ウイリアム モリス のインテリア

2014-10-05 | National Trust

十月になりようやく秋らしくなってきました。

ガトイック空港をさらに南に行ったところの Standen というヴィクトリアン後期に建てられたナショナルトラストの家を見に行って来ました、

モミジが色づいてきています。

 

   

 

なぜかイギリスで赤いまんじゅしゃげを見たことがありません、こんなピンクか白ばかり。

 

さてこの花の名前は?

 

 

藤がからまったサマーハウスからは下に湖が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

鉄道の開通で富をなしたミスター ビールによって1890年に建てられた家は1970年代にナショナルトラストに寄贈されるまで娘さんが住んでいました。

インテリアは1920年代のアーツ アンド クラフツ のスタイルに徹底し当時先端のデザイナー ウイリアム モリスのチームがデザインしたものです。

壁紙、カーテン、ソファーのカバーまで独特の花草模様。

オリジナル生地はすべて日焼や擦り切れで使えなくこれらはレプリカです。

日本びいきだった初代オーナーは浮世絵の版画をたくさん持ち帰ったようでがたくさん飾ってあります。

 

 

 

森の中には子供のための小さな野外劇場やキャンプ場が。

 

 

 

 

 


ワイルドフラワー ガーデン

2014-05-10 | National Trust

草刈りは二週間に一度が理想的、次回に来る時はさぞかし伸びていることだろう。
花壇の周りは特に丁寧に雑草を抜きできるだけ花を守っておきました。
ひまわりの小さな苗は完全に食べられてしまい全滅です。
ワイルドフラワーのタネが5ミリ程育っています。
夏に帰って来た時ワイルドフラワーガーデンが出迎えてくれた そんな夢を見ています。


爆音の下

2014-03-27 | National Trust



先週の暖かさが続くかと思いしや寒さがぶり返してきた。
それにも負けず屋敷巡りにでかけました。
ヒースローに着く少し手前にこのOsterley Park & House はあります。
場所柄離陸したばかりの巨大な飛行機が屋敷の上を轟音で飛び立って行き
傍らには高速道路の騒音が絶え間無く続きここに来たことを後悔したのだが
家の中に入るとそんな騒音は全く聞こえずシンプルで豪華さのある内装には目を見張る素晴らしい物がありました。



18世紀フランス製のゴブラン織は色褪せ防止に日光を遮断されているため当時のままの色が鮮やかに残っています。







今の時期は桜と水仙ばかりです。



藤は固い蕾。












夏の暑さをしのぐための小さな部屋の天井画。




チーフ召使いの部屋も拡張高いもの。











一番気に入った部屋はこのキッチン。
北向きの半地下であるため寒そうだが火がはいれば暖かい働きやすいキッチンです。

18世紀建立のこの屋敷はEarl of Jersey のために建てられた家ですが稀にしか使われなく普段はロンドンはMayfairのマンションで暮らしていたそうです。






庭仕事

2014-03-25 | National Trust


暖かい春から夏になると成長が増すヴァージニアクリーパーを引っ張り下ろした。
ヴァージニアクリーパーはレンガに吸盤で吸い付くだけで大きめの幹さえ残しておけば一夏で壁は覆われてしまいます。
今の時期にはがし落とさないと窓まで被いつくされ家の中は冬のように暗くなります。
花粉症がでなくなったとはいえ完全防備でやっても目が痒くなります。
枯れ枝でさえ大きなゴミ袋10個が出て今は体中の節々がギクシャク、老体を実感。


富豪の家

2014-03-23 | National Trust


朝晩寒いとはいえ今年の春は待ちこがれていたというよりあっさりやってきました。
ナショナルトラストのメンバーシップを有効に使うべく再び屋敷巡りです。
今回は青空はなく寒かったほどだが森歩きには程良いくらいです。

SurreyにあるClandon ParkはOnslow家により1720年代に建てられたイタリアンスタイルのマンション。
Onslowと言えばロンドンの一等地にある通りやスクエアの名前でよく知られ
その土地の所有者でもあります。
Onslow家は12世紀までさかのぼることができ今現在の主人は8代目のEarl of Onslow。
ウール産業で富を成しこの家を建て今に至っている大富豪ファミリーです。








家の中は写真禁止でしたが誰もいないスキにパチリ、床がスプリングする踊りの間です。
次回はもっと庶民的な家を訪ねてみよう。