今日は久しぶりも久しぶり!レミゼ以来かも~~帝劇に行ってきました もちろん演目はレベッカ 曲は文句なしに好き 内容は……まぁそこはキャストと演技の問題と関係があるようで(爆!)そこら辺の話は追い追いということで、本日の観劇記スタートでっす それで最初にお断りを。。。ところどころ 毒吐きしておりますので、特にダンヴァース夫人&マキシムさんのファンの方は引き返した方がよろしいかと
じいが観たのは2年前の初演@クリエ。今回はハコの大きい帝劇ということで迫力 を期待したのですが(ウィーンオリジナルは凄い……らしい?)、意外にショボかったような……一番の期待場面、2幕終盤のマンダレイ屋敷が焼け落ちるシーン。クリエでは使えなかった本物の火を使ってあったんだけど、5、6個の灯が3ヶ所のみ あのぉ~~ 逆にしょぼさ&貧相さがバージョンアップしてるんですけど こんな中途半端なことをするならクリエ同様に赤い背景で良かったんじゃないの?と突っ込みたくなりましたわ 背景といえば冒頭の紗幕越しにうっすら浮かび上がるマンダレイ屋敷の門。じい、初演の時にめちゃめちゃ気に入ってたんですよね~~でも今回は舞台面積の差だと思うんだけど、吸い込まれそうになるような迫り出し感というのかな?そういうのがなかったのが残念 しかも照明が妙に青っぽくなっていたのは気のせい?前はもっと緑っぽかったように見えたんだけど……今回のは思わず黄泉の国?別の音楽が聞こえてきそう 更にゴンドラとか降りてきたら完璧なんだけど~~って、、、病気だわ。失礼しました あと、1幕のモンテカルロのホテル。初演の時はリゾートホテル風だったと思うのですが、今回は普通のロビーっぽい感じでヴァン・ホッパーズ夫人の立ち位置も上手側に変更。「わたし」に対して「もっとこのホテルの格式に相応しい振る舞いをしなさい」みたいなことを言う場面があるのですが、それにしては激しく薄っぺらくてちゃちいセットだったような……ここは前の方が良かったな~~休暇に来てる感が出てたし。そうそう、それと舞台上の人数 確か初演の時と変わってないんですよね~~人数も顔ぶれも(不確かだけど多分そうだったはず…)。実力のある方々が揃っているので、20人にも満たない人数でこれだけの迫力が出ていて素晴らしいと思ったのですが、やっぱり帝劇の舞台を埋めるには何となく不足感があるというか パーティーや屋外ゴルフのシーンは特に!そんなわけで、じい的にはクリエサイズで凝縮された濃厚な舞台が合っている気がしました。
今日のお席、これまた久しぶりに2階後方のB席から見下ろしてきました。1階は覗いていないので分からないのですが、2階前方のサイド=S・A席は全く入ってなくて、最初から封鎖されてたっぽい?ただね~~じいは1階前列で観る勇気はありません だって今日も震えながら観てましたから……笑いを必死に堪えていたので腸がよじれるかと思いましたわ もうね~~針で突いたら涙が溢れる、じゃなくて抱腹絶倒!笑いがとまらなくなりそうで。。。これ、5年前に黄泉の国の友人と2階の一番後ろで大きい閣下さんを観た時と同じだわ 何故なのか、、、これだけで分かってもらえると思いまする……手が!手がぁ~~!!要らないかもしれないけど後ほどのキャスト感想で(爆!) なるべくオペラでパパラッチしないよーに、敢えて焦点を合わせないよーに努力しないといけないのって一体……
