今夜は急遽、観劇できなくなった友のピンチヒッターで帝劇へ 思いがけず予定よりも早くサイゴンMY初日を迎えました しかも下手の3列目~~ いきなりこんなにも良いお席で観ることになって感謝でございますぅ しかもトークショーまで付いてて……200%楽しませていただきました
以下、いつもの如く言いたい放題の感想でっす じい、マジに今日が初サイゴン。初演も再演も観ていません。まだまだ孵化したばかりの なので作品を良く知る方々には「ほえ?」みたいな内容ですが、思ったままをツラツラと。。。
ストーリーは、、、救いがないというか、ズッシリ辛いですね~ レミゼもバッタバッタ人が死んでいきますけど、アレは最後に希望があるから救われるというか、心に熱いものが残るんですが……いちおう軽く予習したし、時代背景がかつて学んだ専門分野に近かったので設定や裏事情は把握してたつもりだったんですけどね~~最後がアレだと、、、心が重いまま劇場を後にしないと。。。ま、そういう部分が戦争の悲惨さを表わしてるとも言えるんですけどね~~直接的じゃなくて人間ドラマを駆使して
豪華と聞いていた舞台装置 凄いですね~~全部コンピューター制御されてるとか……これじゃあ何か1つでもトラブルが起きたら舞台が止まっちゃうのも無理ないと思いました 注目はやっぱり本物のヘリコプター 実はもっと目前まで迫ってくるような感じで登場するのかと思ったら結構舞台の奥なのね~~って、当たり前ですよね でも、轟音や光線の照明は凄かったですぅ 眩しくて思わず目をそらしちゃったり…… ホーチミンさんの銅像もめちゃめちゃ大きくて 正直、目が恐かった~~夢に出てこられるのは、、、遠慮したい
音楽は結構知ってる曲が多くて……個別にコンサート等々で歌われることも多いので、どこかしらで耳にしてたのかもしれないですね~~5月のトークショーの時にビリーさんがおっしゃってたんですけど、同じ旋律が他の場面で繰り返し使われるって……今回がサイゴンデビュー まともに通して聞いたのは初めてだったんですが、確かにキャストごとに上手くリプライズされてるな~と気づくところが多々。あと○回(←今のところの回数)行く中で解読できたら音楽的に面白いだろうな~~って そうそう、ちょっとつっこんでいいですか クリスの「Why god why?」、じいはホント大好きな曲なんですけど……キムが横に寝てるのに大声で歌われたら迷惑じゃないのか???じいならキレるぞ でも、クリス なら許しちゃうかも~~なんて 同じことが「命をあげよう」でも 遊んでいる子供の横で熱唱する母ちゃん……それってどうなんでしょう スミマセン せっかくの感動的な場面で。。。
キャスト感想は↓↓↓ 何しろ今日がお初 他のキャストを観ていないので比べるも何もないんですが、普段のイメージや期待していた感じ等々を基に感じたままを。。。
さとしエンジニア:
9月までお預けかと思ったんですが、、、会えて良かったよぉぉ~~ もう、言うことなし とっても素晴らしかったです。予め決まっている振付と振付の間の仕草や周りのキャストへのツッコミ方が絶妙 軽快で笑わせてもらえます。ホーチミン像の場面では汚い格好でダンス&行進するアンサンブルの間をチョロチョロ逃げ回る?んですけど、ここで再会するとは思いませんでした 両手を高く上げて一本指。悪魔の手byベガーズではないですか~~ さとしさん演じるエンジニアって、肝っ玉が小さくて狡猾なんだけど、憎めないというか、男のトホホな愚かさと可愛さが感じられるし、ワイルドなセクシーさでカッコイイんですよね~~ で、思ったんですけど、この作品の登場人物の中で実は一番正直でイイ奴なんじゃないかな~って思ったり。。。いや、惚れちゃいました 浮気の虫が。。。
知念キム:
