実業家、プロデューサーにして、フィギュアスケーター・プルシェンコさんの奥さんでもある。
最初は、プルシェンコさんの近況も分かるってことで見始めたと思うのだが、このごろは、ロシア語を読む練習の場のひとつという感じになっている。
ぱっと見て、ロシア語が読めないので、すぐ閉じる、ということがほとんどなんだけど^^;
ところが、本日は、おやっ、ぱっと見て、するっと意味が把握できたような。
そのツイートはこれ↓
http://twitter.com/yanarudkovskaya/statuses/37139872753917952

翻訳すると
「みなさんに愛の祝日おめでとう!!!わたしたちの人生にこんな日があるなんて、なんて素敵なんでしょう」
ということでいいんでしょうか。

ちょうど本日NHKラジオ『まいにちロシア語』第93課で「祝日おめでとう!」という表現をやっていたからかも。
それと、やっぱり、ほとんど決まり文句というか、万国共通で言いそうなことだから、予測しやすいということもあるのかな。
ともあれ、すらっと読めると嬉しい。
そしてじっくり読む(見る)と、うーむ、все(みんな)の対格、любовь(愛)の生格はこうなるのかー、などと、いちいち勉強になるなー。

後半の здорово という単語が分からなかったので、マイクロソフト付属の翻訳ツールを通すと「クール」と出てきた。英訳でも「cool」。
露和辞典を見ると「素晴らしい、結構なことだ。」とある。
辞書の単語の並びを見ると、このздорово は здоровье(健康)から派生しているようだ。(たぶんそうだと思うんだけど、どうなんでしょう~^^;)
ロシア語では「健康である」ことが、いわゆる「クールである」ことにつながるのかな?と勝手に解釈。ほほえましいというか、文字通り健康的で良いなぁなどと思うのであった。

ちなみに
здорово のアクセントは最初の о にあって、発音は「ズドーラヴァ」。
здоровье のアクセントは 2番目の о にあって発音は「ズダローヴィエ」なのに・・・
アクセントを間違えて覚えると、全然違う発音になってしまって、知っている言葉のはずなのに、聴き取れない通じないで悔しい思いをしそうなので、気をつけなくては~

残念ながら・・・

2011年02月10日 | にわかロシア語
2月7日は「北方領土の日」だったそうだ。
関連ニュースで、北方四島(どの島か分かりませんが)に入植したロシア人男性の短い映像が流れた。
今そこに住んでいるロシア人としては、まぁそう言うだろうという内容だけど、「ここはわれわれロシア人の領土だ」と主張する感じの字幕が付いていた。
映像の男性が、最初に「К сожалению…(クサジャリェーニユ)」と言っていたのが、聴き取れた。
(それ「だけ」しか、聴き取れなかった^^;)
К сожалению…
ちょうどNHKラジオ『まいにちロシア語』第90課に出てくる表現だ。
「『残念ながら、せっかくですが』という意味の表現です」とテキストにはある。
講師の柳町先生は「なるだけもうしわけなさそうに言ってみてください」とおっしゃっていたはず。
なので、映像のロシア人男性は、「日本の人には悪いけど・・・」というようなもうしわけないような感じで言っていたんじゃないかと思った。
字幕にはこの部分はなかったから、細かいニュアンスが伝わらなくて誤解がありそう。
まぁ、「残念ながら」といやみを言う場合もあるから、なんとも言えないけれど、少なくとも、この表現には、日本人に対する礼儀があると思う。
(慇懃無礼という可能性もないではないが・・・表情は微妙でよく分からなかった)

礼儀正しさといえば日本のお家芸(?)、首相も慇懃無礼ないやみのひとつでもかましてみればよかったのにねー、野党時代の菅氏のキャラクターのままだったら、ロシア側も苦笑せざるをえない(勝てないまでも一歩退かせる)パフォーマンスができたような気がするのだが。

※2月11日に放送していた『まいにちロシア語』(前期の再放送)第90課を聴いたら、柳町先生は「もうしわけなさそうに」とはおっしゃっていませんでした。訂正いたします<m(__)m>
でも「残念そうに言ってください」ってことは、意味合いとしては同じようなことかと。


