7月18日 男声練習報告
藤井 冴先生のご指導による男声練習①が、テナー4人、ベース12人の参加で行われました。場所は市文化公社のご厚意で、アゼリア・リハーサル室をお借りすることができました。ピアノは、今回初の浅野桜子先生(藤井先生の大学同期、ピアノ科)にお願いしました。先生は世界各地のコンクールに入賞されるなど輝かしい経歴をお持ちで、YouTubeにも演奏がアップされています。今後とも、よろしくお願いいたします。
練習は、モツレクNo.2,4の音取り・歌詞付けを中心に、No.1の復習もしました。
No.2 Dies irae(怒りの日)
・No.1からのattaccaになっていることに注意する。
・出だしの「Dies」の「D」をはっきりと。
・「irae」を含め。「r」は出来るだけ巻舌で歌う。
・最後の音は、基本、拍の中に収める。
・「solvet saeclum」は言いにくいので、何度も復習する。
・特に8分音符の母音を長く、基本レガートに歌う。はねて歌わない。
・「Quantus」は「Qu」は拍の前に出し、「a ア」が拍の頭にくるように、明るく歌う。
・20頁1段2小節テナー「ファ♯」を正確に、ベースと2拍目で同じ音に。同じく2段2小節「ソ♯」も同じ。
・「stricte」は、はっきりと厳しく発音する。「str」は拍の前に。
・22頁2段2小節テナー「ド♯」を正確に。
・23頁ベースソロ、吠えない。音程を考えて落ち着いて歌う。
・24頁冒頭の8部音符、音程を正確に、レガートに。
・24頁3段2小節のベースの出だしは先行するアルトから音取りする。
・テナーは高い音、苦しくなってもストレートに声を前に出さずに後ろに回す。また、特に「ア」「エ」の発音は平べったくなるので,口の形を縦長に。
・ベースは全般に音が下がるので、上顎を意識した発声を。
No.4 Rex teremendae(恐るべき王)
・最初の「Rex」は先行して「R」を巻く。最後の「x クス」もはっきり発音する。
・「maje」は「マエ」と発音する。
・29頁以下の16音符は厳しすぎる、装飾音符的になっている(特にテナー)。きっちり3対1の割合で。
・29頁3段1小節からはリズムが難しいので注意。テナー「qui」をはっきりと。
・8分音符も指揮者からの指示がない限り、レガートで歌う(母音を長く)。
・「salvandos」、「n」を歌う(舌を上顎にあてて発音する)。
・30頁2段2小節「rex teremendae」は、どのパートもレガートに歌う。
・最後の「salvame 救い給え」は特にレガートに、柔らかく、祈りを込めて。
・ベースの最後から2小節「ラ」はかなり低くなるので、明るく。階名で練習したように正確に。
次回8月10日[月・祝]は、圭先生によるご指導で、前半ソプラノ、後半アルトですので、間違いのないように。練習曲は、同じくモツレクNo.2,4ですので、予習をお願いします。