音楽はどの曲もお気に入り。相変わらず 特にアンサンブルのナンバーは他のクンツェ&リーヴァイ作品の曲を彷彿させるし、確か2幕の幕開け?だったかな~~効果音っぽく流れる出だしの不協和音が伸ばされるところは思いっきりエリザだし……と、まぁそれは置いといて、初演以来ドイツ語のオリジナル版だけど曲は頻繁に聞いていたので音楽はバッチリ!おかげで余裕で楽しめましたね~~時折頭の中で音声多重状態になって困ったけど(笑) でもね~~じいの頭は何て勝手!というか 原詩は??なので今までずっと2年前に観た初演でのうろ覚えの歌詞の記憶を重ね合わせて勝手に曲と物語を組み立ててたみたいで、えぇ~ この曲ってここの場面だったっけ?この人が歌ってたっけ?? と思いっきり勘違いしていたところがあって焦りました。やっとこさ今日ちゃんと修正できたので次回は大丈夫かと オリジナル版に比べたら、確かに音程は だしテンポも遅いのですが、HP上の映像を見た時に危惧した程は気にならなかったかな~~っていうか、まぁいい方に考えて人それぞれに合う音域というのがあるし~と無理やり納得……いえいえ、十分に堪能させていただきました。噂のマキシムが歌う新曲ですが、、、ゴメンナサイ 邪魔!とまでは言わないけど要らないかも~~しかも、祐サマの音域に合っていないのか、その表現力が・・・なのか、う~~ん、じい的にはかな~り微妙でしたね~~それと、、、どうしてもスルーできないことが2つ。1つは「わたし」が自我に目覚めて「ミセス・ド・ウインターは私よ~♪」とダンヴァース夫人に言い切る歌。いや、これは言葉の響きの特性だからどうしようもないことなんだけど、「Mrs.de Winter bin ich」とスパーン と斬るような響きがすっごく好きだったんですよね~~それが訳詞になると「ミセス・ド・ウインターは私~」と最後の最後でがっくし みたいな。。。あと、、、これは激しく改善を求めます 2幕でマキシムがレベッカとの過去を告白する時に歌うナンバー 歌詞を覚えていないので観た人じゃないと??になるかも~~申し訳ないです 静かに説明する部分の旋律→感情が爆発して歌い上げる部分の旋律という感じの流れの曲なのですが、2つの部分の旋律の転調が明らかに違う 例えば、普通なら原曲がハ長調だとして、歌う人の音域に合わせる為に転調するなら全部分をト長調にするところを、ある部分はト長調、ある部分はヘ長調にする…みたいな感じになってて 何だか普通の旋律のところは原曲に近くても大丈夫、歌い上げるところはその音は出ないから下げてま~す♪みたいに聞こえてすっごく不自然なんですよね~~だってあの祐サマが歌うんですよ~~まさか歌えない?!なんて事情で変わるとは思えないし……いや、アレは絶対に直した方がいいと思うぞぉ~~
以下は言いたい放題のキャスト感想。
わたし@ちひろちゃん、周りを圧倒させる存在感や華々しさというのとはちょっと違うんだけど、良かったと思います。前半のオドオドした感じも未熟な可愛さが出てたし、マキシムの告白を聞いて愛を再確認して強くなるところも、ガラッと雰囲気が変わるところが凄いな~と思いました。具体的な仕草や喋り方のどれが…というのはないのに、醸し出す空気感というのかな~~マキシムの告白を聞く→抱きしめる→ダンヴァース夫人と対峙するという短い間に明らかに変わっていたのが素晴らしかったです
種類は違うけどウザさ満載の濃厚キャラ!ヴァン・ホッパー夫人@寿ひづるさん&ジャック@吉野圭吾さん。スッポンの如く(笑)一度食いつかれたら絶対に話さないだろうな~~と気持ちいいほどやりたい放題のヴァン・ホッパー夫人、心から楽しませてもらいました 嫌なヤツなんだけどおバカかげんが何気に可愛いジャック・ファヴェルもイイ味を出してたわ~~最近の吉野さんってこういうキャラが板についてきたような ベアトリス@伊東弘美さんも安心して観られるし、フランク@禅さん、もうぅ~~この人には癒されます。しかもその役としてきちんと舞台に存在してくださるから嬉しくて嬉しくて←問題のある人「たち」がいるのでね~~グハッ 初演同様(笑)最後までイイ人で良かったわ~~2幕終盤でジャックと並んで立つ場面があるんだけど、別の舞台だったらそのままワルの方に仲間入りしそうで 今回から変わったベン役にはtekkanさん。前回の治田さんも好演だったけど今回もなかなか……ちょっと障害がある役なのですが、その障害の方向性はちょっと違うのかな~と感じました。
