縮む世界・20
瑠璃「分解って」
怜「・・・嘘つき・・・。」
透明「」
怜「・・・透明・・・コンを助けるって
言ったのに・・・やっぱり処分する
つもりなんだ・・・嘘つき」
透明「ちょ、ちょっと待て
話は最後まで聞け」
怜「させない」
怜の霊圧が以上に高まっていく
透明「待て待て待て待て」
怜の周りの空間が捻れはじめる
「ポカッ」
怜「あうっ」
美莉「はいそこまで」
瑠璃「美莉」
美莉「少しは落ち着きなよ~
透明がそんな事する分けないじゃん
とにかく、話は最後まで聞く」
怜「ううっ・・・痛い
・・・美莉の馬鹿力・・・」
透明「ふぅ~」
美莉がいてくれて助かった・・・。
透明「とにかく、落ち着いて聞いてくれ
まず、コンはこのままだとコチラが
消滅させなくても、世界が拒絶して
消滅してしまうと思う」
怜「」
瑠璃「そ、そうなの」
透明「コンが姿を見せたり見せなかったり
しているのはそのせいで、この世界で
姿を維持するのが難しい為だと思うんだ」
瑠璃「そうなんだ・・・。」
透明「その上、もしコンがこの世界に干渉
し続けることがあれば、徐々に世界は
コンを排除する為に浄化措置をおこなう
可能性がある」
怜「・・・浄化措置」
透明「その浄化措置が万が一、地上の生命に
なんらかの影響を及ぼすものであれば、
それこそ取り返しがつかないことになる」
瑠璃「そ、そんな大げさなぁ~」
透明「いや、大げさじゃないんだ
実際にそういった事例は過去にいくつもある」
怜「・・・・。」
透明「ただ、問題はそこじゃない」
瑠璃「えっ」
透明「もし、コンが「生きたい」という
自由意志を獲得してしまえば、浄化措置に
対抗できる力がある可能性があるんだ」
怜「えっ」
透明「本当に厄介なことだけど、この子は
この世界のルールに反して存在しているから
ルールに則った浄化措置なんか効かない
可能性があるんだよ
そして排除しきれなければ、世界の浄化措置は
どんどんエスカレートしてしまう・・・。」
瑠璃「それって」
透明「人類が滅亡するまで浄化が止まらないってこと」
怜「」
美莉「まあまあ、透明も極論すぎだよ
確かに最悪のケースとして、可能性はあるけど、
それはこのままコンちゃんを放っておいた
場合の可能性でしょ
それにコンちゃんが生きたいという意思を
持てるかどうかも定かじゃないからさ」
透明「はぁ~・・・すまん
私はどうしても最悪のケースを見越してしまう
癖がついてるから、言い方が悪かったね
でも、そんな可能性が1%でもあるのならば
放ってはおけないんだ」
怜「・・・そっか・・・」
怜はコンを抱きしめて考え混んでいる・・・。
瑠璃「で、でも、透明がコンちゃんを分解するって
いうのって、コンちゃんを救う為なんでしょ」
透明「もちろん、そのつもり」
怜「」
透明「何だよ私がただコンを消滅させると
まだ思ってたのか」
怜「・・・・ごめん・・・」
透明「怜がコンに思い入れがあるのはわかるけど、
流石に私達キョウダイくらいは信じろよ」
怜「・・・うん・・・」
瑠璃「それで、透明はどうするつもりなの」
透明「コンはゴーレムの術式に、いくつもの
呪詛が絡みついて構成された存在
つまり、人の想いが術式に絡みついて
動いているんだ」
美莉「確かにかなり少ないけど、人の感情は
神粒子の粒で出来ているもんね」
透明「ただコンには魂のような高密度な神粒子の
塊は存在していなくて、形的には付喪神に
近い構成になっているんだけど、付喪神は
神という名が付くように、この世界に
現存する物体に神粒子が長年集まって
小さな神粒子の塊ができることで
この世界のルールに遵守できているんだ」
瑠璃「そっか、現存する物体に人の想いが
集まっているわけじゃないコンちゃんは
本当に特殊なんだね」
透明「てなわけで、私と美莉の能力でコンを再構成する」
怜「」
瑠璃「」
続く・・・・。
瑠璃「分解って」
怜「・・・嘘つき・・・。」