目標/講座出演者への親しみ

2011年01月11日 | にわかロシア語
ロシア語学習のきっかけ、というか、漠然とした到達目標のひとつは「フィギュアスケートのロシア語解説を聴き取る」ことであった。
到達にはまだまだ遠い・・・(っつーか、You Tube では競技映像を観ることが多いんだけど、ロシア語解説は大体演技中は黙っているので、言葉を発している部分はごく短いのであった。でもそれはそうあるべきで、日本のテレビ放送で演技中に発せられる言葉がいかに空疎なことか・・・日本語学習者が必死で聴きとって内容を把握してがっかり、ということがよくありそうな・・・と余談)

それはそれとして、後に、もうひとつ目標が加わった。
昨年読んだ本のひとつに『昨日のように遠い日 少年少女小説選』(柴田元幸選 文藝春秋)がある。
その中のハルムスの作品が、とてもおもしろかったので、原文をウェブ検索してみた↓

http://daharms.ru/
http://znayka.net/daniil-kharms/

が、当然ながら今の私にはまるっきり歯がたたなかったのであった・・・
でもまぁ、学習を続ければ、原文も読めるようになるかな、ということで、継続のためのモチヴェーションがひとつ増えたのであった。
ハルムスの経歴と作品については、日本語で、ここでも読める。↓

http://www.villagebooks.co.jp/villagestyle/monkey/kharms/index.html

訳者の名前に見覚えが・・・と頭をひねってみて、それは『アンコールまいにちロシア語』「会話力アップの実践編(木・金曜日)」ゲストのひとり、ヴァレリー・グレチコさんだ、と分かった。研究テーマはロシア・アヴァンギャルドとあるし、間違いない。

直接何の関係もないけど、自分が視聴しているNHK語学講座出演者のお名前を、他の場所で発見するとなぜか嬉しくなるものですね。

他の場所といえば、これまた何の関係もないんだけれど、丸谷才一氏の座談集、とは言わないか、湯川豊氏を聞き手に語ったものを文章にした『文学のレッスン』(新潮社)という本を読んでいたら、ふいに「貝澤哉(かいざわはじめ)さんの論文を読んでいたら・・・」という一文が出てきた。
「ん?知らないけどなぜか馴染みがある名前・・・」と頭をひねってみて、それは『アンコールまいにちロシア語』「会話力アップの実践編(木・金曜日)」講師の方のお名前だと分かった。
19世紀(だったか?)のロシアの雑誌を見ると、当時の市民社会の形成のされ方が分かるというような話が続いていたので(図書館で借りて返してしまった本なので内容うろ覚えです、すみません・・・)、間違いない。
意外なところでお名前を発見して、嬉しいというか不思議な感じがしたので、書き記してみる次第。

貝澤先生の、ラジオ講座を聴いての印象は、「若いのに、落ち着いた話し方をされる方だなー(63年生まれの人は私の中では先生としては若い。世間的にはもはやそうではないのだろうけれど・・・)」というものであった。
でも、テキスト執筆も先生が直接されているようなので、このすっとんきょうな主人公ミキちゃんを造型するからには、きっと、もっとヘンな、というかおもしろい一面を隠し持っている方に違いない、などとつらつら思ってみたりする。
(テレビ・ラジオの講師の方って、芸能人ではないのに、こんなふうに知らない人間から勝手にあれこれ言われたり想像されたりすることが多そうで、気の毒というか申し訳ないような気もするのですが・・・まぁ大学で直接学んでいる学生ならもっと言ってるか・・・私の場合、それだけ熱心に視聴しているというだけで、他意はありませんので、お赦しを^^;)

漢字っぽい?ロシア語の単語

2010年12月02日 | にわかロシア語
ロシア語の語彙に関しては、ラジオ講座に出てきた単語(「会話力アップの実践編」は除く)は順次すべて覚えようと思っているのですが、それも、なかなかままなりません。
「単語帳代わりに使う」というネットにあった言葉に惹かれて購入した「パスポート初級露和辞典」ですが、この「初学者に必要十分な7000余語」を全部覚えられる日が来るのでしょうか^^;
(あ、私の場合、単語帳代わりといっても、暗記しようという気は、はなからないんですが。挫折感で暗くなるだけなので・・・)
まぁ、覚えられなくても、ただ開いたページを眺めているだけでも結構楽しいものです。
この辞典、掲載語数が少ないせいか、単語の並び方を見て、感心することがしばしばあります。
以下、独学ではなくて先生がいたら教えてもらえることなのかもしれませんが。

例えば、テキストに出てきた
「родители両親」
という単語を辞書で引いてみたところ、その前後には以下のような単語が並んでいる。
「род 出身(種類、(文法の)性)」
「родина 祖国、ふるさと」
「родиться 生まれる」
「родной 肉親の、生まれ育った」
「родственник 親戚」