そして、、、ここからはかなり毒を吐きます 涼風ダンヴァース夫人ですが、、、予想外に(笑)腸煮えくり返る~ の状態にはならず……そこまで酷くはなかったです それなりに恐かったし、低音の迫力もあったし、他の作品で感じた「邪魔!」と言いたくなるような存在ではなかったし←褒めてます もしかしたら低い音程を鳴らす曲調に助けられた?暗い役どころが美味しかった??せいもあったのかもしれないけど、それでもやっぱりね~~そういう役を演じるだけの力がないとダメなわけだし。涼風ダンヴァースの場合、何か見ていて切なくなってくるというか、レベッカに執着することで生きる意味を見出しているのが可哀想でね~~ 特にカトレアが入ったガラスケースにすがって歌うところ、妙に悲しかったですわ。ただし やっぱり凄みが足りないのよね~~決して哀れみを感じるだけのキャラじゃないわけで、肉親的な&主従関係として、という両方の“情愛”が綯い交ぜになっているというか、いきつくところまでいっちゃった恐さみたいなものが全く感じられず。。。「わたし」を追い詰めていくところも、せいぜい姑が嫁いびりをしている程度にしか見えなかったし。あと、1幕の初登場シーンや2幕の模様替えシーンで、にぎやかに立ち回る使用人たちとは対照的に、ダンヴァースの周りだけは漆黒の闇を感じさせないといけないと思うんだけど、そこの落差が全く迫力がなくて 更に、、、最初はまぁまぁ我慢できたんだけど、後半になって歌い上げる場面が多くなるにつれて重みが感じられなくてフラストレーションが沸々と これまた存在感に物申したかったMA2幕の中途半端な王妃様再び?みたいな感じでちょっと待ってよ!みたいな 何かね~~ダンヴァース夫人個人の中で完結してる感じ この役ってそれだとダメだと思うんです。実際にはキャスティングされていないレベッカという存在を背負って二人分演じてもらわないと 絶対にその存在を目にできないからこそ会ってみたいと興味が湧いてくるし、会えないモヤモヤ感も含めてズッシリ響いてくるところがあると思うし。涼風さん演じるダンヴァース夫人が表現するレベッカには全く興味が湧かなかった……というか、レベッカっていたっけ?みたいな。。。ま、何とかダンヴァース一人分の存在自体が邪魔にならなかっただけマシと思わないといけないの……か…も
で、、、本日じいをかな~り楽しませてくれたマキシム殿 いや、あのね~~1幕の最初の方は衣装の着こなしはともかくとして素敵だったし、ちーちゃんいいな~と一瞬でも思ったのは否定しません(笑) ただね~~正直に申しますが、歌が昔ほどではなくなったような気が……いや、上手いんですよ、やっぱり。2幕最後の「わたし」とのデュエットは素晴らしかったし、相変わらず憎らしいほど音符を歌で操れる力のある人だな~とは思ったんです。音楽記号を歌で実感させてくれる歌唱力のある人ってなかなかいないし。でも、一時ほどの迫力というか、他の問題点、、、手とか足とか動きとか……以下省略 とにかく“あれやらこれやら”を圧倒してしまう歌の力が最近は感じられなくなったんですよね~~祐サマの持ち味というのかな~~ファルセットっぽい歌い方も、、、何かに喩えるのは止めておきますが まぁそういうことで(笑) 演技の方は……はい、相変わらずです、ということで後は察してくださいませ マキシムの周辺にいるフランクやベアトリスがマキシムの心情等々をいろいろと説明してくれるんだけど、「へぇ~~そういうことだったんだ」「ほえ?そんな風に思ってたんだ」とビックリする~みたいな……だってぇ~~マキシムを見てても全然分かんないんだもん、っていうか、見たら大変なことになるのでね~~手が足が じい、、、撃沈
あぁ~~よく笑って面白かった……って、激しく間違ってるよぉ~~ 何だろうな~~演目は好きなのに後に残るのは物足りなさ。初演の時にも書いたかもしれないわ……もう少しちゃんと歌詞の世界や言わんとすることを伝えてくれる人たちで演じてもらえると「観たぞ~」とイイ気持ちで劇場を後にできるのかもしれないです。アレコレ言いまくっておきながら来週もう1回行ってきますぅ~~シルビア・ダンヴァース夫人でスッキリするぞ~~
