祝、The restoration

2008-10-30 | Weblog
ロンドンでは雪が舞ったという情報や寒かったウイーンから戻ってきたブダペストの暖かさに驚く、
ブダの丘の上にたどり着く頃には汗ばんでくる、
この丘の上から見る眺めは此の上ないがさすがに今回だけで四度目となるとその恩恵も薄れてくるというものだ。
日本人ツーリストガイドの丁寧な解説で思いもがけず教会の全容が分かるとともにトイレのあり場所やお土産屋のありかを説明してくれることは日本人らしく必要不可欠なことなのだろう、ありがたいことだ。
それにしてもハンガリーの言葉には英語やラテン語への共通性がまったくなく推測することすらできないおそろしく難しいものだ、
そんなおしゃべりをデンテイストチェアーに横たわりながら聞いていた日々もようやく終わり、
ブダペスト最後の夜とよみがえった歯を祝してペスト側で一人杯をあげる。





帰、ブダペスト

2008-10-28 | Weblog
朝はレオポルドミュジアムに行ってみる、たくさんのシーレのコレクションがある。
彼の人物画は好きではないが見なれなかった風景画がとても印象的だ。
ウイーン郊外の家並みの風景画は翌日見たブダペストにある外装のはげ落ちた豪華な建物郡と合い通ずるものがあっておもしろい。


初めて華やかな街にでてきた若者のように都会にとどまりたいと思う心を抑えた最後のランチはまったくひどいウイーン料理となる、
道すがら眺めるお客の入っている店のメニュウを見るとどうやらモダンオウストリア料理とでもいえるのだろうか、
少なくとも伝統的なオーストリア料理を体験したのだから次回に期待してこれですっきりウイーンとお別れといえるだろう。



ウイーン最後の夜

2008-10-27 | Weblog
夏に失っていた一時間が今日戻ってきた、ということで今日もさらに早起きになってしまう。
夕べ考えた末日曜日にブダペストに帰ったところで気がめいることだろうと思い一日延ばすことにした、
ということは今日は美術館巡りになるのであった。

初日に行ったヴァンゴッホ展では以前あまり展覧されたことのなかったようないくつかの鉛筆画や独特な色使いの作品群をごった返す人ごみをかき分け見て回ることになる。
今日のベルデベーレでは朝一番ということもあり元宮殿だった優雅なセッテイングのなかグスタフクリムトやエゴンシーレを堪能する。
特にクリムトの風景画はたまたま隣にあったモネの小さなガーデンの絵と共通項があり驚きだ。
二つ目に行った美術館はロンドンのナショナルギャラリーをグランドサンに例えると恰幅のあるグランドファーザーとでも言えるのだろう クンストヒストリシェ ミュジアム。
絵画の洪水が押し寄せて来るかのような膨大な数と目眩がするほどの大作に暫し興奮、
実際歩き疲れでめまいがするほどだった。

ウイーンに来てオペラを観ないてはないので夜出かけてみることにする。
スタッツオパーの切符が手に入らないので名前も値段も場所柄も庶民的なフォルクスオパーでトスカを観ることにした。
幕が上がり歌い始めるとなんとドイツ語ではないのか、そうかそうだったのかそれでなっとく、
オーケストラ席で50ユーロだったのである。
なじみ深いイタリアオペラのアリアがドイツ語だったとはいえ十分に楽しめた一晩にちがいなかった。



シェーンブるるん

2008-10-26 | Weblog
この電車はシェーンブルンに行きますか?と尋ねると判らない表情で頭をひねる、
再びシェーンブルン? というと顔に笑みを浮かべ シェーンブるるン ねと教えてくれた。
声に出して練習するがほとんど不可能に近い。

シェーンブルンの朝は早いのだろう、すでに長い観光バスの列からは多くの観光客が吐き出されてくる。

宮殿をやり過ごし丘の上に見えるグロリエッテをめざす、
ここのカフェで飲るビールが最高だという、
凍えるほど寒くもなく葉の色が変わり目の季節はすばらしい。

華やかウイーン

2008-10-26 | Weblog
朝7時の教会の鐘の音が響きわたる,すがすがしくいいものだ,
若かりし頃はこんな音も聞こえず眠り込んでいたに違いない、今ではこの音よりはるか以前に目が覚め一日の始まりを待ちこがれている、
今年一番の寒さになったようだ。

時を同じくブダペストと日本から旅行中のブログピープルと落ち合い観光としばしの日本語会話に花を咲かせる、全員一致でブダペスト-ハンガリーの低迷化を嘆く。 
日本からも観光ツアーもしくは歯科ツアーを増やし彼らの経済を活性化させるべきなのだろう、
それとは対象にウイーンのなんと華やかなことか,
見せかけだけではないと思うが。