

主格「い、いったい、おんしらは・・・何をしようと
しておるのじゃ
」
しておるのじゃ

透明「主格殿
実は・・・。」

またもや主格に経緯を説明する・・・。
主格「そ、それは・・・
」

透明「主格殿には、迷惑はかからないように
いたしますので、安心してください

このままですと、主格殿のお力を持っても、
押さえきれなくなる可能性もありますゆえ、
ここはひとつ、おまかせ願えませんか
」

主格「ううっ
・・・わ、わかった・・・我は、
関知せずいよう・・・ 。」

関知せずいよう・・・ 。」
透明「ありがとうございます

それでは、始めますので、主格殿は・・・
」

主格「では・・・・
」

再度、主格の気配が消えた所で・・・。
透明「さてと、それじゃぁ~先ずは、あの子の承諾を
取らないとね
」

私は、先程の封社に歩を進める・・・。
揚羽「へぇ~
この子が悪魔か~
」



六羽「む~う
・・・この子・・・いや
」



揚羽「六羽先輩
ダメですよ


確かに六羽先輩とこの子は反比例した
力を有していますが、毛嫌いはいけません

最臥様もおっしゃっていたでしょ

何事も吸収して成長しなさいと
」

六羽「むう~っ
」


なんで、二人が先回りして覗いてるんだ



それに、黒揚羽
・・・お前がそれを言うか


円「黒揚羽
あんた、六羽のお母さんみたいね
」


揚羽「ええ~~~っ
ということは、お父さんは
」


透明「おいおい
」

揚羽「いや~~~~ん
円様ったら~


も~~~っ
わかってらっしゃるんだから~
」


透明「
」

円「
」

月華「あ、あの~
お二人は、その悪魔が怖くないのですか
」



揚羽「えっ
このチンチクリンが
何で
」




六羽「怖くないよ~
」

月華「わ、私は、どうしても苦手のようで・・・
」


揚羽「へぇ~
あんた、可愛いところあるじゃない~
」


六羽「可愛い~~っ
」

月華「はうっ
六羽さんのその姿で言われると・・・。

たまりません~~~っ 
」


円「はぁ~
何やってんだか


でも、確かに華には危機感知の能力を
最大限付加してるから、この子は怖いかも
しれないわね
」

透明「なるほどね
だからあんなに・・・。」

円「まあいいわ

さてと
・・・・あなた
私に何か用
」



円が封印ごしに、悪魔に問いかける・・・



揚羽「あっ
目が開いた
」


六羽「むう
」

円「透明
」

透明「わかってるよ
目は視ていない
」


これ程の小さい存在でも、悪魔は悪魔

相手の目を視てしまえば、手痛い目にあう

悪魔「・・・・。」
円「あんたが、この手紙をよこしたのよね
」

悪魔「・・・コクン
」

円「警戒しなくても大丈夫よ

あんたにも視えるでしょ
私の後ろにいる

同族のこと・・・ニヤッ
」

悪魔「
」

闇の気質が濃くなってゆく・・・。
円「あんたの望みはなに
」

悪魔「・・・出して ・・・。」
円「はっきり言いなさい
」

悪魔「
・・・ここから、出して
」


円「わかったわ
その代わり、あんたは

私と契約を交わすの
いい
」


悪魔「・・・・
」

随分、ゴリ押しだなぁ~



円「聞こえない
了承するの
しないの
はっきり答えなさい
」



はっきり答えなさい

悪魔「ビクッ
・・・了承します・・・
」


円「よ~し
それじゃぁ~、あんたの真名を

教えて

あんた達は耳を塞ぎなさい
」

一同、耳を塞ぐ・・・。
それにしても、凄い迫力だなぁ~

さすがは稀代の魔女・・・。
円「わかったわ
では、これより契約を結ぶ


封印ごしで悪いけど、あんたは封印をといたら
確実に逃げるから、このままいかせてもらうわよ
」

悪魔「・・・はい・・・
」

抜かりねぇなぁ~

円「透明
」

透明「あいよ
朱印を作るぞ
」


私は印を結び、悪魔との契約条項をこの子に刻み込む・・・。
ここで、少し皆さんにレクチャー

皆さんも御朱印は知っていると思いますが、
元々、御朱印というのは、その印を神社・仏閣で受けることで、
参拝をはたした証としていただくもの・・・と今の時代は
考えられています

しかし、この御朱印というのは、本来、参拝をした証というより
その神仏に帰依した証拠としての証でもあったりします

今回のような、朱印を相手に与えるという方法は、
与えた側が約定を与えることができる契約書のような効果を持ち、
与えられた者は、その約定を遵守するという約束をした
ことになるため、大切な証でもあります
ことになるため、大切な証でもあります

もちろん、現代でも御朱印帳に朱印をいただき、
その神仏に帰依した証拠として朱印は残りますが、
神仏の生き方に感銘を受け、その神仏に近づくべく努力をし
生きていれば、朱印は恩恵をくれる御守の代わりにもなるので
大切にしておいてくださいね

ちなみに、御朱印自体は、効果制限が無いものなので、
一生使うことができる御守になります

透明「OK
これで朱印は刻まれたよ
」


円「ごくろうさま
後は私が契約するから
」


再度、耳を塞ぐ透明先生・・・。
円「グード・レブ・シルバ・・・汝、朱印の契約に従い
存在をもって遵守する者
汝、真命・真名を・・・・・ 。」
存在をもって遵守する者

汝、真命・真名を・・・・・ 。」
悪魔「・・・・・
」

5分くらい経ったか

どうやら使役は成功したようだ・・・

次回、封印を解きます ・・・・

続く・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