じいが観たのは2年前の初演@クリエ。今回はハコの大きい帝劇ということで迫力 を期待したのですが(ウィーンオリジナルは凄い……らしい?)、意外にショボかったような……一番の期待場面、2幕終盤のマンダレイ屋敷が焼け落ちるシーン。クリエでは使えなかった本物の火を使ってあったんだけど、5、6個の灯が3ヶ所のみ あのぉ~~ 逆にしょぼさ&貧相さがバージョンアップしてるんですけど こんな中途半端なことをするならクリエ同様に赤い背景で良かったんじゃないの?と突っ込みたくなりましたわ 背景といえば冒頭の紗幕越しにうっすら浮かび上がるマンダレイ屋敷の門。じい、初演の時にめちゃめちゃ気に入ってたんですよね~~でも今回は舞台面積の差だと思うんだけど、吸い込まれそうになるような迫り出し感というのかな?そういうのがなかったのが残念 しかも照明が妙に青っぽくなっていたのは気のせい?前はもっと緑っぽかったように見えたんだけど……今回のは思わず黄泉の国?別の音楽が聞こえてきそう 更にゴンドラとか降りてきたら完璧なんだけど~~って、、、病気だわ。失礼しました あと、1幕のモンテカルロのホテル。初演の時はリゾートホテル風だったと思うのですが、今回は普通のロビーっぽい感じでヴァン・ホッパーズ夫人の立ち位置も上手側に変更。「わたし」に対して「もっとこのホテルの格式に相応しい振る舞いをしなさい」みたいなことを言う場面があるのですが、それにしては激しく薄っぺらくてちゃちいセットだったような……ここは前の方が良かったな~~休暇に来てる感が出てたし。そうそう、それと舞台上の人数 確か初演の時と変わってないんですよね~~人数も顔ぶれも(不確かだけど多分そうだったはず…)。実力のある方々が揃っているので、20人にも満たない人数でこれだけの迫力が出ていて素晴らしいと思ったのですが、やっぱり帝劇の舞台を埋めるには何となく不足感があるというか パーティーや屋外ゴルフのシーンは特に!そんなわけで、じい的にはクリエサイズで凝縮された濃厚な舞台が合っている気がしました。
今日のお席、これまた久しぶりに2階後方のB席から見下ろしてきました。1階は覗いていないので分からないのですが、2階前方のサイド=S・A席は全く入ってなくて、最初から封鎖されてたっぽい?ただね~~じいは1階前列で観る勇気はありません だって今日も震えながら観てましたから……笑いを必死に堪えていたので腸がよじれるかと思いましたわ もうね~~針で突いたら涙が溢れる、じゃなくて抱腹絶倒!笑いがとまらなくなりそうで。。。これ、5年前に黄泉の国の友人と2階の一番後ろで大きい閣下さんを観た時と同じだわ 何故なのか、、、これだけで分かってもらえると思いまする……手が!手がぁ~~!!要らないかもしれないけど後ほどのキャスト感想で(爆!) なるべくオペラでパパラッチしないよーに、敢えて焦点を合わせないよーに努力しないといけないのって一体……
音楽はどの曲もお気に入り。相変わらず 特にアンサンブルのナンバーは他のクンツェ&リーヴァイ作品の曲を彷彿させるし、確か2幕の幕開け?だったかな~~効果音っぽく流れる出だしの不協和音が伸ばされるところは思いっきりエリザだし……と、まぁそれは置いといて、初演以来ドイツ語のオリジナル版だけど曲は頻繁に聞いていたので音楽はバッチリ!おかげで余裕で楽しめましたね~~時折頭の中で音声多重状態になって困ったけど(笑) でもね~~じいの頭は何て勝手!というか 原詩は??なので今までずっと2年前に観た初演でのうろ覚えの歌詞の記憶を重ね合わせて勝手に曲と物語を組み立ててたみたいで、えぇ~ この曲ってここの場面だったっけ?この人が歌ってたっけ?? と思いっきり勘違いしていたところがあって焦りました。