まさか観ることになろうとは ダメだわ、、、この人のキムは泣けない……っていうか、キムに見えない。全部否定するつもりはないんですけどね~~好き嫌いは別にして外見は可愛いし、声も17~20歳の純真無垢な少女という設定に合ってる感じなのでイイかな~と思うところもあったし(クリスとの出会いや初めての夜のところ等々)でもね~~歌い始めるとダメなんですよね~~音程も狂わないし声量あるし、なんですけど、声が大きくなるとキムの主張というよりも「知念里奈が歌ってます」という主張にしか聞こえなくて……あと、エレンと遭遇するところも、どうしてキムとして舞台に存在してくれないかな~と怒りが沸々 多分、もう会うことはないと思うけど、、、ごめんなさい じいの苦手
井上クリス:
期待してたんですよね~~他の組み合わせでもチケ確保してるし。でも、、、意外にも 頭に続々と浮かぶ「?」マーク 悪くはないんだけど、何かが足りないというか違うというか。。。キャバレーでキムを初めて見た時に「気になる視線」を出していたのは良かったと思うんですけど……恋に落ちてからの姿はヲイヲイ と可愛いとは思うけど、虚しい毎日→キムヘの感情の迷い→恋愛という流れが全く見えなくて唐突感が拭えないんですわ。更に、、、歌や演技は良いんですが、上手すぎて瑞々しさや不器用な熱さが失われているのが残念でしたね~~ただし 仮にも(笑)じいの浮気相手 「井上クンのクリスならこんな風にされてみたいわ」と無条件に許してしまってる部分も無きにしも非ず??? あと、コレは思わずウルウル だったんですけど、エレンへの告白。これは凄かった。。。歌詞に感情を入れることができる人ってそんなにいるものではありませんから。心に響きました
岡ジョン:
実はずっと苦手だったんですよね~~歌は申し分ないし存在感も必要以上にある方なんですけど、その派手な存在感が苦手というか 絶対に牢獄で生まれてないジャベとか、なぜ衣装が光ってるのか意味不明なターフェ宰相とか でも、今回はかっこよかったんですよね~~ 衣装が地味 でも、短髪でも……爆!元来の強力な存在感と精悍さが前面に押し出されて素晴らしかったと思います。「ブイトイ」はイメージ的に柔らかくてもう少し低めの声の方がいいかな~とも思いましたが、あの朗々とした歌いっぷりはさすが それに、思ったよりも若々しいジョンだったので、何となく身近な存在に感じられました。何げに、、、結構ツボ直撃……か
浅野エレン:
5月のトークショーで初めて歌を聞きましたが 今回もその時と同じように素晴らしい歌声で……ただね~~まだまだ歌に集中して余裕がないというか、歌だけ一人歩きしているように感じられて、演技の方がついていけてないような感じでした。あまり歌ばかり強調されてしまうと興ざめしちゃうので……かなり頑張ってもらわなくては でも1つだけ良いところ。バンコクのホテルでキムに会う場面。タムを引き取ってと言うキムに「私とクリスの子供が欲しい」と言ったところでドロドロした女の本音がちゃんと伝わってきたのは凄いな~と思いました。コレがないと単なる優等生なイイ子ちゃん、あるいは存在感薄!な女性になってしまうので。
泉見トゥイ:
トゥイって嫌な奴だな~というのがじいのイメージだったんですけど、いずみんクン演じるトゥイはどことなく同情してしまうところがあるというか、、、一途さが可哀想に思えてくるんですよね~~もう少し狂気じみたところがあってもいいんじゃないかと思ったり な~~んか物分りの良い青年に見えてしまって……彼の場合も井上クン同様に上手過ぎる故に何かを失っているのではないかと。。。同情してしまったのって、もしかしたらマリウスの片鱗が見えたから???な~~んかつっこみたくなったんですよね~~マリウス君、フランスの革命からインドシナの革命に参加したのか、って
この作品のキャッチフレーズ、「究極の愛」ってありますが、実はじい的にしっくりいかないところがあって……確かに、今日観た限りではキムのクリスへの愛、タムへの愛は「究極」だと思うんですよ。でも、クリスのキムヘの愛の位置が今日のだとイマイチ表現しきれてないから分からないし、二人の間にある愛を「究極の愛」と呼ぶにはあまりにも身勝手なのではないかと。。。ベトナム戦争の意味とか考えると……そもそも、戦争がなければ出会わなかった二人なんだし、その戦争は起きるべきものじゃないんだし。まだまだいろんな??がじいの頭の中を浮遊してて、鍵を握っているのがクリスだと思うんですよ。じいの問いに応えてくれるクリスが現れてくれるのか……まだまだ始まったばかり。どんどん熟していってほしいですね~~
