アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ミズレンブ

2009年01月12日 | 誕生果
その扉は、自動ではありませんでした。

私は外へ出るために、
その扉に向かって、まっすぐに歩いていました。

あと3歩で扉にたどり着くと思った、そのとき。

近くにいた小学校3~4年生くらいの男の子が
サッと近づいてきて、扉を開けてくれました。

ちょっと恥ずかしそうに扉を手で押さえてくれて。
小さな声で「どうぞ」と言ってくれて。

私は、自然と満面の笑みになり、
「どうもありがとう♪」
と言いながら、扉の外へ。

扉を閉めるため、私は手を出そうかと思いました。

しかし、男の子がそのまま扉を閉めてくれそうだったので、
私はもう一度「ありがとうね♪」と言って、
小さく手を振りながら、小さく振り返りながら、
その場から離れていきました。

男の子は、小さくコクリとうなずいて、
ゆっくりと扉を閉めてくれました。

男の子が成人式を迎えるまで、
あと10年くらいはあるのかなぁ。

日本の未来も、少しは明るいかも。

そんな風に思えた、きょう1月の第2月曜日は、
成人の日。


■1月12日の誕生果

   ミズレンブ
     美、潔癖

 ・英名 : water apple
 ・和名 : ミズレンブ、ミズフトモモ
 ・分類 : フトモモ科、 フトモモ属、 常緑小高木
 ・原産地 : マレーシア


ミズレンブ。
コマのような形をした、ろう細工のような果実。

果実の表面は、ろう質です。
果実の色は、多くは鮮紅色ですが、白もあります。
果肉は海綿質で、色は赤か白。

さわやかな甘みがあります。
「セロリ+リンゴ」みたい?
(シャリシャリ、サクサク・・でしょうか。)

そのまま食べたり、
紅色を生かしてサラダにしたりとか。

長いだ円形をした緑色の葉も綺麗で、
鮮紅色や白い花とのコントラストが美しいため、
幼木は、観葉植物としての需要もあります。

日本国内では、もっぱら観葉植物として
たくさん流通しているようですね。

春に、漏斗状の花が咲きます。
大胆な花が咲くのかと思ったら、
小さくて可愛らしい花。

果実の外観は鮮やかなミズレンブ。
でも、花も中身も、やや控えめなんです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■1月12日の誕生色 : 白 緑
■1月12日の誕生花 : スイートアリッサム、他