森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

どうしよう・・

2009-10-31 | マイケル・ジャクソン
映画館で、あんなに辛くて胸が張り裂けそうになったのは
初めてだと思う。
涙腺の弱い私は、そうでなくても感動して泣くことは多い
けど、苦しい程に辛いとまで感じたことは、ない気がする。

なのに映像の中のマイケルに、また逢いたいと思うのだ。
コンサートも同じく毎回違うマイケルに出会うから、何回観ても
また観たくなる。
これがマイケルクオリティー(笑)

マイケルに出会うまで、海外アーティストのライブには何度も
行ったのに、こんなことは初めてだった。2回以上観たのは
クイーンと、ずっと後のボンジョビくらいだろうか。

なのにあんなに集中して見たその間のことは、頭が真っ白になり
殆ど憶えていない。  こんなことも初めてだった。
訊けば、友人たちはみんなそう(笑)

だからビデオでは何度も何度も確認できて嬉しかった。
あの87年のテレビ放送は保存用をキープして、もう一本を繰り返し
擦り切れるまで観た。

ラブリーワンのどこで髪ゴムを落としたことにマイケルが気付いたとか
ダンスに紛れていつそれを拾ったとか。
ダンスの合間に、床に飛び散った汗を拭くようスタッフに指示し、
素早く自分がステージの袖側に移動することで、スポットライトと観客
の目を惹き付け、それに気付かせないようにする。

的確な指示で全てをコントロールする、プロ中のプロが舌を巻く
それらのテクニックを、見せ付けられた。
それでいて、全てが自然でスマートで美しいのだ。
87年では、特に中盤の SHAKE YOUR BODY がいい。

この映画でも、やはり細部を殆ど憶えていない(笑)
もう一度行って、ひとつ気になる所を確認しなければと思っている。
直後には「もう行けない」と思ったくせに。


コメント (2)

This is it を観てきました

2009-10-30 | マイケル・ジャクソン
上映2日目の昨日、朝一に友人と二人で行ってきた。
前夜、初上映を観た昔のファン仲間から電話があり、感動した
様子で「何度も観たくなるし、コンサート思い出すよ!」と聞いていたし
下の娘の方にも、大ファンの友人から大興奮の電話が入っていた。

なので私も、気持ちを切り替えてこの4ヶ月間の涙をここで終わらせる
チャンスにしよう・・なんて勢いで臨んだ。
だけど、始まってまもなくのところで「撃沈」。


いきなり冒頭のダンサーオーディションのシーンで、泣いてしまった。
彼らが選ばれた時の様子をネットで見た時のことが、昨日のことのように
脳裏に蘇ってきた。子供の頃から憧れ、尊敬して止まない人と仕事が出来
るという彼らの緊張と歓喜が、映像からも伝わってきて、思わずもらい泣
きしてしまった時のこと。

マイケル亡き後も、そのうちの幾人かへのインタビューで、彼らの思いや
無念さを知っていたから尚更。
彼らがどれだけ嬉々としてこのリハに臨んでいたかも、全編で伝わってくる。

久々に聴くことができる新しいマイケルの生の歌唱は、素晴らしい声も
その才能の閃きも健在というより、より進化していると私には思えた。
曲の合間や終わりに効かせるアドリブは、blackである彼の真骨頂とも言
える部分。

映画では特に、I Just Can't Stop Loving You がすごかった。
途中、ちょっと歌詞間違えてた気がするけど、ラストにマイケル節が
炸裂する。

歌唱もさることながら、ショウとしての作りこみも、格段に進化していた。
デンジャツアーからの、息の合ったオルテガさんとの間に育まれた信頼関係
が、ここでもよく分かる。「This is not it」では共犯とも言われた彼だが、
私はそこは違うと信じたい。

マイケルが伝えたかった「愛」を、彼は形にしてくれようとしていたし、
この映画でも充分伝わってくる。「4年で地球の自然破壊を食い止めよう」
という、これまでよりも一歩踏み込んだより強いメッセージも、美しい映像
の世界から直に胸に深く沁み込んでくる。

同じ時間、少し離れた(マイケルが映画鑑賞した)場所で観ていた
友人が、昨夜電話でこう言っていた。
「映画に集中しなければと思いながら、この22年の間の様々なことが
頭をよぎり、堪らなかった」と。

同じように、私たちも映画の間中、心が苦しくて切なくて、迷惑に
なるから泣いてはいけないと思いながら堪えることが出来なかった。

あの裁判の初め、「大丈夫だよ」というファンへのアピールに
車の上にまで乗ってメディアからこき下ろされていたマイケルが、
裁判が進むにつれ、日々やつれていく様を見ながら、
「もうこんな思いはたくさんだよね?生きててくれるだけで充分だか
ら」と思ったこと。

どんな時にもファンにだけは「アイ ラブ ユー」と言っていたあのマイケ
ルの、判決直後、軽く手を上げる挨拶さえ辛そうに見えた憔悴しきった姿を
目の当たりにした時のこと。
ここまで苦しめられたこんな業界に、もう未練などないだろうと思ったこと
・・・それらが次々に脳裏をよぎる。

けれども彼はそこから立ち上がろうとした。ここまでやり遂げようと
頑張っていたんだ・・。その姿に圧倒され、泣きながらも不思議に時には
身体がリズムを刻む。その人柄を表す言葉にもクスリと笑うことも。