やっとこさ今日ちゃんと修正できたので次回は大丈夫かと オリジナル版に比べたら、確かに音程は だしテンポも遅いのですが、HP上の映像を見た時に危惧した程は気にならなかったかな~~っていうか、まぁいい方に考えて人それぞれに合う音域というのがあるし~と無理やり納得……いえいえ、十分に堪能させていただきました。噂のマキシムが歌う新曲ですが、、、ゴメンナサイ 邪魔!とまでは言わないけど要らないかも~~しかも、祐サマの音域に合っていないのか、その表現力が・・・なのか、う~~ん、じい的にはかな~り微妙でしたね~~それと、、、どうしてもスルーできないことが2つ。1つは「わたし」が自我に目覚めて「ミセス・ド・ウインターは私よ~♪」とダンヴァース夫人に言い切る歌。いや、これは言葉の響きの特性だからどうしようもないことなんだけど、「Mrs.de Winter bin ich」とスパーン と斬るような響きがすっごく好きだったんですよね~~それが訳詞になると「ミセス・ド・ウインターは私~」と最後の最後でがっくし みたいな。。。あと、、、これは激しく改善を求めます 2幕でマキシムがレベッカとの過去を告白する時に歌うナンバー 歌詞を覚えていないので観た人じゃないと??になるかも~~申し訳ないです 静かに説明する部分の旋律→感情が爆発して歌い上げる部分の旋律という感じの流れの曲なのですが、2つの部分の旋律の転調が明らかに違う 例えば、普通なら原曲がハ長調だとして、歌う人の音域に合わせる為に転調するなら全部分をト長調にするところを、ある部分はト長調、ある部分はヘ長調にする…みたいな感じになってて 何だか普通の旋律のところは原曲に近くても大丈夫、歌い上げるところはその音は出ないから下げてま~す♪みたいに聞こえてすっごく不自然なんですよね~~だってあの祐サマが歌うんですよ~~まさか歌えない?!なんて事情で変わるとは思えないし……いや、アレは絶対に直した方がいいと思うぞぉ~~
以下は言いたい放題のキャスト感想。
わたし@ちひろちゃん、周りを圧倒させる存在感や華々しさというのとはちょっと違うんだけど、良かったと思います。前半のオドオドした感じも未熟な可愛さが出てたし、マキシムの告白を聞いて愛を再確認して強くなるところも、ガラッと雰囲気が変わるところが凄いな~と思いました。具体的な仕草や喋り方のどれが…というのはないのに、醸し出す空気感というのかな~~マキシムの告白を聞く→抱きしめる→ダンヴァース夫人と対峙するという短い間に明らかに変わっていたのが素晴らしかったです
種類は違うけどウザさ満載の濃厚キャラ!ヴァン・ホッパー夫人@寿ひづるさん&ジャック@吉野圭吾さん。スッポンの如く(笑)一度食いつかれたら絶対に話さないだろうな~~と気持ちいいほどやりたい放題のヴァン・ホッパー夫人、心から楽しませてもらいました 嫌なヤツなんだけどおバカかげんが何気に可愛いジャック・ファヴェルもイイ味を出してたわ~~最近の吉野さんってこういうキャラが板についてきたような ベアトリス@伊東弘美さんも安心して観られるし、フランク@禅さん、もうぅ~~この人には癒されます。しかもその役としてきちんと舞台に存在してくださるから嬉しくて嬉しくて←問題のある人「たち」がいるのでね~~グハッ 初演同様(笑)最後までイイ人で良かったわ~~2幕終盤でジャックと並んで立つ場面があるんだけど、別の舞台だったらそのままワルの方に仲間入りしそうで 今回から変わったベン役にはtekkanさん。前回の治田さんも好演だったけど今回もなかなか……ちょっと障害がある役なのですが、その障害の方向性はちょっと違うのかな~と感じました。
