森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

オスカーの一日

2009-02-24 | 映画ドラマ
昨日、アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した「おくりびと」。
日本のメディア(特にテレビ)は、一日これ一色だった。



報道に沸く特集の中、印象的だったのは、この脚本の原案と
なった本「納棺夫日記」(文春文庫版)の著者へのインタビ
ューだった。

青木新門さんという納棺夫を長年経験された方が著したその
本を読み、感動した本木さんが美しい手書きの誠実な文章で
青木さんへ送った何通もの手紙が紹介されていた。

しかし「いつか映画に」という本木さんの願いは、
青木さんの「映画にしてもらうなら本木君で」という
気持ちとは重なり合うものの、「宗教という部分の強調」を
望まれる青木さんの思いとは合致せず、「原作者」として
名を連ねるには至らなかったという経緯があったそうだ。

私は本木君と言えば「シブガキ隊のモックン」としての
印象以外、あまり彼のことを知るチャンスはなかったので、
このことで、彼が「本をよく読む物静かで誠実な一青年」
として、私の中で塗り替えられてしまった感がある。

でも
私は昔からそういう部分では、勝手な思い込みによる失敗も
幾度かあった。元夫だった人に対しても然り。
高校生時代に交際を申し込まれた私は、図書委員という立場から
彼の図書カードが文学書の数々のタイトルで
びっしりと埋め尽くされているのを見ていた。
この人ならと、付き合うことを決めたようなところもある。

悲劇の始まりはそこにあった(笑)
付き合い始めて殆ど、彼が本を読む姿を見た記憶がない。
「本を読む=思慮深い」という発想もほどほどにしておかね
ばと肝に銘じたい。

ただ私は、たとえば声高に「世界の平和の為に闘っている」
「社会的弱者の立場に立っている」
と公言してはばからないような類の人がちょっと苦手だ。

活動家として知られるある海外アーティストが、
来日した際のインタビュー中、終始ソファにふんぞり返って
受け答えしているのを見たことがある。
私はデビュー時から彼らの主張も聞いてきた。
でも、いつもそれぞれの運動に一貫性が感じられなくて
違和感を持ち、好きになれずにいた。

だから尊大なその態度に「なるほど」と思った。
自己顕示欲の産物は、いつかは見透かされる。
謙虚さの中にこそ、「人を助けたい」という気持ちの
真実があると思っている。

だから逆に、こんな風にいつも全く違う印象で見ていた人が
謙虚な気持ちで他の人間に接しているのを知った時、
意外な一面に心が洗われるような気がする。
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シッポちゃん

2009-02-09 | 動物
昨日の昼過ぎ、外出からの帰り家の近くまで来ると
後ろから猫が声を掛けてきた。

呼ばれて振り向くと、そこにいたのはシッポちゃん。
いつもと全然違う声に、どうしたのかとちょっと驚いた。
この子は臆病なので、これまで昼間に見かけることなど
殆どなかったのに、今日は目の前でごろんとお腹まで見せて。

よし、写真が撮れる!
私は携帯所持者ではないので、急いで家にデジカメを
取りに入った。

で、警戒する子をなだめながらやっと撮れたのがこれ。







晩ご飯の時間に見るこの子は、黒目がちでとても可愛い。
声がまたすこぶる可愛いので、放っておけない気持ちになる
のだけれど、どうやら今日は友達猫と一緒だったらしい。
良かったねシッポちゃん。
いつもずっと一人ぼっちなのかと思っていたよ。

でも、それなら子供を作る可能性だってあるわけだ。
と、またあれこれ心配する私(笑)
そうなった時の心の準備はしておかねばと思う。
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小引き出し

2009-02-02 | 雑貨インテリア


このデジカメで撮ると、どうしても上下や左右が
こういう風に歪んでしまう。
外側のボックスは市販のものだから、こんな歪みは
もちろんありません(笑)

一番下の引き出し風の白い木箱も市販品で、
これを引き出しとして使いたいばかりに
このボックスに棚を入れて仕切り、更に
同じようなサイズの引き出しを2個作ることに
したのです。

故に左右の隙間は仕方ありません。
ただ、下の引き出しと同じ、ネームが入れられる取っ手の
シルバータイプが見つからないので、手持ちの買い置き
していたシルバーのものを、取り敢えず付けています。

 

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とうとう壊れました~;;

2009-02-02 | 雑貨インテリア
今朝は天気が良かったので、大量に洗濯していた。
ところが使い始めてすぐに、洗濯機がプツンと
止まってしまった!
その後いくらセットし直しても全く動かない。

去年の今頃も、この洗濯機はもう駄目かもというところで
あれこれ試してみると再び動き始めたので、「今度も」と
頑張ってみたのだ。
でも今回は全然動いてくれない。

濡れたままの大量の洗濯物を前に、暫し呆然としていたら
友人からウォーキングの誘いがあった。
いつもなら喜んでノルのだけれど、行く訳にはいかない・・。
行くとしても、目的地は家電の大型量販店ということに。

泣く泣く断り、取り敢えずこの目の前の濡れて重くなった
大量の洗濯物を手洗いしようと覚悟を決めた(笑)
こんな日に限ってかき集めた、大量の洗濯物の山に
立ち向かう。

うーん、いくらやっても終わらない。
やっと洗い終えてすすぎに入る頃には、手に感覚がない。
それでも2時間かけて洗い終えた。

そして更に手絞りを重ねながら、滴る洗濯物を干し終えた
のが、3時間後くらいだったろうか。
腰は痛いし、身体は冷え切り、腕も痛い。

こんな作業を10年も頑張ってくれた洗濯機に感謝する。
とうとう昇天?したけど、本当にご苦労さん。
ああ・・しかし新しい洗濯機、今日選ぶにはしんど過ぎ;

そうそう昨日やっと仕上げた引き出し。
これはペンキを塗ってなんとか形になったかな。
画像はまた後で。
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