祝賀の気分

2012-05-31 | Weblog

 

 

 

 

パンを切る音や人参の皮をむき出すと飛んで足元にやってくるヴェスパーが今晩はいないのです。

いつも身の回りにいるものが突如いなくなると寂しいものです。

今日から一週間ケントの田舎のケネルでボーディング生活を余儀なくされました。

小さな子をボーディングスクールに送り出すような親心とはこんなものなのでしょうか、

それとはうらはらにおねいさんになだめられるとそのまま振り向きもせず奥に消えていってしまいました。

ケントのカントリーサイドで走り回れる場所があるとはとはいえ他の犬とも仲良くしていかなくてはなりません。

大きい犬に吠えつきないよう祈っています。

僕たちはダイアモンドジュビリィで混み合うロンドンをあとに

バーミンガム近郊で行なわれる結婚式に参列します。

今週末は国中が祝賀ムードになるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

            

 

 

 

 

 

 

Britain in Bloom と 血圧計

2012-05-27 | Weblog

 

 

家に血圧測定器があったとはつい知らなかった、数年前日本で購入し持ち帰ったに違いない。

年頃でもあることだし定期的に計って健康状態を確かめようと思っていたのだろう、数回使っただけであとは屋根裏部屋行き、すっかり忘れていた。

日本の温泉備え付けの血圧測定器で何度か計った限りボクは低血圧だ。

そうだからといって肩こりと軽い立ちくらみ以外は低血圧の症状はたいしてひどくはない。

そもそも低血圧症というものは上の数値が80~90以下とされているようだ。

 

スウイッチを入れると正常に作動している。

試しに空気を入れて計ってみると上が110前後,下は60前後という数値がでた。

基準値は年齢に90を加えたものが正常あるいは理想数値らしい,ということは150あってもおかしくはないはずだ。

器具に付いている表を見ると+−28は考慮に入れてもいいらしい。

それでも上が110前後というのはやはり低いほうなのだろう。

血圧が低いということは心臓のポンプ力が弱く血管に詰まった脂肪分を押し出す力が低いため血栓が起こる可能性もあるという。

ちなみに15分程体を動かした後測ってみるとなんと120まで上がっていた。

やはり適度な運動は必要なのだろう。

 

 

 

 

 

            

 

 

 

                         

 

 

 


テムズ河沿い

2012-05-26 | Weblog

             

 

 

 

             

 

 

 

我家は表玄関が西向き今日のような暑い日は午後も過ぎると玄関の鉄の把っ手は体温より熱くなります。

それに比べ東向きの裏庭に行くと4、5度は温度が低くなるといっても大げさではないでしょう。

 

週末の食料調達がてらテムズ河沿いを歩いてみました。

ロンドンブリッジからタワーブリッジに向かって歩を進めると幾つか新しいブロンズ像やメタルワークのオブジェが目新しい。

ここに来るのは去年の春以来になるのだろうか新しい建物が現れても不思議ではない程ご無沙汰です。 

The Shard の外壁はほとんどがガラスに覆われ完成もまじかだろう。

すぐ足元までいくとそのガラスの表面はセメントや工事のホコリで遠くから見る程輝かしいものでもないのです。

 

魚屋に寄って活きの良さそうな黒鯛を買いました、養殖物かどうかはっきりしないが一尾8ポンド、

その横のイカは一パイ4ポンド30、そして最後に買ったバゲット一本1ポンド30。

すべてが値上がりバゲットは去年より30パーセントも高くなりびっくりです。

 
 
 
             
 
             
                                       
             
 
 
 
          
 
 
 
 
 
 
 

夏日

2012-05-25 | Weblog

 




数年前だったら確実に花粉症で悩まされていただろう夏日がやってきました。

夏日初日はまだ信じられないと思わしき人は厚いオーヴァーコートをはおり活きのよい若者は上半身裸で町がごったがえしています。
夏日が二日目にもなるとさすがに信じたのかノースリーヴやショーツに衣替え、つかの間になるかもしれない夏を僕は窓を開けっ放しにしミシンを踏んでいます。


初夏の午後

2012-05-23 | Weblog

      

 

 

 

この日のジェントルメンのドレスコードはモーニングコート、ラウンジスーツ、ユニフォーム、またはナショナルドレスのいずれかでした。

着なれない着物を着て悪目立ってもいけないしモーニングコートとトップハットなどを着るとさらに滑稽になるのは間違いないのです。

僕はいつも着慣れた定番のマオスーツを着ることにしました。

この日のために黒のウールでルースフィットなマオスーツは作ってあったのです。

裏地に使った着物の生地はほとんど見えないものの袖口からちらっと見える派手な柄が以外と素敵でした。

 

何といってもこの日のハイライトはバッキンガムパレスでのガーデンパーティーです。

外から見ることのできるバッキンガムパレスの正面の建物はあまりにも綺麗すぎて僕は好きではないのですが

衛兵の間を通りコートヤードに入ると騒音はなくなりここからがクイーンのレジデンツなのでしょう正面の建物とは明らかに違った古めかしい威厳があります。

我々ゲストはこの古い建物はホールウエイを通るだけで裏に通じるガーデンに案内されるのです。

 

ガーデンでは二つのブラスバンドがジャズやクラシック音楽を交互に奏でゲストを迎えてくれます、

そして冷たい飲み物をいただきクイーンがお出ましななるまでガーデンの散策です。

ガーデンには大きな湖がありお隣にあるグリーンパークを一回り小さくした程の広さです。

 

この日は今までの寒かったグレイの空とはうってかわった初夏の陽気になりました。

残念なことにパレスの中にはカメラの持ち込みは禁止されています。

こんな素晴らしい機会を写真に残すことができません、当日のDVDは注文してみようとおもっています。

 

さてバンドは何事かが始まるかのような音楽に代わってきます、

赤地に金のブレイドがびっしり付いたコートを着たヨーマンガードが現れクイーンのお出ましです。

相棒は数年前に会食でおめにかかっています、透き通るようなブルーの目で見つめられお話をした時はそれまで君主制反対だった気持ちがいっぺんにくつがえさせられたそうです。

 

今回は群衆に混じっての傍観でしたがなぜか一番前の列に通されプリンスフィリップと共にお二人のお元気な姿をまじかに見ることができたのです。

 

このあとロイヤルファミリーと各国の大使館からのお客様はロイヤルテントで我々庶民は大きなテントの下でアフタヌーンティーをいただいたというわけでした。