ほほぅ、語幹(でいいのかな)が共通するものは、イメージが共通している。ひとつ単語を覚えると芋づる式に知っている単語を増やせそう。
(「増やせそう」と思うのと「実際増える」かはまた別なんだけれど^^; とりあえずひっかかりやすくはなりそう)
これ、例えば英語でもそうかというと、案外そういう例は少ないような。基本語彙だと、イメージが似た単語でも、語源はばらばらという気がする。
(上の例に倣えば、「be born (bear) 生まれる(産む)」と「native 生まれながらの 」は別物だし)
むしろ、「親」という字が「親戚」「親密」etc. とバリエーションをつくるような、漢字の熟語に似たような印象を受ける。

漢字っぽいといえば
「деревня 村、田舎」と
「дерево 木」
が並んでいるのには、不思議の感に打たれた。
漢字もそうだけど、村って、大きな木の元にあるイメージだ。
この例に倣うと、
「гора  山」と
「город 町、都市」
も、「町は山のふもとにある」あるいは「町は周辺よりも隆起している(←人口が密集してにぎわっている)という点で山と共通している」ということで似ているのかなー、などと思ったけれど、単語の並びとしてはやや離れているので違うかもしれない。
(間に入っている単語は以下のようなものだし・・・
「гордость 誇り」
「горе 悲しみ、不幸」
「гореть 燃える」
・・・でもなんか「隆起している」「周囲から突出している」という点でイメージが似ているかも???)

実のところどうなのか分かりませんが(と適当に流してしまうところがまったく学究肌でない私^^;)、ともあれ、ロシア語の単語、おもしろい、と思った一例を書いてみました。

格変化について1

2010年12月01日 | にわかロシア語
全体に何を言っているかはいまだ私にはさっぱり分からないのですが、You Tubeにあるロシア語のフィギュアスケート映像で、小塚崇彦選手のことを、しばしば、「タカヒカ カヅキ」と言っているのが聞こえます。
「コ」が「カ」になるのは、アクセントがない o は ア の発音になるという法則に従っているのですよね。
そして、「小塚」の語末が 「キ」になるのは、おそらく、「小塚選手演技」「小塚選手得点」というようなことを言うために、生格形に格変化させているのではないかと思うのですが、どうなんでしょう~。
外来語は格変化しないと習ったような気がしますが(ラジオ講座で)、そういえば、日本語における「の」、英語における「of 」に当たるような言葉はロシア語には、ない。
(んですよね? って何を書くにも確信が持てないなぁ~)
ゆえに、格変化させないと、たとえば「演技」と「小塚選手」を結びつけるものが何もなくて、ロシア語の文として成り立たなくなってしまうということなのでしょうね。
しかし、ロシア語ネイティブの人は、おそらく、そんなことをごちゃごちゃ考えているわけではなく、「語末が『ア』の発音のままだと、なんかおさまり悪いな~」というような感じで、感覚的に変えてしまっているのではないかと推察します。

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そういえば、格変化にかぎりませんが、
『アンコールまいにちロシア語』では、黒田先生が、ゲストのカーチャさんに向かって、しょっちゅう
「ねえねえ、どうしてこうしないといけないの? なにか決まりがあるの? こう言ったら変なの?」
などと尋ねている印象があります。
(しょっちゅうということもないかもしれないけど。このあいだ聞いたのは、場所を表すв とна の使い分けについて)
カーチャさんにとっては、「このほうが自然だから」「理由は分からないけれどおかしく聞こえる」etc. としか言いようがないことが多いようで、そりゃそうだろうなーと自分が日本語について聞かれたときのことを思って納得しています。
(たぶん言語学的には説明できるのでしょうけれど、カーチャさんは、それは自分の役目ではないと思っているのかも。ということはあの二人の会話には「とにかくそういうことだから(質問のお便りを出す前にまず)まるごと覚えてね」というお願い(?)が暗に込められているのかも?)

