

怜「・・・コン・・・私と一緒・・・。」
透明「えっ


怜「・・・コンはこの世界で異物な存在・・・
私も・・・同じ・・・だから助けたい・・・

透明「・・・・。」
瑠璃「・・・・。」
一瞬、言葉に詰まる

私達キョウダイは、観似手を持つことで
世界との境界を感じて生きてきた・・・。
この世界での異物

怜だけでなく、私達も思うところがあるが
特に怜の観似手は異色を極め、常に孤独を
感じていたのかもしれない・・・。
透明「(怜は自分とコンを重ねて見ているんだね・・・。)」
瑠璃「れ、怜は一人じゃないよ


怜「

瑠璃も怜の気持ちを察したのか、
怜に駆け寄って抱きしめる

瑠璃「怜は私達と同じ・・一人じゃないよ


瑠璃が怜をよしよししている

怜「瑠璃・・・私、子供じゃないんだけど・・・

瑠璃「いいの



透明「まったく


瑠璃「ねえ透明

助ける方法は無いのかなぁ~

透明「・・・・う~~~~ん

私もコンを救いたい・・・。
だが、その打開策が見つからないでいた

昴の協力があれば、核を作れる

妖精の元となる自然の神粒子を集め、
疑似魂を作ることができればゴーレムの
素養のあるコンを操縦する操縦者ができ、
そこからコンに疑似魂を接続していけば
生命としての要素は確立する

しかし、それは全く新しい生命体、
ホムンクルスだ

それを昴が了承するわけもなく、
罪を犯させる訳にもいかない

透明「うう~~~む~~~っ

瑠璃「透明でもやっぱり難しいの

透明「瑠璃は、私を買いかぶり過ぎだよ

それに今回は流石に人間のできる範疇を
越えようとしているものだと思う・・・。」
瑠璃「う~~ん・・・

透明がそう言うならそうなんだろうけど
でもコンちゃんだって生きているわけだから
助かりたいでしょ

放っておけないじゃん

透明「いや、人っていうか・・・んっ

ちょっと待てよ

瑠璃「

何か、根本的なことを忘れていたような

続く・・・。







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