以下、いつもの如く言いたい放題の感想でっす じい、マジに今日が初サイゴン。初演も再演も観ていません。まだまだ孵化したばかりの なので作品を良く知る方々には「ほえ?」みたいな内容ですが、思ったままをツラツラと。。。
ストーリーは、、、救いがないというか、ズッシリ辛いですね~ レミゼもバッタバッタ人が死んでいきますけど、アレは最後に希望があるから救われるというか、心に熱いものが残るんですが……いちおう軽く予習したし、時代背景がかつて学んだ専門分野に近かったので設定や裏事情は把握してたつもりだったんですけどね~~最後がアレだと、、、心が重いまま劇場を後にしないと。。。ま、そういう部分が戦争の悲惨さを表わしてるとも言えるんですけどね~~直接的じゃなくて人間ドラマを駆使して
豪華と聞いていた舞台装置 凄いですね~~全部コンピューター制御されてるとか……これじゃあ何か1つでもトラブルが起きたら舞台が止まっちゃうのも無理ないと思いました 注目はやっぱり本物のヘリコプター 実はもっと目前まで迫ってくるような感じで登場するのかと思ったら結構舞台の奥なのね~~って、当たり前ですよね でも、轟音や光線の照明は凄かったですぅ 眩しくて思わず目をそらしちゃったり…… ホーチミンさんの銅像もめちゃめちゃ大きくて 正直、目が恐かった~~夢に出てこられるのは、、、遠慮したい
音楽は結構知ってる曲が多くて……個別にコンサート等々で歌われることも多いので、どこかしらで耳にしてたのかもしれないですね~~5月のトークショーの時にビリーさんがおっしゃってたんですけど、同じ旋律が他の場面で繰り返し使われるって……今回がサイゴンデビュー まともに通して聞いたのは初めてだったんですが、確かにキャストごとに上手くリプライズされてるな~と気づくところが多々。あと○回(←今のところの回数)行く中で解読できたら音楽的に面白いだろうな~~って そうそう、ちょっとつっこんでいいですか クリスの「Why god why?」、じいはホント大好きな曲なんですけど……キムが横に寝てるのに大声で歌われたら迷惑じゃないのか???じいならキレるぞ でも、クリス なら許しちゃうかも~~なんて 同じことが「命をあげよう」でも 遊んでいる子供の横で熱唱する母ちゃん……それってどうなんでしょう スミマセン せっかくの感動的な場面で。。。
キャスト感想は↓↓↓ 何しろ今日がお初 他のキャストを観ていないので比べるも何もないんですが、普段のイメージや期待していた感じ等々を基に感じたままを。。。
さとしエンジニア:
9月までお預けかと思ったんですが、、、会えて良かったよぉぉ~~ もう、言うことなし とっても素晴らしかったです。予め決まっている振付と振付の間の仕草や周りのキャストへのツッコミ方が絶妙 軽快で笑わせてもらえます。ホーチミン像の場面では汚い格好でダンス&行進するアンサンブルの間をチョロチョロ逃げ回る?んですけど、ここで再会するとは思いませんでした 両手を高く上げて一本指。悪魔の手byベガーズではないですか~~ さとしさん演じるエンジニアって、肝っ玉が小さくて狡猾なんだけど、憎めないというか、男のトホホな愚かさと可愛さが感じられるし、ワイルドなセクシーさでカッコイイんですよね~~ で、思ったんですけど、この作品の登場人物の中で実は一番正直でイイ奴なんじゃないかな~って思ったり。。。いや、惚れちゃいました 浮気の虫が。。。
知念キム:
まさか観ることになろうとは ダメだわ、、、この人のキムは泣けない……っていうか、キムに見えない。全部否定するつもりはないんですけどね~~好き嫌いは別にして外見は可愛いし、声も17~20歳の純真無垢な少女という設定に合ってる感じなのでイイかな~と思うところもあったし(クリスとの出会いや初めての夜のところ等々)でもね~~歌い始めるとダメなんですよね~~音程も狂わないし声量あるし、なんですけど、声が大きくなるとキムの主張というよりも「知念里奈が歌ってます」という主張にしか聞こえなくて……あと、エレンと遭遇するところも、どうしてキムとして舞台に存在してくれないかな~と怒りが沸々 多分、もう会うことはないと思うけど、、、ごめんなさい じいの苦手
