たそがれ時の紅

2017-11-27 | フランス田舎三昧

 

日本で見たあの赤く妖艶に萌える垣根の木は一体なんだろうと思っていたが、
それは昼間見るとそれ程キレイと言えるわけではなかった。

夕暮れになり目を休めようと外にでてみると昼間はだるい赤錆び色の樫の葉が
なんと萌えるように紅く黄金色にさえ映えていた、
これはきっと夕暮れ時の光の加減だったのだ。

写真ではうまく色が出ていないけれど実物はもっと紅く萌えるような色です。

 

 

そのあとはまた夕焼け、

スペインから北アフリカ方面に行き来する飛行機がたくさん飛んでいます。

 

 

今まで薄暗い色のタイルだったトイレを塗り替えてモロッコからの陶器のボウルをシンクにしてみた

それだけでだいぶ明るくなりました。

 

 

 

 

 


キャンドル ディナー

2017-11-26 | フランス田舎三昧

 

停電ではないのです、

相棒がロンドンに行って一人きりなのでヴェスパーもさみしいだろうと思いキッチンにミシンを持ってきて仕事をしています。

区切りがつく直前からワインを飲みはじめました、

一人だと食べ物はどうでもよくなってしまい

出来合いのラビオリを茹でて食べることにしました、

せめて雰囲気だけでも変えてキャンドルに灯りをつけてみました、

ディナーは簡単に終わりさてもう一仕事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


重たい家具

2017-11-24 | Something Old

 

 

引越しで折れてしまった椅子の修理に近くの家具職人を訪ねたのは春だった、

椅子の修理は見えないところに鉄の補強を入れるしかないという
それなら自分でやってしまえとお断りしたが
工房の片隅にはどっしりとしたリネン フォールドのパターンのカボードがあった、
頼まれ物かなと聞くとどうやら売り物らしい、
値段を尋ねると驚くほどの安値であった、
虫食いも無く秋まで預かってもらえるかと交渉すると
黒く薄汚れたニスも剥がしておいてくれるというのでデポジットを置いて帰り
キッチンの改装も終わる頃運んでもらうことにした。
この家具はどうやら近くのシャトーからタペストリーと一緒に買ったものだという。

 

Linen Fold Paneling という古くからある彫り方で
回りにはワインの葉やドングリも彫られている、
これはもっと大きな家具の一部でこの下には奥行きのあるカボードが付いていたらしく、
足元に空間のあるのもおかしいしこれだけでは少しプロポーションが悪い気がする。
未だ車輪の上に乗っているが台座を作ってもらうことにした。

 

 


降雪

2017-11-21 | 日本

 安曇野から東京に戻る特急あずさの車窓から見えた南アルプスで最高峰の山だという、

名前は失念しましたが1週間前東京に着いた朝ある個展で見た絵の山に違いありません。

 


この日は朝から平地でも雪がチラホラ、2000m級の山はほとんど冠雪していました。
富士山が見えるかもと期待しながら列車の右側に席を取っていたのは正解でした、
甲府を過ぎるあたりから朝の光を受けた富士山が現れたのです。

 


山梨側から見る富士は少し歪んでいるですのですが水平にしてしまいました。

やはり富士山は静岡方面からの方が美しいのでしょう。

 

今回の日本行きは行きが英国航空で羽田着、帰りはイベリア航空で成田発というコードシェア便でした。

いつもはWi-Fi ルーターを予約して到着した空港の郵便局で受け取ることになっています。
ところが到着日は土曜日の早朝、郵便局の場所を尋ねると土曜日は閉まっていると言われて唖然としてしまいました。
フランスでさえ土曜日は半日オープンしているのにまさかの誤算でした。
再び東京に戻ってくるのは日曜日、そうなるとルーターを返却することができません、
そこで考えたのが週の半ばに羽田まで日帰りで受け取りに行くことでしたが、
その疲れを考えまた一考、羽田の郵便局に問い合わせると受取人が10日間現れないと送り先に返送されるのだと言う。
借り賃を無駄にしてしまったとは思いながら 貸し出し元に電話をしてみるとどうやらキャンセルということで金額は請求はされないそうです。
ちなみにこうしたケースは今までに一度もないということでした。
最低一つはなんらかの失敗がある我が人生いつまでたっても成長しません。

 

 

 

 

 

 

 


山は冬一色

2017-11-18 | 日本

 

iPad からの写真なので逆転しているかもしれません。

狭い日本そんなに急いでどこヘ行く
そんな事が言われていた昔だったけれど
今はもっと加速をしたいのだろうか
クリスマスがすでに始まっている日本にいます。

ここ一週間で過ごしやすかった温度から一晩で真冬の気温に変わってきた、
雲が一面に漂っていた朝から一転、青空が出始めると
有明山の向こうには深い雪に覆われた山々が現れもう冬そのものです。

 

 

 

平地にあるお寺ではモミジの赤やオレンジが見頃でした。

 

 

 

勝手に拾ったらいけないのか銀杏の木の下にはたくさんの実が。

 

 

 

遠くから見ると葉のないオレンジの木のようなものが、

二、三十本、ここは柿の木畑でした。

 

 

 

こんな光景があちこちで見られる安曇野、

小粒の柿の方が乾きが早くカビが生えないかもしれません。

 

 

 

小雨混じりで更に寒くなってきた午後は東の山に登ってみました、車で、

この辺から平地にある小学校に通っていた 同級生は寒い冬も一山、二山とボンネットバスで通っていたのだ。

 

 

この辺りでは名物の大カエデ、

すでに葉は散り向こうに見える山並みの上にはちょこんと浅間山の頭が出ているという。

 

 

 

紫式部の木がどうしても欲しいのだけれど

フランスでは乾燥と暑さで無理かな。