かしこいヴェスパー

2009-07-10 | Weblog
犬を自転車の横で走らすのは犬のためには良くないという説もあるがあえて毎日丘の尾根をヴェスパーと共に自転車で走らせている。
もちろんフルスピードは出せたものではないが下りの坂道はかなりなスピードは出る、
時おり自転車を横目で見ながら間隔を保っているところを見ると彼なりに危険さを感知しているようだ。
さらに 用をたすぞ という時は草むらにスライドしていきながらそれをオーナーに知らせるというクレヴァーさ

ようやく人家らしくなってきた

2009-07-10 | フランス田舎三昧

朝の涼しい時間帯に膝丈以上もある草を刈る,その後の始末がそれ以上に大変なものだ。
昔農機具が発達していなかった頃すべて手作業でヘイを丸め込んでいったのだろうが大きくなればなるほど重くなり30分もそんな作業をすれば1時間以上の休憩が必要になってくる。
そんな仕事ぶりだったがなんとか人の住んでいるらしい場所になってきた。
筋肉痛になるだろうかと思いながら朝目が覚めるとなんと肩が真っ赤に陽焼けしていた。

7月の初旬にここにやって来たのは始めてだ、ひまわりは早く種をまいたところはすべて満開だがほとんどの畑のものはあと10日程は暑い日差しが必要だろう。


Derek Niven Van Den Bogaerde

2009-07-08 | Weblog
Ever,Dirk The Bogarde Letters という本を読んでいる。

ダーク ボガード が主演した ルキーノ ヴィスコンティ  映画 ヴェニスに死す を観たのは1970年初頭だったと思う、当時は脇役の一人 ビョルン アンダーセン の美少年ぶりが話題をまき主役の音楽家アッシェンバッハを演じた彼のことはほとんど知識がなかった、その上ボクは彼はアメリカ人だとさえ思っていたほどだ。(ロンドンはハムステッド生まれ)

1969年 ヴィスコンティ からこの映画のオファーがあった同時期にイギリスの社会に嫌気をさしていた彼は長年のつれトニーとプロヴァンスはグラッセ近くの古い農家を買い取り
その後18年間フランス住民となり最も幸せな時期を過ごしていた。(死後遺灰はここにばらまかれた)
そしてボガードは俳優であったかたわら書くことが好きで1999年ロンドンで死ぬまで15冊程のエッセイ集や小説をだしていた。
この ”The Bogarde Letters” は彼の死後編集されたものだが30年程にわたる友人達へあてた手紙は単刀直入な彼の性格から時には感情を害したりしながらも愛情にみちあふれた彼の書き方が当時の出来事を想像させてくれる。

トマス マン 原作の ヴェニスに死す は ヴィスコンティの古くからの友人だった マン が1910年ヴェニスからミュンヘンに向かう電車のコンパートメントでとても落ち込んだ雰囲気の髪を染め付けまつげの間から涙を流している男を見かけ話しかけたことからヒントを得たようだ。その男はヴェニスで13歳の男の子にかなわぬ恋をしてしまった グスタフ マーラー だった。

映画の完成が近ずくにつれ制作元のワーナーから予算オーヴァーだとしかりつけられたり(例えばサンマルコ広場やリドにあるホテルを1911年そのものに模様替えした)
完成後ごく一部からは ”マスターピース” だといわれたものの
アメリカのクリティックスからは ”Fag Movie" (オカマの映画)とレッテルを貼られ(その"Fag Movie"だからこそ当時映画館に足を運んだボクだったが、日本の異性愛者からの見方はどんなものだったのだろうか知るすべもなかったが)
ヴィスコンティはどうしてあんな題材のものを創ったのだといわれると、”ボガードと私はこの映画は我々のためだけに創ったのだ” と毅然と言ったそうだ。

ダーク ボガード の声を全く思い起こせないのはあの映画ではほとんど台詞がなかったような記憶がするが間違いだろうか、ぜひとも再び観てみたい映画だ。


7月3日

2009-07-06 | Weblog
ドーヴァー6時出港のフェリーに乗るため朝4時前に家を出る。
前夜のフェリーのスケジュール乱れが影響して45分遅れの出港となり95分の船旅の後カレイの港への到着は現地時間の9時過ぎとなる。
パリを通過するのは決まって忙しい時間帯の昼時になってしまう、すべての道はパリに通ずるようだ、パリの北から南まで通過するのに決まって2時間はかかる混雑ぶり。
週末も重なってパリッ子達の田舎への移動が始まっているのだろう。
パリさえ通過すれば後は700キロ程のオートルートをただただひた走り。
ヴェスパーのために普段より多めの休憩をとりながらもカレイを発って12時間後にはピレネー山脈が見渡せる家に到着。
夏は霞がかかることが多くこの日は期待していた程の全容は見えずがっかりだ。

あさがお

2009-07-03 | Weblog
公園を歩いているだけで風が熱風となって吹きつけてくる、
さぞかし街中は車のエンジンと共に地獄のような暑さになっているのだろう。
今年一番の暑さもこのあたりで小休止としましょう。

日本の朝顔とはどこか雰囲気のちがったアサガオを発見。