治療中・・・。・6
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「はぁ~」
昴「どうした
デカイため息なんてついて」
透明「いやぁ~ 世の中
不思議なことって多いよね~」
昴「何だよ、いきなり」
透明「昴は、太元導師って知ってる」
昴「ああ~っそう言えばあの導師、
未だに現役なんだろう」
透明「知ってるんだ」
昴「昔、少しだけお世話になってな
あの人は、日本では珍しい仙道の
修験者だから、妖精に関することで
少し手伝ってもらったことがあるんだよ」
透明「へぇ~っそうだったんだ~」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「はぁ~」
昴「どうした
デカイため息なんてついて」
透明「いやぁ~ 世の中
不思議なことって多いよね~」
昴「何だよ、いきなり」
透明「昴は、太元導師って知ってる」
昴「ああ~っそう言えばあの導師、
未だに現役なんだろう」
透明「知ってるんだ」
昴「昔、少しだけお世話になってな
あの人は、日本では珍しい仙道の
修験者だから、妖精に関することで
少し手伝ってもらったことがあるんだよ」
透明「へぇ~っそうだったんだ~」
昴「その導師がどうしたんだ」
透明「い、いや~っ この前の仕事で
一緒だったんだけど
導師の奥さんがね・・・」
私は、導師と会った時の話を昴にする・・・。
昴「ウソっまじか」
透明「う、うん・・・」
昴「そっか・・・なんだか敗北感」
透明「あははっ昴でもそう思うんだ」
昴「まあな俺達みたいな仕事をしていると
恋愛する余裕が生まれないからな
恋愛も結婚も相手あってのことだから
終わるかどうかもわからない仕事をしていて
待っていてくれとは言えないから・・・。」
透明「・・・確かにね」
昴「まあ、導師はそれだけ仕事に余裕がある
ということだから、なんとなく負けた感覚あるよな」
透明「導師の年齢はさておいても、現役でその余裕は
能力の高さと熟練感だよね」
昴「しかし・・・相手があの隼子さんか・・・
年齢的にひらき過ぎていて、俺には真似できん」
透明「同感話合うのかが不思議だったよ
世の中的に、男性が皆んな、若い女性が良い
なんていうのは実は幻想で、実際は色々
問題もあるだろうし、それだけで見るなら
女性をステータス扱いしているみたいで嫌だよね
って昴、隼子さんのことも知っているの」
昴「あああの人は、昔、
導師に命を救ってもらった一族の人でな
しかし・・・結婚とは・・・・」
透明「そうなんだ~その話、ちょっと興味あるかも」
昴「まあ、10年くらい前の話だけど・・・。」
そんな話で盛り上がっている透明&昴・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「ごちそうさまでした」
隼子「お粗末さまでした
そろそろ目的地に着きますが、
少し山道を歩きますので、
用意しておいてください」
透明「はい」
太元「ぐわ~~~~~っぐぐぐっ
ぐわ~~~~~っ」
透明「ど、導師も、そろそろ起こしましょうか」
隼子「す、すみませんお願いします」
私は、横で寝ている導師を軽く揺さぶる
透明「導師・・・太元導師・・・そろそろ着きます」
太元「むふ~っ・・・ぐぬぬぬぬっ」
透明「大丈夫ですか」
太元「・・・・・・。」
透明「」
何故かコチラをじっと見つめる導師・・・。
太元「誰だねちみは」
透明「」
一抹の不安しかありませんけど・・・
透明「さ、先程、ご挨拶させていただいた
透明です」
太元「そうか・・・んっ透明」
透明「」
太元「透明人間か 」
透明「い、いいえいたって普通の人間です」
太元「・・・・そか・・・・」
何故か、つまらなそうにする太元導師
なんか、すみません普通の人間で
そんなこんなで、目的地へ到着
車を止めた場所から先は、急斜面の山が
待ち構えている
透明「(ちょ、ちょっと待って
ここ・・・導師が登れるのか)
不安がますます増してゆく
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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