テレビ講座に出てきた食べ物など

2010年11月06日 | にわかロシア語
↑キリル文字のレタリングを入れたかったのですが、ロシア語入力しようとするとソフトがおかしくなってしまって、結局無理でした・・・
残念無念・・・

『テレビでロシア語』第5課の「今日のポイント」で
「これは何の(どんな)○○ですか?」の練習をした。
テキストにない例で、出てきたのが、チーズケーキ。
チーズは、сырだから、えーと・・・と思っていると、
Какой это торт?
Это сырный торт.
と、言っていた。
ホールケーキではなくカットケーキだから、пирожноеではないかな?と思ったのだけど、まぁ、男性形で分かりやすい単語を選んだのかな。
ともあれ、食べ物には耳ざとくなる私、「チーズの」と形容詞形にしてつなげればいいのだと、しっかり記憶にとどめた。
(でも、なんとなく、いわゆるチーズケーキって、もともとはロシアになかったもののような気がするのだけど・・・どうなんでしょう~?)
例に倣うと、チョコレートケーキは(一人分の小さいケーキとして)
шоколадное пирожное 。
辞書には、チョコレートアイスクリーム(шоколадное мороженое)の例が。

第6課のテーマは、「シベリア鉄道の旅」。
「もっともっとロシア」のコーナーは、シベリア鉄道車内リポートだった。
食堂車の紹介も後でやっていたけど、リポーターのカーチャさんは、インスタントラーメンでのお夕食。
(^^;車内の設備やサービスを紹介するのに、いい導入になるからなんですよね)
テキストのスクリプトを見ると、インスタントラーメンは
лапша быстрого приготовления
外来語ではなくて、純ロシア語で表現されている。
パスポート露和辞典では、最後の単語が見つけられなかったのだけど、動詞形から推察するに「速く用意できるラーメン」という意味合いか。
そういえば、日本語の「即席めん」という言葉は、ぴったり対応するね。
(でも、最近「即席めん」って声に出して言ったことがないなー)

リポートでは、車掌さんにフォークを持ってきてもらっていた。
フォークは、вилка
車掌さんは вилочка と言っている。これは日本語で「お箸」とかいうような、丁寧語っぽい感じになるのかな?
ちなみにスプーンは ложка (辞典で見た)

・・・テレビ講座は、全体に聞き流している感じなのだけれど、ちょっとでも触れておけば、次にほかで出会ったときに楽に覚えられるかも?と思って、書いてみた。

そうそう「うさぎ」は заяц (ザーイツ)。
5月にノルシュテインのアニメーションを見たとき、キツネ лиса(リサー 「サ」にアクセント)は覚えられたのに、ウサギは聴き取れなくて気になっていたのだった。

ロシア語学習ビデオ?

2010年11月03日 | にわかロシア語
11月3日は文化の日ですが、
ファンの方のブログを見て、今日がフィギュアスケーター・プルシェンコ選手の誕生日でもあるということを知りました。

Поздравляю вас с днём рождения,Евгений Висторович!
(パズドらヴリャーユ ヴァース ズドニョーム らヂジェーニヤ、イヴギェーニィ ヴィークタらヴィチ)

プルシェンコさん、お誕生日おめでとうございます!

なんとなくタメぐちでは恐れ多く、名前プラス父称で、敬意を表してみました。

で、そのファンの方のブログに紹介されていた、You Tube映像なんですがー↓
(ブログ作成者の方、もしいらっしゃいましたら、厚く御礼申し上げます! この件だけでコメントを残すのも、自分のブログの宣伝みたいで気がひけるもので・・・)

Plushenko MTV -interesting scene 2 (with rough eng translation)
http://www.youtube.com/watch?v=wrjvh8TPlaA

やっ これは学習教材としてうってつけ(かも)。
これまでラジオ講座で学習した言い回しがいくつも聞こえてきた。
(яблочный сок (りんごジュース)っていうところからして初級学習者には嬉しい。
全体として何を言っているのかはやっぱり分からないけど^^;)

と、これは、最初にざっと観た時の印象だったんだけど、紹介欄(?)に付けてくださっている英訳や、コメントを読んで、また聴いてみたところ、ようやく、どうしてこの映像が学習用っぽく感じられたのか納得した。

冒頭、大声で言っているС кем (スキェム)、これは、with what のことですな、覚えた! 
と、合点しかけてしまったが、わー違うよ。
кемは кто(誰)の変化形だ。
これだと、「ジュースに誰を入れるの?」 になってしまう。
正しくは、что(何)の造格を使ってС чем (スチェム)だ。
それで、プルシェンコさん、笑ってたのねー。
万事こんな感じで、ロシア語が母語ではない(んですよね?)お二人との会話を面白がっているのねー。
でも、言葉がちょっとくらい不自由でも、一緒に楽しく「音楽をつくれる(書ける)」のねー。

うんうん、これはロシア語学習者には元気がでるビデオだ。
またじっくり聴いてみよう。