透明「」
怜「・・・透明・・・コンを助けるって
言ったのに・・・やっぱり処分する
つもりなんだ・・・嘘つき」
透明「ちょ、ちょっと待て
話は最後まで聞け」
怜「させない」
怜の霊圧が以上に高まっていく
透明「待て待て待て待て」
怜の周りの空間が捻れはじめる
「ポカッ」
怜「あうっ」
美莉「はいそこまで」
瑠璃「美莉」
美莉「少しは落ち着きなよ~
透明がそんな事する分けないじゃん
とにかく、話は最後まで聞く」
怜「ううっ・・・痛い
・・・美莉の馬鹿力・・・」
透明「ふぅ~」
美莉がいてくれて助かった・・・。
透明「とにかく、落ち着いて聞いてくれ
まず、コンはこのままだとコチラが
消滅させなくても、世界が拒絶して
消滅してしまうと思う」
怜「」
瑠璃「そ、そうなの」
透明「コンが姿を見せたり見せなかったり
しているのはそのせいで、この世界で
姿を維持するのが難しい為だと思うんだ」
瑠璃「そうなんだ・・・。」
透明「その上、もしコンがこの世界に干渉
し続けることがあれば、徐々に世界は
コンを排除する為に浄化措置をおこなう
可能性がある」
怜「・・・浄化措置」
透明「その浄化措置が万が一、地上の生命に
なんらかの影響を及ぼすものであれば、
それこそ取り返しがつかないことになる」
瑠璃「そ、そんな大げさなぁ~」
透明「いや、大げさじゃないんだ
実際にそういった事例は過去にいくつもある」
怜「・・・・。」
透明「ただ、問題はそこじゃない」
瑠璃「えっ」
透明「もし、コンが「生きたい」という
自由意志を獲得してしまえば、浄化措置に
対抗できる力がある可能性があるんだ」
怜「えっ」
透明「本当に厄介なことだけど、この子は
この世界のルールに反して存在しているから
ルールに則った浄化措置なんか効かない
可能性があるんだよ
そして排除しきれなければ、世界の浄化措置は
どんどんエスカレートしてしまう・・・。」
瑠璃「それって」
透明「人類が滅亡するまで浄化が止まらないってこと」
怜「」
美莉「まあまあ、透明も極論すぎだよ
確かに最悪のケースとして、可能性はあるけど、
それはこのままコンちゃんを放っておいた
場合の可能性でしょ
それにコンちゃんが生きたいという意思を
持てるかどうかも定かじゃないからさ」
透明「はぁ~・・・すまん
私はどうしても最悪のケースを見越してしまう
癖がついてるから、言い方が悪かったね
でも、そんな可能性が1%でもあるのならば
放ってはおけないんだ」
怜「・・・そっか・・・」
怜はコンを抱きしめて考え混んでいる・・・。
瑠璃「で、でも、透明がコンちゃんを分解するって
いうのって、コンちゃんを救う為なんでしょ」
透明「もちろん、そのつもり」
怜「」
透明「何だよ私がただコンを消滅させると
まだ思ってたのか」
怜「・・・・ごめん・・・」
透明「怜がコンに思い入れがあるのはわかるけど、
流石に私達キョウダイくらいは信じろよ」
怜「・・・うん・・・」
瑠璃「それで、透明はどうするつもりなの」
透明「コンはゴーレムの術式に、いくつもの
呪詛が絡みついて構成された存在
つまり、人の想いが術式に絡みついて
動いているんだ」
美莉「確かにかなり少ないけど、人の感情は
神粒子の粒で出来ているもんね」
透明「ただコンには魂のような高密度な神粒子の
塊は存在していなくて、形的には付喪神に
近い構成になっているんだけど、付喪神は
神という名が付くように、この世界に
現存する物体に神粒子が長年集まって
小さな神粒子の塊ができることで
この世界のルールに遵守できているんだ」
瑠璃「そっか、現存する物体に人の想いが
集まっているわけじゃないコンちゃんは
本当に特殊なんだね」
透明「てなわけで、私と美莉の能力でコンを再構成する」
怜「」
瑠璃「」
続く・・・・。
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