

透明「・・・・凄いなぁ~
」


戸を開け、一歩進むごとに埃が舞う

しかし、そんなことを気に止める
暇もないくらい、この建物の魅力に
引き込まれる・・・。
透明「これほど完璧な建物、見たことがない

やばい
興味がつきないぞ
」


何故か、ルンルンの透明先生

透明「おっと
こんなことしてる場合じゃなかった


地下への階段は・・・っと

んっ
これかな
」


建物の老朽化のせいか、色々なモノが積もっているが、
床に、丸い扉のようなものがある・・・。
透明「よっこらしょ
」

「バタン
」

透明「ゴホゴホゴホゴホ
スゲ~埃っ 
」




揚羽「ご主人
」

透明「んっ
どうした揚羽
急に出てきて
」



揚羽「ご主人
そこに入るのですか
」


透明「そうだけど
」

六羽「らめ~っ
」

透明「えっ
六羽もどうしたんだ
」



揚羽「その穴に、私達は入れません
」

透明「えっ
」

揚羽「式神を弾く、法陣が施されてあります
」

透明「マジか



まったく
用意周到なことで・・・。」

六羽「いかない
いかない
」


透明「ごめんな、六羽

ひとりでも行かなくちゃいけないんだ
」

揚羽「ご主人
・・・どうしても行かなくちゃダメですか


この中のおびただしい気配は、私達よりも
」

私は、二人の式神の頭に軽くポンポンする

透明「大丈夫だよ

お前たちのご主人様を信じろ
」

揚羽「・・・
」

六羽「む~ぅ・・・
」

透明「お前たちは、いい子で待っていてくれ
」

揚羽「・・・わかりました
でも、本当にダメそうなら、

帰ってきてください

ここで・・・待っていますから・・・どんなに
遅くなっても・・・待っていますから
」
遅くなっても・・・待っていますから

六羽「おるすばん・・・してるね

・・・・迎えにきてね
」

透明「ああ
わかった


それじゃぁ~
行ってくる
」


そう言うと、二人の不安を打ち消すように
勢い良く暗闇に身を投じる・・・。
透明「うわっ
・・・結構、暗いな~


地下一階でこれだと、その下は完全な闇か・・・。」
私は、持ってきた荷物に手を突っ込む・・・。
透明「おっ
あった
あった



パンパカパ~ン
懐中~電~灯~
」


風「ヒュ~ッ・・・・。」
透明「しまった
ド○えもん風に言ってみたけど、

一人では寂しすぎることに、今気づいて
しまった
」


何故か、落ち込む透明先生・・・

透明「いかん
いかん


早速、スイッチオ~ン

ポチッとな 

・・・・・

透明「えっ
あれっ


つ、つかないぞ~
って、

電池入れてないじゃないか~~~~っ 
」


アホですか

透明「こ、こんなこともあろうかと

パンパカパ~ン
で~ん~ち~
」


もう、やめませんか



透明「・・・・・
」

さらに落ち込む透明先生・・・

そそくさと、電池を入れる

「パチッ
」

透明「おお
スゲ~
明るい~
」



何事も無かったように進み出す・・・。
透明「しかし・・・・ハァ~

さっきは、格好つけてあんなこと
言ったけど、さすがに二人がいないのは、
計算外だった・・・・。
計算外だった・・・・。
ふぇ~ん
・・・心細いよ~っ
」


台無し・・・

透明「パンパン
気持ちを切り替えなくちゃ


しかし、この地下・・・とんでもなく広くないか
」


一人ノリ突っ込みを終えて、改めて周りを
見渡す・・・。
透明「・・・・部屋みたいなのが幾つかある・・・。
奥はまだまだ続いているけど、本当に広いぞ

・・・・これ、全部調べないといけないのかなぁ~



この暗がりの中、扉を開けるのって、意外と勇気
いるんだよなぁ~



・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(マジか
誰かにみられている・・・。)」

咄嗟に後ろを振り返る

透明「
」

ライトを向けた先

何かがゆらゆらと揺れながら、こちらを見ている 

透明「(人
・・・いや違う、何かヤバそうだぞ
)」


その物体は・・・徐々に・・・ゆっくりと・・・近づいて
・・・くる
・・・くる

続く ・・・。







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