民主党の外交安全保障関連で決定的にダメな問題のひとつに沖縄の基地問題があります。何故ダメかというと、交渉ごとで相手の論理を完全に無視しているからです。
asahi.com 国際 6月26日1時40分 在日米軍再編「計画通り移転」 米国防次官が表明
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY200906250409.html?ref=rss
>来日中のフロノイ米国防次官は25日、防衛省で増田好平事務次官らと会談した。米国内の一部に見直し論がある在日米軍再編について「米政府としては日米で合意したロードマップ(行程表)通りにやっていく方針は変わらない」と述べ、オバマ政権下でも沖縄普天間飛行場の県内移設や海兵隊グアム移転を計画通り進める考えを表明した。
>フロノイ氏は同日、民主党の岡田克也幹事長とも会談。党側の説明では、同党が普天間飛行場の県外移設の方針を示していることについて「すべての再編計画を失い、同盟にとって大変なダメージになる」と強調した。
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090608/plc0906081741008-n1.htm
>ケビン・メア駐沖縄総領事は8日、那覇市での講演会で「米政府は米軍再編をそのまま実行する。日本政府と再交渉する提案はないことを強調したい」と否定した。
>メア総領事は7月に沖縄を離任し、米国務省の日本部長に就任する。
民主党は沖縄の基地問題で何か交渉できると思っているようなのですが、アメリカは契約社会なので、ダムの建設を中止するように、変更しましたで済まされるとは考えない方がいいと思います。相手方の論理を無視して、交渉できる・同盟関係が維持できると思う人間の気が知れません。北朝鮮問題でも直接アメリカの安全保障に関わりがないにもかかわらず、同盟の義務を履行しにきたように、アメリカのそういう面は信用できると思います。少なくとも、下手な日本人よりはよほど信用できるでしょう。県外の何処かという問題すら、まるで説明できないでしょう。
結局、民主党は票が欲しい、日本左派的主張を取り下げたくないだけなんです。麻生政権も沖縄を説得しかねてますが、少なくとも約束を守ることの重要性は理解しています。政治家として選挙を考えれば、地元の要求は飲めばいいのは分かっていますが、そういうことではありません。アメリカに強い態度に出れば、溜飲の下がる人もいるかもしれませんが、そういうことでもありません。外交安全保障の根幹(これがないと防衛は明らかに成り立たない)たる日米同盟で、相手方の重視する契約の論理を無視するというやり方の是非を問うています。一事が万事これで、唯我独尊では交渉など出来まいと思った次第です。日本人としても約束を守るべきなのは言うまでもないでしょう。
何処をどう見ても、民主党の外交安全保障が優れているないし自民党と大差ないとは思えないのですが、選挙公約にしてしまえば、有権者は民主党を支持してしまう可能性があります。負担がない甘い公約に弱いのでしょう。対策としては、選挙公約に持ち込んだり・無理矢理クローズアップするより、第三者・プロに批判をしてもらい、民主党の政策はダメ(事実)だという印象をつくるのがベターだと思います。
asahi.com 国際 6月26日1時40分 在日米軍再編「計画通り移転」 米国防次官が表明
http://www.asahi.com/international/update/0626/TKY200906250409.html?ref=rss
>来日中のフロノイ米国防次官は25日、防衛省で増田好平事務次官らと会談した。米国内の一部に見直し論がある在日米軍再編について「米政府としては日米で合意したロードマップ(行程表)通りにやっていく方針は変わらない」と述べ、オバマ政権下でも沖縄普天間飛行場の県内移設や海兵隊グアム移転を計画通り進める考えを表明した。
>フロノイ氏は同日、民主党の岡田克也幹事長とも会談。党側の説明では、同党が普天間飛行場の県外移設の方針を示していることについて「すべての再編計画を失い、同盟にとって大変なダメージになる」と強調した。
MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090608/plc0906081741008-n1.htm
>ケビン・メア駐沖縄総領事は8日、那覇市での講演会で「米政府は米軍再編をそのまま実行する。日本政府と再交渉する提案はないことを強調したい」と否定した。
>メア総領事は7月に沖縄を離任し、米国務省の日本部長に就任する。
民主党は沖縄の基地問題で何か交渉できると思っているようなのですが、アメリカは契約社会なので、ダムの建設を中止するように、変更しましたで済まされるとは考えない方がいいと思います。相手方の論理を無視して、交渉できる・同盟関係が維持できると思う人間の気が知れません。北朝鮮問題でも直接アメリカの安全保障に関わりがないにもかかわらず、同盟の義務を履行しにきたように、アメリカのそういう面は信用できると思います。少なくとも、下手な日本人よりはよほど信用できるでしょう。県外の何処かという問題すら、まるで説明できないでしょう。
結局、民主党は票が欲しい、日本左派的主張を取り下げたくないだけなんです。麻生政権も沖縄を説得しかねてますが、少なくとも約束を守ることの重要性は理解しています。政治家として選挙を考えれば、地元の要求は飲めばいいのは分かっていますが、そういうことではありません。アメリカに強い態度に出れば、溜飲の下がる人もいるかもしれませんが、そういうことでもありません。外交安全保障の根幹(これがないと防衛は明らかに成り立たない)たる日米同盟で、相手方の重視する契約の論理を無視するというやり方の是非を問うています。一事が万事これで、唯我独尊では交渉など出来まいと思った次第です。日本人としても約束を守るべきなのは言うまでもないでしょう。
何処をどう見ても、民主党の外交安全保障が優れているないし自民党と大差ないとは思えないのですが、選挙公約にしてしまえば、有権者は民主党を支持してしまう可能性があります。負担がない甘い公約に弱いのでしょう。対策としては、選挙公約に持ち込んだり・無理矢理クローズアップするより、第三者・プロに批判をしてもらい、民主党の政策はダメ(事実)だという印象をつくるのがベターだと思います。