アンダンテ ~私の歩幅で~

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2009年01月01日 | 誕生果
あけましておめでとうございます

新しい年が始まりました!

昨日の次の日なのに、単なる翌日ではなく、
1年のはじまりという特別な日。

特別な日ではあるけれど、
昨日までの時間とつながっている日。

お正月。
いかがお過ごしですか?

あなたにとって
素敵なことがたくさんの2009年になりますように。


■1月1日の誕生果

    (だいだい)
     幸福、繁栄

 ・英名 : bitter orange, sour orange
 ・和名 : ダイダイ、座橙(ざだいだい)、
       回青橙(かいせいとう)
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑樹
 ・原産地 : インド~ヒマラヤ


橙。
代々続く子孫繁栄を祝う縁起物。

外観は夏みかんに似ていますし、
果皮の色も他の多くの柑橘類に似た橙色。

日本では、縁起物として、
お正月のしめ飾りや鏡餅に使われていますね。

酸味だけでなく、かなりの苦味もあるため、
生食には適していません。

果皮は、マーマレードに利用されたり、
干して七味唐辛子に混ぜられたりもしています。

果皮を干したものは、
漢方で「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれて、
古いものの方が重宝されています。

橙は、初夏に白い花を咲かせます。
そして冬に橙色の果実をつけます。

果実は、冬を過ぎても枝から落ちることはありません。
冬場は橙色だった果実が春になると、緑色になり、
そしてまた結実期の冬になると、橙色になるらしい。
このことから、回青橙とも呼ばれているのですね。

そしてまた次の冬。
前の年の果実がなっているところに、
新しい果実が実りはじめます。

橙色をした果実は他にもたくさんあるのに、
このダイダイだけが「橙」と呼ばれています。

一代だけでなく二代、三代の果実が一緒になる
橙色の果実であることから、
「代々(ダイダイ)」と呼ばれるようになったのでしょう。

個性的でありながら、
周囲にまで希望を与えてくれるような橙。

器の大きさが感じられます。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■1月1日の誕生色 : 純 白
■1月1日の誕生花 : スノードロップ、他