東京バレエのブログサイトによると「くるみ割り人形」の初日が何事もなく無事に終ったようでほっとする。
バレリーナのアリーナへの怪我からの全快祝いということでもなかったのだが
次回日本で新しい踊りを踊る時の衣装は僕がプレゼントするから気兼ねなく尋ねてね、と言ってあったことからこの「金平糖の精」が出来上がった。
相手役の男性の衣装との兼ね合いも考えロイヤルバレエ版と同系色の生地を使ったもののデザインは僕が押し付け気味で半分作りかけたものを見せると嬉しそうにうなずいて同意してくれた。
彼女は上腕の大きさを気にしているため (といえども本人が気にするほどではないのだが)
オフショールダーラインで和らげところどころ透けた袖で優美に覆ってみた。
バレエダンサー用の特注マネキンでさえ彼女の小さなチュチュは後ろのホックがかかりません。
そして日本に出発する一週間程前東京からクララの衣装が到着し試着してみたものの彼女の嗜好にあわず急きょ新しく作る事になり出発前日に出来上がったのがこれ,
これまたお気に入り定番のオフショルダーです。
絶対に太って見えてはならないというバレリーナのサガとでも言うのだろうか
さらに細く見せたいとの要望で普通のスカートの組みたて方とは少し違った方法で仕上げてみた。
といってもたいした変わりはないのだけれど心理的に細いと信じさせることも重要なことなのだ。