auマンデイの月曜日に映画を観た。
『怪物』
前情報を仕入れるべきか迷って、ネットでちょっとだけ感想コメントを読むと、情報を入れない方がいい派と、ある程度知っていた方がいい派に分かれていた。
ネタばれ以外のコメントで「3つの視点に分かれて語られる」というのは読んで、確かにその情報を仕入れたことで、途中で混乱しなかったから良かったような気がするけど、でもそれも一切なしで白紙の状態で観ていたらまた違った衝撃があったような。
また「クィア・パルム賞」受賞ということで、そういう要素がある話だと予測できるのも、良し悪しかな。
いずれにしても、俳優さんたちの演技が全員すごくて、舞台になっている諏訪市の風景は美しく、引き込まれた。途中から尿意が気にならなくなるくらい^^;
坂本龍一さんの音楽は、既存の曲も、映画の画面と合っていて本当によかった。いろいろ書いていたわりに恥ずかしながら最後のアルバム「12」はちゃんと聴いていなかったのだけど、こうして劇伴音楽としてじっくり聴けてよかった。
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映画の評価とは別だけど、こういう話だと、ますます学校の先生になりたいと思う若者は減ってしまうよねとは思った。現代社会を憂える製作者はそういうことも考えてほしい。
それはそれとして、永山瑛太演ずる保利先生、主観的な演技では、歌人穂村弘さんをふと彷彿してしまったのはなぜ?エッセイとかの印象か? そういえば穂村さんと瑛太さんは対談で似ていると話していたようないなかったような…(あまりにも記憶があいまい…)
保利先生が小学生のときに書いた作文、世代を感じさせるのがうまいなぁ、と思ったけど、野茂選手はともかく、西田ひかるさんは当時の日本カルチャーを知らない人には「?」だろうなー、と思ったけど、今は検索すればなんでも分かるから便利な時代だ。
鏡文字とか、ひらながの名前の並びとか、字幕翻訳ではどう伝えているのかなという興味も。
時間がなくだらだらした感想になってしまった…
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