占い師の日記

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一枚の手紙・12

2017年08月25日 08時00分00秒 | 温泉での出来事 - 手紙の謎
一枚の手紙 12 



悪魔 ・・・一般的には、神と対極の存在とされるが、

その正体のほとんどが、神の御使い(みつかい)である

 天使や神獣が神落ちした姿である
・・・。

この神落ちというのは、神との契約に従い存在するはずの者が

その契約を不履行もしくは、達成出来なかった際、

穢れを身に纏ってしまい、そのことで契約が解除され、

 堕天と呼ばれる現象
が起こり、悪魔として存在してしまう

仏教で言えば、天部童子クラスに相当する存在

もちろん、堕天すれば神仏の加護は消え失せる為、

力はかなり落ちるが、それでも人間にとっては、

恐ろしい存在でもある・・・

かく言う人間も神の写し身としてこの世に存在して

いる以上、業を積み、所業が著しく天命と反すれば

堕天と同じ現象が起こり、魂が穢れ、加護を失い、

 悪魔と同じような存在になることも



透明「という存在を使役しようとは

   神が許しても、俺がゆるさ~~~~~ん 

 円「何言ってんのよ~~~ 

   頭の中で勝手に前説してんじゃないわよ~

   それに、私は魔女よ

   悪魔の一人や二人使役して改心させること

   くらいできるんだから~

透明「あっそっか

   い、いやそうじゃない

   この子は、人心操作系の悪魔

   やはりお前が使役することに問題があるとしか

    思え~~~~~ん
 

主格「お、おい・・・な、何があった・・・ 


大きな声に反応し、主格が再度現れる・・・。


 円「ちっこの頭でっかち~

   この世の中私くらい優秀な魔女に

    操作された方が、世界は平和になるはずよ~
 

主格「えっえっ 

透明「どこからそんな、自信が生まれるんだ~~~ 

   どちらにせよお前の世界征服の夢は、ここで

   終わらせてやる~~~

主格「せ、世界征服 

 円「望む所よやってやろうじゃない



キョウダイ喧嘩勃発かと思いきや・・・


主格「ま、待て、おんしら 

六羽「らめ~~~~~~~っ 

透明「うおっ

主格「ぐおお~~~っ 

 円「うるさ~~~~い~~~ 


頭の中に、大きな声がガンガンに木霊する


六羽「喧嘩めっ

透明「む、六羽

 円「ううっ・・・頭痛い・・・

主格「な、なんなのだ・・・・くっ 

揚羽「六羽センパ~イお、おいて行かないで

   くださ~い~~~

透明「む、六羽わかったから、もう喧嘩しないから

六羽「にぱっほんと~

 円「ほんとほんとだから

主格「

六羽「よかった~

透明「はぁ~

 円「あたたたたっ・・・さすがに油断したわ

   でも、どうするつもりよ

   このままじゃ、格さんが保たないし

   ダブルで神落ちとかありえないんだけど

主格「いっ・・・ 

 円「それに、あんた手紙で助けてって

   言われたんでしょ

透明「うっ・・・それはそうなんだけど・・・

 円「悪魔って言っても、その子それぞれ個性も

   違うし、元々は神に使えた神格もちよ

   全ての悪魔が邪な考えの元で存在している

   ワケじゃないし、私が使役している悪魔も

   改心変位の為に使役されて契約を果たしている
   
   子ばかりだから、言うほど悪い子はいないわよ

透明「それは、お前と使役している子が、たまたま

   ウマがあっているだけだろう

   神落ちして穢れを生む子は、存在自体が人間に

    悪影響を起こしてしまうのだから
、安易には

   考えられないだろう

主格「い、いったい、なんなのだ・・・ 

 円「だ~か~ら~私が契約をもって使役して

   能力の行使を制限すれば、問題ないじゃない

透明「ううっ


でも、確かにそれしかないかもしれない・・・。

今回はたまたま、円に手紙という呪符を上手く

送れたから何とかできたけど、もしここでこの子の

ことを無視すれば、今度は他の人が呪われる可能性

でてきてしまう・・・・


 円「しっかし陣のやつ

   封印が甘いのよねぇ~

   格さんもイッパイいっぱいで、制御しきれて

   ないし、存在自体が陰極の気を引っ張ってきて

   しまうから、お墓にたむろしている低級霊も

   集まってきて、余計格さんが疲弊して

    役に立たなくなって来てるじゃない

   その上、穴が大きくなってるんじゃないの

   外界にこれ程干渉できる状態だから、

   これじゃぁ、今回みたいに被害が増える

   一方じゃない

主格「うっ・・・ 。」

透明「ふぅ~・・・・わかったよ

   どんなに考えても、今の最良はそれしかない

   だけど・・・。」

 円「

主格「

透明「朱印となる契約内容は、私が作るからな

 円「げっそ、それは、ちょっと・・・

透明「何か不都合でもあるのか

 円「い、いや・・・

透明「偉大な魔法使いの円さんは、この悪魔を改心させ

    変位させることで、無害な存在にするんだろ

   だったら、簡単に人の心に入り込むような

   契約はしない方がいいよな

 円「ううっ・・・わ、わかったわよ~

   それでいいわよ

主格「ちょ、ちょっと・・・まて・・・。

    一体・・・何の話をしているのだ
 



よし、これで自由に能力を行使できないように

しておけば、問題はないだろう


主格「・・・・お~い・・・無視するな~ 



次回、朱印についてレクチャーします 




       
          続く ・・・。



   

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