先入観

ロンドンで生活しているとワインはいわゆる　ニューワールド産　しか飲まないといっても過言ではない。
フランス物はある程度の金額を出さなければ　ドリンカブル　なワインは得られないと思っていた。

もちろんフランスにやってくるとフランス物だけしか飲まない、
毎日飲むとになるとそれなりに値段のことも気にかけなければならない。

そんな時スーパーマーケットのワインセクションを巡り回り今までの購買価格の半分以下のワインを試しに買ってみることにした。
ワインコンクールでメダルをもらった証のシールが貼ってあるものなどを目安に運にまかせて数本買った。

その結果八割方は十分いけるワインで正直びっくりした。
ボトルの肩の細いのが特徴のアルザスワインは甘いという先入観から今まで買うことはなかったが
これらの　シルヴァナ　や　ピノグリス　が魚料理によくあう白ワインであることはよい発見だった。

そして以前にデカンターを使うことがワインの味をさらに良くさせる、
という記事を思いだし安物ワインをデカンターすることで空気にふれさせたことが良い味につながったのかもしれない。