そして、、、ここからはかなり毒を吐きます 涼風ダンヴァース夫人ですが、、、予想外に(笑)腸煮えくり返る~ の状態にはならず……そこまで酷くはなかったです それなりに恐かったし、低音の迫力もあったし、他の作品で感じた「邪魔!」と言いたくなるような存在ではなかったし←褒めてます もしかしたら低い音程を鳴らす曲調に助けられた?暗い役どころが美味しかった??せいもあったのかもしれないけど、それでもやっぱりね~~そういう役を演じるだけの力がないとダメなわけだし。涼風ダンヴァースの場合、何か見ていて切なくなってくるというか、レベッカに執着することで生きる意味を見出しているのが可哀想でね~~ 特にカトレアが入ったガラスケースにすがって歌うところ、妙に悲しかったですわ。ただし やっぱり凄みが足りないのよね~~決して哀れみを感じるだけのキャラじゃないわけで、肉親的な&主従関係として、という両方の“情愛”が綯い交ぜになっているというか、いきつくところまでいっちゃった恐さみたいなものが全く感じられず。。。「わたし」を追い詰めていくところも、せいぜい姑が嫁いびりをしている程度にしか見えなかったし。あと、1幕の初登場シーンや2幕の模様替えシーンで、にぎやかに立ち回る使用人たちとは対照的に、ダンヴァースの周りだけは漆黒の闇を感じさせないといけないと思うんだけど、そこの落差が全く迫力がなくて 更に、、、最初はまぁまぁ我慢できたんだけど、後半になって歌い上げる場面が多くなるにつれて重みが感じられなくてフラストレーションが沸々と これまた存在感に物申したかったMA2幕の中途半端な王妃様再び?みたいな感じでちょっと待ってよ!みたいな 何かね~~ダンヴァース夫人個人の中で完結してる感じ この役ってそれだとダメだと思うんです。実際にはキャスティングされていないレベッカという存在を背負って二人分演じてもらわないと 絶対にその存在を目にできないからこそ会ってみたいと興味が湧いてくるし、会えないモヤモヤ感も含めてズッシリ響いてくるところがあると思うし。涼風さん演じるダンヴァース夫人が表現するレベッカには全く興味が湧かなかった……というか、レベッカっていたっけ?みたいな。。。ま、何とかダンヴァース一人分の存在自体が邪魔にならなかっただけマシと思わないといけないの……か…も
で、、、本日じいをかな~り楽しませてくれたマキシム殿 いや、あのね~~1幕の最初の方は衣装の着こなしはともかくとして素敵だったし、ちーちゃんいいな~と一瞬でも思ったのは否定しません(笑) ただね~~正直に申しますが、歌が昔ほどではなくなったような気が……いや、上手いんですよ、やっぱり。2幕最後の「わたし」とのデュエットは素晴らしかったし、相変わらず憎らしいほど音符を歌で操れる力のある人だな~とは思ったんです。音楽記号を歌で実感させてくれる歌唱力のある人ってなかなかいないし。でも、一時ほどの迫力というか、他の問題点、、、手とか足とか動きとか……以下省略 とにかく“あれやらこれやら”を圧倒してしまう歌の力が最近は感じられなくなったんですよね~~祐サマの持ち味というのかな~~ファルセットっぽい歌い方も、、、何かに喩えるのは止めておきますが まぁそういうことで(笑) 演技の方は……はい、相変わらずです、ということで後は察してくださいませ マキシムの周辺にいるフランクやベアトリスがマキシムの心情等々をいろいろと説明してくれるんだけど、「へぇ~~そういうことだったんだ」「ほえ?そんな風に思ってたんだ」とビックリする~みたいな……だってぇ~~マキシムを見てても全然分かんないんだもん、っていうか、見たら大変なことになるのでね~~手が足が じい、、、撃沈
あぁ~~よく笑って面白かった……って、激しく間違ってるよぉ~~ 何だろうな~~演目は好きなのに後に残るのは物足りなさ。初演の時にも書いたかもしれないわ……もう少しちゃんと歌詞の世界や言わんとすることを伝えてくれる人たちで演じてもらえると「観たぞ~」とイイ気持ちで劇場を後にできるのかもしれないです。アレコレ言いまくっておきながら来週もう1回行ってきますぅ~~シルビア・ダンヴァース夫人でスッキリするぞ~~