フランスにはいくつか丘や山の上の村があります。
この村は渓谷の中州にそびえたつ Minerve 。
以前から行きたいと思っていたがはっきりしない空模様の朝出かけました。
村の中は車が入れるほどの道幅はなくだいぶ離れた駐車場から歩きます。
この渓谷に流れる川は突然地下にもぐりこみ姿を消してしまうのです。
地元で採れる石を積み重ねて建てられた家々はまるで岩盤から湧き立ってきたような様。
所々にアート作品を売っているお土産やさんがあるだけの小さな村。
カタリ派の村人は十字軍による攻撃を最後まで守っていたが井戸には毒が盛られ
大虐殺が行われた悲劇の村です、1210年。
今でこそ車で容易に行けるが モンターニュ ノアー の中腹で渓谷という自然に守られた要塞でも有ったのです。
あいにくなことにクルクル変わる天候で土砂降りの雨に会い
キャフェで30分ほど時間をつぶしても止みそうにないため駐車場まで意を決して歩いたところ体の芯までびしょ濡れになってしまいました。
午前中だったのだが乾きそうにもなかったのでこの日は残念ながら家に帰ることにしました。
駐車場を出る時にはすでに青空が出始める というなんとも皮肉な半日でした。