今は昔の物語 ・16
頭に響く程の甲高い音が木霊する
それと同時に、何かが宙を舞い、
地面に突き刺さる
神凪「き、きさま~~~っ 」
透明「ビンゴ~
一発勝負だったけど、
コチラの読み勝ちだね」
神凪の手には、根本からポッキリと折れた
太刀の柄だけが残っている
太刀の柄だけが残っている
そして、私の首元には、無残にバラバラになった
懐中電灯が
懐中電灯が
神凪「我を怒らせ、油断を誘ったというのか 」
透明「卑怯とか、言わないでね
こっちも必死だし
しかし、思った通りとんでもない力だねぇ~
太刀が折れるまで、振り抜くとは
でも、さすがに電池には敵わなかったね」
神凪「」
カラクリは至って単純
神凪は、私の言葉で冷静さを少し欠いていた
そこに、攻撃となれば、確実に仕留められる首を
また狙ってくる
また狙ってくる
後は、私が事前に用意した、犠牲という名の懐中電灯くんを
先程つけられた傷元に、中の電池が当たるように
配置できれば完璧
神凪は、確実に達人だから、いくら冷静さを失っていても、
先程の傷口と寸分違わず打ってくる
そこに、懐中電灯に強い衝撃が加わり、表のプラスチックは
バラバラになっても、電池に当たればこちらの勝ち
電池の中身である炭素などは、強い衝撃を与えられると
瞬時に硬くなる
まあ、もともとダイヤモンドと同じ性質の炭素だけに、
太刀の鋼くらいなら、負けないだろうという安易な
考えだが神凪の正確な斬撃と恐ろしいほどまでの
単純な力、そして、電池の性質が合致しなければ
単純な力、そして、電池の性質が合致しなければ
完璧に私の首が飛んでいただけのこと
後は、それが揃えば、太刀の一番細い部分である
柄近くでポッキリテコの原理というワケだ
まあ、達人の油断というのを引き出すのが一番
難しかったのだが・・・
もちろん、私も衝撃を受け止めるわけなので、無傷と
いうわけにはいかない・・・首もかなり鍛えていた
いうわけにはいかない・・・首もかなり鍛えていた
のだが、完全にムチウチ状態・・・でもこれで
透明「どうまだやる」
神凪「おぬし・・・無手なら、我に勝てると 」
透明「勝てるよだって、私の方が強いから」
神凪「きさま~~~っ 」
よ~し乗ってきた~
作戦成功
神凪は、式神だ
その気になれば、太刀を再生することもできるかも
しれない・・・そうなれば、完全にコチラのアウト
だが、神凪のプライドに触れる先程の言葉で、
神凪は、太刀を使うことができなくなった
もちろん、それでも勝てるか疑問だが
太刀を相手にするよりは、グッと勝率は上がる
さ~て、ここから反撃開始
果たして、私の力が通用するのか
果たして、私の力が通用するのか
続く ・・・。
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