

スコットニー キャッスルを訪れた後まだ日が暮れるまでには時間があったため近くの
”Sissinghurst Castle Garden” まで足を伸ばしてみました。
ここも同じくナショナル トラストのもと管理されています。
1930年代にヴィータとハロルドという夫婦によってとてもイギリスらしい庭園が築き上げられたことで有名な場所です。
庭園はいくつかの小さなセクションに区切られそれぞれフォーマルなレイアウトだったりワイルドな花木が密に植えられ、いったん入り込むと次の部屋、次の部屋へと香りとともに引き込まれていく魅力のある庭園です。
5月から6月にかけてがもっとも美しいということですが9月の終わり頃でさえ十分見ごたえのある庭です。

敷地内にあるとんがり屋根の”Oast House”はビールの原料になるホップを乾かすために使われていました。
あるところでは円形のキッチンになったり、円形のベッドルームになってそれぞれ違った用途で残されています。

三角屋根のなかは今ではきれいに石灰壁でぬられ、

歩きこなされた樫の木の床は鉄板で修復されツルツル。

サフランの咲くリンゴ園



秋のバラの可憐さに匂いをかぐのを忘れてしまいました。



店頭に並ぶ見慣れた梨も木になっているとなにか不思議なさまです。

風の強い日も高い垣根に囲まれ庭歩きもいつもとかわらなくできるかも。

庭の中にある離れ家。




秋らしくひな菊系の花が多いのか、なぜかこころ引かれる花です。

このカップルは庭作りに情熱を傾けていたと同時にそれぞれ情熱的なホモセクシャルなラヴアフェアにも精を出していたという。
秘密の花園とでも言えるようなケントの一角にある庭園でした。