宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

不可解なこと

2010年02月27日 | テレビ・ラジオ・映画など
(前項からの続きで)

NHKといえば、最近私はほぼNHK放送しか観てないんだけど、ひとつ不可解なことがあった。

毎夜7時半からは、オリンピック番組をやっていて、時々視聴者からの応援メッセージを紹介している。
26日はいつにもまして大量のFAXが届いたそうでボードに貼り出されていた。
「真央ちゃんおめでとう」とか「3選手ともお疲れさま感動をありがとう」とか、似顔絵イラストつきで、特にちっちゃい子が描いた絵はほほえましい。
私も時間があったら似顔絵描きたいんだよねええ。

それはいいんだけど。
司会のひとりベッキーが、「中にはこんなファックスも」と紹介したのが、イラスト付の「キム選手金メダルおめでとう」FAX。
最後に金メダリストの演技をもう1度放映するためのきっかけとして、そういう演出をしたのかもしれないけど、おかしくない??
私は決して嫌韓ではないし(韓国映画はむしろ大好き)、キム選手のガーシュインも好きなので(まぁ2回見ると、にわか鑑賞者でもさすがに「世界最高得点か・・・な・・・?」と思うけど)、これは全く素朴な疑問なんだけど、他競技や過去オリンピックにおいて、こういう応援メッセージが紹介されたことはあるのだろうか?
「素敵」「憧れる」「好きになった」ならいいと思うけど、日本の公共放送が(本人に直接言うならともかく)あの場で「おめでとう」を紹介するのは、グローバル・スタンダードでルール違反だろう。

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27日には、浅田選手とキム選手をライバルとして捉える1時間番組をやっていた。
二人の選手の違いを冷静公平に描き出そうとしたなかなかの好番組だったと思う。
けれど、カタリナ・ヴィットに「キム選手は世界最高得点にふさわしいすばらしい演技だったと思う」と言わせるのは・・・どうなんだろう・・・
彼女は成長期を旧共産圏で送った人なんだよなぁーと思うと、なんとなくプロパガンダっぽくみえてくる・・・これは偏見と言われたらそれまでなんだけど。
(全体に、フィギュアスケートを愛する製作者の、NHKの内部事情からくる苦労が伝わってくる内容だったような・・・うがちすぎかもしれないけど)

ま、それはいいとして
二人の少女の成長物語としては面白かったけど、戦略の違いがどういう背景で生まれて、なぜオリンピックであれほどの得点差につながったのか、そのへんのところを今度は『追跡! A to Z』で、ぜひお願いしたい。

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