法的拘束力のない問責決議案なんかに大した価値があるとは思えませんが、実際問題参議院では麻生首相では審議に応じないことになっています(衆院の不信任案は否決したし、衆院選でリセットされると考えられる)。福田元首相も問責決議案後に辞めました。国政の混乱を考えると、麻生は今度の衆院選には事実上勝ってはいけないことになっています。
万一勝ったと仮定します。ねじれ状態で与野党のこじれた仲を考えると、政策協議は困難でしょう。3分の2があってあれですから、もう国政はメチャクチャになること明らかです。これが無くても勝つのは困難でしょうが、真面目に考えれば考えるほど、今度の選挙は馬鹿らしい。国民に選択の余地なんてありません。これは何が何でも勝つ気だった民主党の望んだ結果でもあります。
ここで政局を振り返って見ましょう。まずは郵政解散で3分の2をとりました。そして参院選で自公が過半数をわります。ここまでは国民の選択ですが、重要なのは大連立失敗劇です。これで主として民主党・野党サイドの意志により、対決が運命付けられました。暫定税率騒動にみられるように、トータルプランニングもないまま、野党の政局的介入が続きました。(私にはわざと負けるための選挙をやればいいとは思えませんし、参院で勝った方が主導権を握るのはおかしい、システムの欠陥であると主張してきています)ついには福田首相が退陣し、麻生政権が樹立しました。ここで解散に打って出れば、衆院選後の打開も考えられたのですが、世界同時不況の発生により解散先送り。与野党の仲はこじれたままでした。そういう経緯で、事実上勝ってはいけない状況になっています。
現状政権選択選挙にする唯一の打開策は、問責決議案を受けた麻生が退陣して、民主党と変にこじれてない総裁を立てることのみのようにも思えます。ブレを通り越して、卓袱台返しを見せてくれれば、見事な最期と思うんですけどね。まあ別に私はルールには従いますから、政権選択選挙にならなかろうが、事実上の偽政権が誕生しようが、反政権交代論ブログとしては終わろうが、それも仕方ないねという気持ちです。
静岡県知事選なんかでも、貴重な参議院議員を出したりしています(勝った後の切り崩し工作が難しくなるのは明らか)から、麻生や執行部は建前ではいろいろ言うでしょうが、真面目に勝つ気なんてなかったと思います。こんなことは少し気の利いた国会議員などは皆知っているのではないでしょうか。私も言っても仕方が無い(言うこと自体が混乱の素になる)ことなので、このことについては国会が終わるまで黙っていただけです。
だからここまで来たら政権選択選挙を言っても意味が無いんですよね。無党派層的な人ほど、こういう事情は分からない(国会を動かすルールが読めてないにも関わらず、選挙に臨まされている)んです。あらためて、マスメディアの社説あたりが政党支持の立場をはっきりさせてリードしないと無茶苦茶になると思っています。実際一度無茶苦茶になっているのですから。
万一勝ったと仮定します。ねじれ状態で与野党のこじれた仲を考えると、政策協議は困難でしょう。3分の2があってあれですから、もう国政はメチャクチャになること明らかです。これが無くても勝つのは困難でしょうが、真面目に考えれば考えるほど、今度の選挙は馬鹿らしい。国民に選択の余地なんてありません。これは何が何でも勝つ気だった民主党の望んだ結果でもあります。
ここで政局を振り返って見ましょう。まずは郵政解散で3分の2をとりました。そして参院選で自公が過半数をわります。ここまでは国民の選択ですが、重要なのは大連立失敗劇です。これで主として民主党・野党サイドの意志により、対決が運命付けられました。暫定税率騒動にみられるように、トータルプランニングもないまま、野党の政局的介入が続きました。(私にはわざと負けるための選挙をやればいいとは思えませんし、参院で勝った方が主導権を握るのはおかしい、システムの欠陥であると主張してきています)ついには福田首相が退陣し、麻生政権が樹立しました。ここで解散に打って出れば、衆院選後の打開も考えられたのですが、世界同時不況の発生により解散先送り。与野党の仲はこじれたままでした。そういう経緯で、事実上勝ってはいけない状況になっています。
現状政権選択選挙にする唯一の打開策は、問責決議案を受けた麻生が退陣して、民主党と変にこじれてない総裁を立てることのみのようにも思えます。ブレを通り越して、卓袱台返しを見せてくれれば、見事な最期と思うんですけどね。まあ別に私はルールには従いますから、政権選択選挙にならなかろうが、事実上の偽政権が誕生しようが、反政権交代論ブログとしては終わろうが、それも仕方ないねという気持ちです。
静岡県知事選なんかでも、貴重な参議院議員を出したりしています(勝った後の切り崩し工作が難しくなるのは明らか)から、麻生や執行部は建前ではいろいろ言うでしょうが、真面目に勝つ気なんてなかったと思います。こんなことは少し気の利いた国会議員などは皆知っているのではないでしょうか。私も言っても仕方が無い(言うこと自体が混乱の素になる)ことなので、このことについては国会が終わるまで黙っていただけです。
だからここまで来たら政権選択選挙を言っても意味が無いんですよね。無党派層的な人ほど、こういう事情は分からない(国会を動かすルールが読めてないにも関わらず、選挙に臨まされている)んです。あらためて、マスメディアの社説あたりが政党支持の立場をはっきりさせてリードしないと無茶苦茶になると思っています。実際一度無茶苦茶になっているのですから。