今夕の夕焼け
パリはバスティーユからの中継でバレエ 白鳥の湖 をシネマで見ました
ヌレエフ版は抜粋で見たことはあるが全幕は初めてでした。
本人がまだ踊っていた80年代頃作られたものなのでプリンスは最初から最後まで出ずっぱりです。
カメラワークが入ることもあり白鳥の群舞の構成がよりよくとらえられて見応えはありました。
主役のオデット オディールは アマンディーヌ アルビッソン
ぼくの好きな繊細な白鳥ではなかったです
こうした大画面で大写しになると表情の作り方も
考えなくてはならなくダンサーにとってはさらに試練があるのでしょう。
プリンスは美貌のバレエ両親のもとに生まれた美貌の持ち主マチュー ガニオ
彼も期待はずれでした
立ち姿も何もかも美しいのだが踊りの締めが決まらない
という致命的とでも言える弱さがありました。
そんな中でも特に光っていたのは二人のオリエンタル勢でした
一人はニュージーランドと日本人ハーフのハナ オニール
彼女はスターオーラが燦々と輝きエトワールも夢ではないでしょう。
もう一人は韓国人のサエ ウン パク
彼女の表情はハナさんより控えめかもしれないけれど
スワンやチャルダッシュ、彼女もほとんど出ずっぱりで
淡々と群舞を引っ張っていく姿には
目を見張るものがありました。
ピレネーの麓のラヴラネという町ではこんなバレエやオペラの中継が毎月一回ほどあるのです、
次回のバレエはやはりパリからバランシンの真夏の夜の夢です。
80年代にガルニエでエトワールとして踊っていたマリー クロード ピエトロガラ が
ここにやってきます
色々調べてみるともう古典は踊っていなくぼくの好きではないモダンダンスに傾倒しているようで残念ながら行くことはないでしょう。
Lavelanet のシネマ から出て車の温度計は0度C 家に帰り着く頃には10、5度C
やはり ピレネーの麓は寒いのです。