今は昔の物語 ・17
さてと・・・ここからが正念場
実際、この式神・神凪は、どう考えても
ラスボスじゃない
そう考えれば、ここで体力(HP)と能力(MP)を
最小限に押さえて、温存しておかなければ、
先が続かないだろう
しかし、手を抜けるような相手では無いのも事実
う~む・・・・どうやって攻略したものか・・・
構えをとる私に、神凪の声が木霊する
神凪「・・・・なるほど・・・組打には自信が
あるようだな
なかなかに隙の無い構えだ・・・。
しかし、我を愚弄するな 」
あるようだな
なかなかに隙の無い構えだ・・・。
しかし、我を愚弄するな 」
突然神凪が間合いを詰めてくる
一瞬にして、腕をとられ空を舞う透明先生
透明「(やべっ) よっと」
上手く地面に着地
何故か、両手を上に挙げてポージング
透明「10点10点10点10点
透明選手満点です 」
透明選手満点です 」
何やってんだか・・・
透明「(今の勢いで地面に叩きつけられていたら、
致命傷だった
う~ん・・・やっぱり、あのスピードを
どうにかしないと・・・何されたか
見えやしない・・・。)
致命傷だった
う~ん・・・やっぱり、あのスピードを
どうにかしないと・・・何されたか
見えやしない・・・。)
仕方ないちょっと、本気を出しちゃおうかな」
神凪「・・・・くくくっ強がるでない
今までは、本気では無かったとでも 」
今までは、本気では無かったとでも 」
透明「もちろん、今までのも本気だけど、
まだ、戦闘体制では無いからね」
神凪「」
そう言うと、軽く耳を引っ張る・・・。
透明「ふ~~~っ
(トランス・・・オン・・・。)」
人間の本能の力は、常に抑制され匿われている・・・。
野球選手がピッチャーの球を捉える時、スローモーション
のように見える現象
事故の瞬間、時が止まる感覚があったり
死を目の前にした時に、走馬灯が現れ、一瞬の内に
過去の何十年もの記憶を遡ることができるスピードは、
正に0、000001秒に相当する
これを可能にするには、抑制されている脳の力を
自ら発現させること・・・。
自ら発現させること・・・。
特に、私達のような稀有な能力を持ってしまった者は、
この能力を自在に発現できるように、修業をしなければ、
能力にのみ込まれてしまうこともある
そのために必要なことは、五感を鍛え、六感を制御し、
直霊と直結できる状態つまり、トランス状態に
意識を移行させるスイッチを作り出すことが重要
私の場合は、右耳を軽く引っ張り、身体と心に合図を
送ることで、意識を直霊と直結するようにしている
そして、トランス状態を越えてしまうと観似手が発動
してしまう為、上手くコントロールする必要がある
さて、このトランス状態だけで、どこまで行けるのか
試して見ようか
神凪「くくくっ・・・覚悟はできたか
・・・・いざ 」
・・・・いざ 」
神凪は先程同様、瞬間的に間合いを詰めてくる
しかし、今の私の目に映るのは、先程よりも
時間の緩やかな世界
今まで視えなかった神凪の姿がハッキリと映し出される
透明「させないよ」
神凪「」
私は、神凪の腕を取り、先ほどとは逆にその腕を
ホオリ投げる
神凪「き、きさま~~~っ 」
上手く着地した神凪をよそ目に、私は自分の手を
眺める・・・。
眺める・・・。
透明「(う~~~む・・・いくら相手が視えるように
なったと言っても、スピードについて行くだけの
運動能力が伴わないと、厳しいなぁ~
結構、鍛えてきたつもりだけど・・・腕をとった
だけでコレかよ)」
なったと言っても、スピードについて行くだけの
運動能力が伴わないと、厳しいなぁ~
結構、鍛えてきたつもりだけど・・・腕をとった
だけでコレかよ)」
透明先生の右手の薬指が、変な方向に曲がっている・・・。
その指を思い切り引っ張り、骨接ぎをする
透明「(あまり長引かせるワケには行かないか
だけど、観似手は使わない方が良いし・・・。
このまま、対処して行くしかないか
でも、トランス状態でもあのスピードは、
厄介だぞ)」
だけど、観似手は使わない方が良いし・・・。
このまま、対処して行くしかないか
でも、トランス状態でもあのスピードは、
厄介だぞ)」
神凪「何をした 」
透明「んっ何をした」
神凪「」
透明「(あれっこいつ・・・もしかして)」
対神凪戦何かに気づく透明先生
次回、決着です
次回、決着です
続く ・・・。
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