井上クリス:
期待してたんですよね~~他の組み合わせでもチケ確保してるし。でも、、、意外にも 頭に続々と浮かぶ「?」マーク 悪くはないんだけど、何かが足りないというか違うというか。。。キャバレーでキムを初めて見た時に「気になる視線」を出していたのは良かったと思うんですけど……恋に落ちてからの姿はヲイヲイ と可愛いとは思うけど、虚しい毎日→キムヘの感情の迷い→恋愛という流れが全く見えなくて唐突感が拭えないんですわ。更に、、、歌や演技は良いんですが、上手すぎて瑞々しさや不器用な熱さが失われているのが残念でしたね~~ただし 仮にも(笑)じいの浮気相手 「井上クンのクリスならこんな風にされてみたいわ」と無条件に許してしまってる部分も無きにしも非ず??? あと、コレは思わずウルウル だったんですけど、エレンへの告白。これは凄かった。。。歌詞に感情を入れることができる人ってそんなにいるものではありませんから。心に響きました
岡ジョン:
実はずっと苦手だったんですよね~~歌は申し分ないし存在感も必要以上にある方なんですけど、その派手な存在感が苦手というか 絶対に牢獄で生まれてないジャベとか、なぜ衣装が光ってるのか意味不明なターフェ宰相とか でも、今回はかっこよかったんですよね~~ 衣装が地味 でも、短髪でも……爆!元来の強力な存在感と精悍さが前面に押し出されて素晴らしかったと思います。「ブイトイ」はイメージ的に柔らかくてもう少し低めの声の方がいいかな~とも思いましたが、あの朗々とした歌いっぷりはさすが それに、思ったよりも若々しいジョンだったので、何となく身近な存在に感じられました。何げに、、、結構ツボ直撃……か
浅野エレン:
5月のトークショーで初めて歌を聞きましたが 今回もその時と同じように素晴らしい歌声で……ただね~~まだまだ歌に集中して余裕がないというか、歌だけ一人歩きしているように感じられて、演技の方がついていけてないような感じでした。あまり歌ばかり強調されてしまうと興ざめしちゃうので……かなり頑張ってもらわなくては でも1つだけ良いところ。バンコクのホテルでキムに会う場面。タムを引き取ってと言うキムに「私とクリスの子供が欲しい」と言ったところでドロドロした女の本音がちゃんと伝わってきたのは凄いな~と思いました。コレがないと単なる優等生なイイ子ちゃん、あるいは存在感薄!な女性になってしまうので。
泉見トゥイ:
トゥイって嫌な奴だな~というのがじいのイメージだったんですけど、いずみんクン演じるトゥイはどことなく同情してしまうところがあるというか、、、一途さが可哀想に思えてくるんですよね~~もう少し狂気じみたところがあってもいいんじゃないかと思ったり な~~んか物分りの良い青年に見えてしまって……彼の場合も井上クン同様に上手過ぎる故に何かを失っているのではないかと。。。同情してしまったのって、もしかしたらマリウスの片鱗が見えたから???な~~んかつっこみたくなったんですよね~~マリウス君、フランスの革命からインドシナの革命に参加したのか、って
この作品のキャッチフレーズ、「究極の愛」ってありますが、実はじい的にしっくりいかないところがあって……確かに、今日観た限りではキムのクリスへの愛、タムへの愛は「究極」だと思うんですよ。でも、クリスのキムヘの愛の位置が今日のだとイマイチ表現しきれてないから分からないし、二人の間にある愛を「究極の愛」と呼ぶにはあまりにも身勝手なのではないかと。。。ベトナム戦争の意味とか考えると……そもそも、戦争がなければ出会わなかった二人なんだし、その戦争は起きるべきものじゃないんだし。まだまだいろんな??がじいの頭の中を浮遊してて、鍵を握っているのがクリスだと思うんですよ。じいの問いに応えてくれるクリスが現れてくれるのか……まだまだ始まったばかり。どんどん熟していってほしいですね~~