初めてアクア パッツァ なるものを作ってみた。
フランスでもイギリスでも外国の料理が日本のように一挙に広まることはなくうちの相棒も なに それ という感じだったが食べてみると魚の水炊きのようなものだから
僕らのようなシニアにはサッパリした味でしばらくはこれが続きそうだ。
それに引き換えアヒージョというのはまだ試したことはないが多分作らないでしょう。
あれはどちらかというと若者向きにちがいない。
クック ブックを見ていると変わったレシピがあったので早速作ってみた。
ラム肉はニュージーランドからの冷凍物だけれどフランスの肉より風味がありおいしいのです。
2キロもあるから最低2日、冷凍しておいたら3回分の食事にはなるので19ユーロでも
お得なのです。
まずは1日かけて解凍し、ジュニパーベリーと塩を煎り、つぶしてからオリーブオイルと共に満遍なくすり込みます。
それを1日マリネして、月桂樹の枝で包み白ワインとスープ ストックをかけ4時間半オーブンで焼くだけです。
残った肉汁を煮詰めトロミをつけるとソースの出来上がり。
グリーンは春菊と共に未だに採れるスティック セニョール。
レモンをかけて食べるところが軽い感じでいいのでした。
イギリスからのお客様が今週のはじめから泊っていたのです。
デザートに何を作ろうかなと思っていたのだがちょっと前に見たソプラノさんのフルーツタルトがおいしそうだったので最初のディナー用に作ってみました。
夕方到着だったので事前に用意できる物がいいと思いキッシュをメインコースとして焼いてみました。
キッシュ二つとフルーツタルト一つのペイストリーを粉から焼くのは結構時間がかかるものです。
結局のところペイストリーばかりの食事でバランスの悪いものになってしまいました。
でも10歳になるゴッドサンを始めフルーツタルトは皆に好評で翌日に行ったレストランのデザートより美味しかったとのことでバランスの悪さは帳消しになったのです。
そして四日目最後のディナーにもデザートのアイデアが浮かばなかっためフルーツを変えて作ってみました、
ところが市販のペイストリーを使ったためか最初の物のような良い反応ではなかったのです。
小麦粉にアーモンドの粉を混ぜて焼いたペイストリーは軽いサクサク感で美味しいものです。
一目見た時からこれは旨いと思い早速作ってみました。
マテ貝をつかったあえて言えばオジヤです、
ポルトガルの青目さんの紹介だからイタリアのリゾットとはいいがたいです。
子供の頃はオジヤなどというグチャグチャした物は大嫌いだったけれど
時が変わり大人になると変わってくるものです。
まずはマテ貝を茹でてスープストックを作ります。
この時から貝のいい香りが漂い味は想像できました。
そしてパプリカを一つ丸ごとローストして皮をむきブレンダーでピュレします。
これが今旬のトマトと相成り後になってとてもいい味を出していたのです。
本格的なリゾットや アロス・デ・リゲロンの作り方は知らないけれどいつもの通りオニオンとガーリックを炒めた後洗った米(洗わない米を使えないのは日本人だからかまだ一度も試したことはありません)を入れトマトのブツ切りとパプリカのピュレ、マテ貝を入れ好みの米の固さになるまで煮込むだけです。
青目さんのブログの写真では何かグリーンのものが入っていたようなので庭でとれたコリアンダーとあまり辛くない唐辛子を最後に入れてみました。
ほんの少し手間をかけただけでいつものリゾット/オジヤからはひと段階上がった旨さでした。
イタリアのリゾットではないのでパルメザンチーズを入れなかったけれど
できたての羊のチーズを加えるともっとこくのある味になったでしょう。
今のところ見栄えは悪いけれど暑い夏には冷たいババ ガヌーシュがいいです、
ガスコンロの上で真っ黒に焼かれた野菜の中身は鮮やかな赤とそうでもないうす茶色、
でも赤は甘さを増しうす茶は香ばしさを増しなかなかいいコンビです、
本来はナスだけなのだがパプリカを加えたので正確には
ナスとパプリカのリエットとでもいうのだろうか。
フュージョン料理が好きな僕は思いつきで 七味ごま を入れてみる、
所詮タヒニが入っているのでゴマ粒と唐辛子は何ら違和感はなかったのです。