野菜を自給自足するなどということは今のところ夢のまた夢です、そんなこたができたらさぞかし満ち足りた生活ができるのかもしれません。
それだけ辛抱強い人間でもないので今は買った野菜で満足していくしかないのです。
去年の夏、それまで隣人に貸していた馬のための庭に突然トマトの木が茂ってきました、馬糞で栄養いっぱいな土から生えてきたミニトマトなはずなのにお世辞にも甘いといえる物ではなかったけれどそのトマトの木が今年は三倍程に増え始めました。
今年はさぞかし沢山とれるだろうと期待していたにもかかわらず花はちらほら咲いているだけ、いまだにトマトはなっていません。
こんなありさまだから野菜の自給自足は無理なのです、なぜか先月植えたミントの勢いはとどまるところを知りません。
肉まんに対して執着はないけれど肉まんというものはいったいいつ食べるものだろうか、夕食には食べないしやはりおやつ時になるのだろうか?
日本にいた時でさえそれほど食べたいものというものでもなかったなどと思いをはせながら
最近お昼に食べる物のレパートリーが貧困になってきたこともかさなりこの肉まんに初挑戦してみることにした。
粉はいろいろな種類の物を買い置きしてあるのでこまらないが中に詰めるシイタケがない、かといって車で麓までおりて買いにいくほどのことはないのでありあわせの豚肉、タマネギ、パセリの詰め物にしてみた。
蒸し物などここではしたことがなかったため蒸篭がない、すし用のすだれを代用してみることにした。
やはりパン用の粉は強力すぎたのかペイストリー用いわゆる薄力粉と混ぜてもフワフワ感が足りなかった。
詰め物の味がよかったことを除けば今回は失敗作だった、この詰め物はヴェトナム風春巻きに合っているかもしれない。
そして以外なことにこの肉まんは腹もちが良かったのでした。