

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「はぁ~

昴「どうした


デカイため息なんてついて

透明「いやぁ~


不思議なことって多いよね~


昴「何だよ、いきなり

透明「昴は、太元導師って知ってる

昴「ああ~っ

未だに現役なんだろう

透明「知ってるんだ


昴「昔、少しだけお世話になってな

あの人は、日本では珍しい仙道の
修験者だから、妖精に関することで
少し手伝ってもらったことがあるんだよ

透明「へぇ~っ


昴「その導師がどうしたんだ

透明「い、いや~っ

一緒だったんだけど

導師の奥さんがね・・・


私は、導師と会った時の話を昴にする・・・。
昴「ウソっ



透明「う、うん・・・


昴「そっか



透明「あははっ


昴「まあな

恋愛する余裕が生まれないからな

恋愛も結婚も相手あってのことだから
終わるかどうかもわからない仕事をしていて
待っていてくれとは言えないから・・・。」
透明「・・・確かにね

昴「まあ、導師はそれだけ仕事に余裕がある
ということだから、なんとなく負けた感覚あるよな

透明「導師の年齢はさておいても、現役でその余裕は
能力の高さと熟練感だよね


昴「しかし・・・相手があの隼子さんか・・・
年齢的にひらき過ぎていて、俺には真似できん

透明「同感



世の中的に、男性が皆んな、若い女性が良い
なんていうのは実は幻想で、実際は色々
問題もあるだろうし、それだけで見るなら
女性をステータス扱いしているみたいで嫌だよね

って昴、隼子さんのことも知っているの

昴「ああ

導師に命を救ってもらった一族の人でな

しかし・・・結婚とは・・・・

透明「そうなんだ~


昴「まあ、10年くらい前の話だけど・・・。」
そんな話で盛り上がっている透明&昴・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
透明「ごちそうさまでした

隼子「お粗末さまでした

そろそろ目的地に着きますが、
少し山道を歩きますので、
用意しておいてください

透明「はい

太元「ぐわ~~~~~っ


ぐわ~~~~~っ

透明「ど、導師も、そろそろ起こしましょうか


隼子「す、すみません


私は、横で寝ている導師を軽く揺さぶる

透明「導師・・・太元導師・・・そろそろ着きます

太元「むふ~っ


透明「大丈夫ですか


太元「・・・・・・。」
透明「

何故かコチラをじっと見つめる導師・・・。
太元「誰だね


透明「


一抹の不安しかありませんけど・・・

透明「さ、先程、ご挨拶させていただいた
透明です

太元「そうか



透明「

太元「透明人間か

透明「い、いいえ


太元「・・・・そか・・・・

何故か、つまらなそうにする太元導師


なんか、すみません



そんなこんなで、目的地へ到着

車を止めた場所から先は、急斜面の山が
待ち構えている

透明「(ちょ、ちょっと待って


ここ・・・導師が登れるのか

不安がますます増してゆく

続く・・・。







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