アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

桶 柑

2009年01月14日 | 誕生果
ん? 何だろう?
誰かに見られているような…。

冬の朝。

時刻は7時を回り、太陽も昇りきって、
空が青くなってきた頃。

ベランダで深呼吸をしていたら、
私の背中の、ずっと後方に「気配」を感じた。

何だろう?

そう思って、
振り返った私の目に映ったのは、

朝の青空に、
ぽっかり浮かぶ白い月ひとつ。

月の模様まで、くっきりと見える。

穏やかなのに、ものすごい存在感。

そして。

太陽の澄んだ光の中に溶けていくのは、
月のやわらかな白い光。


■1月14日の誕生果

   桶柑 (たんかん)
     私を忘れないで、情熱

 ・英名 : TAnkan, Tankan mandarin
 ・和名 : タンカン
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属
 ・原産地 : 中国(広東地方)


桶柑。
かつては桶に入れられて売られていた柑橘。

ポンカンとスイートオレンジの
自然交雑種といわれています。

花のつきかたは、オレンジに近く、
皮のむきやすさは、ポンカンに近いのですね。

成熟した果皮は、橙黄色。
やわらかくて、多汁。
種子は少なくて、種子がないものも多いらしい。

酸味が少なく、甘みはたっぷりという、
とっても美味しい柑橘です。

ビタミンCが豊富で、
温州みかんの2倍ほどあるとか。

日本で手に入るタンカンのほとんどは、
台湾からの輸入品。

台湾では、旧正月頃出回ることから、
年柑と呼ばれているのですね。

日本では、沖縄県や鹿児島県で、
少しだけ栽培されているようです。

太陽の光やエネルギーを、たっぷり吸い込んで育った、
ビタミンたっぷりの甘~いミカン。

まるで、てのひらの上に太陽の分身を乗せたような、
そんな印象すら持ちたくなるミカンです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■1月14日の誕生色 : グラスグリーン
■1月14日の誕生花 : シクラメン、他