感想はその立場で様々だろう。それでいいし、先入観は要らない。
観たまま感じたままでいい。

今回話題になったことで、初めてマイケルの仕事に対する姿勢を見る
チャンスを得た人も多いと思う。
ゴシップというフィルターを通して見ることしか出来なかったマイケルでは
なく、今見た、それこそが、本当のマイケル(の一部)なのだということを、
せめて心に焼き付けて欲しい。

友人が言っていた。
「私は、人を見る目がないとよく言われるけど、この人の真の姿が、
 最初のステージだけで解った。この事だけは誇りに思う」と。 
私も「これだけは自分を誉めてやりたいよ」と返した。
コメント (3)

THIS IS IT を観るのがこわい

2009-10-26 | マイケル・ジャクソン
昨日はここをちょっとだけチェックして、午前中には
4日前から指定できる座席を取りに、映画館へ出かけた。
つまり、7時解禁の初日には行かず、翌日の木曜日朝一の
上映分で初見するということ。

少し前からまた不眠が酷く、ふらつく頭で意識が朦朧。
それでも、少しでも「良い席で見たい」と。
ただ、あの痩せ方に、そして「もういないのだ」という事実に
耐えられるだろうかという不安が、ないと言えば嘘になる。


あちこちで貼られてるこちらのキャンペーンも、
私たちがかなり以前から持っていた「ある懸念」が
現実味を帯びて、突きつけられる。

リハが始まった頃、赤い服を着た女性を含む数人が、
クリニックの出口でマイケルの腫れた赤い手を見て
「大丈夫?」と何度も訊いている動画を見たことが
ある。あの時感じた不安・・。

それを映画で確信してしまうかもしれない。
確信した時、やりきれない気持ちをどうしたらいい?

せめて友人たちと一緒に観ることで、お互いを支え合うことが
できるかもしれない。
或いは、同じように一緒に観たコンサートを含め、共有してきた
沢山の思い出があるだけに、押し寄せてくる悲しみが、余計に増
すかもしれない・・。

後者の反応が強ければ、一人離れた距離に住む友人と初鑑賞を
一緒にできないことが返ってよいのかもしれないけれど、
それでも一緒に観たいと思ってしまうのは、裁判中のあの時、
最後まで見届けようと、3人で誓ったから。

辛くても観なければ。


コメント (4)

ちび猫がいる

2009-10-23 | 動物
近所の駐車場に、ちび猫がいる。
数日前、偶然通りかかった娘が発見した。

近づくと、車の下に逃げ、その場を離れるまで
出てこない。

遠くから撮った写真を部分拡大してみる。



可愛い・・。



怖がらせてごめんね。



2度目に様子を見に行った時は、黒い大人猫が傍にいた。
捨て猫じゃなさそうだし、あまり痩せても見えないので、
しばらく様子をみることに。

      
コメント (2)

本当のマイケルは?

2009-10-21 | マイケル・ジャクソン
昨日が創刊号の発売日だった雑誌「クロワッサンPremium」
で、東山君がニューヨークでマイケルとミュージカル三昧
という見出しに惹かれてつい立ち読み(笑)

何度か会うことが出来たマイケルの、幾つかのエピソードにも
触れ、「彼は、シャイでジェントルマンで、物静かな人だった。
ロンドン公演の会見でのハイテンションぶりが、僕の知っている
マイケルではなかったので嫌な予感がした」と続いていた。

やはり私たちと同じように、彼が好きでずっと見てきた人の発言だ。
このブログでも3年弱前の来日時のハイテンションぶりに触れた
ことがあり、ロンドン公演発表の時も、同じことを友人と話し不安を
覚えた。

あの40万パーティー直後には、友人のサイトのBBSで
私もこう書き込んでいた。

 「来日中のマイケルは、多くの人たちから
 今まで見た中で一番楽しそうだったという感想を伺いましたが、
 来日中に録りためた2時間半もの映像の中のマイケルも、
 確かにこれまで見たことがない大はしゃぎのマイケルでした・・。

 これまではハグするにしても、マイケル流の優しさとも無謀な動き
 を止める防御ともとれる、ファンの頭を後ろから押さえて自分の胸に
 押しつけるやり方が多かったのが
 今回は自分から積極的にキスまでしてるものが多かったように感じま
 したし。
 それだけ見ても、いつものはにかんだような仕草が好きだった私は
 本当にどうしたんだろう?と心配でなりません・・。中略
 あの躁状態について触れたのはマイケルを責めているわけではなく、
 彼が自分自身をコントロールできているのかが、とても心配だという
 気持ちです。 」

あの40万パーティー賛成派で、もちろん出席もした追っかけで有名
だったファンの一人が、あの時「マイケルは今までで一番はしゃいで
いましたよ!」と息巻いていたのは、反対派のファンに「あなたたち
の思い過ごし」と言いたかったのだろう。いや、だからこそ私たちは
心配だったのに・・!

いくら物理的に近づいても、見えない人がいるということに
改めて気付かされた言葉だった。

6月のあの日から、マイケルに関する情報をテレビが流すたび、あの
ロンドンの公演発表の日の映像とパーティー時に来日した映像が、
なぜか繰り返し繰り返し放送される。

私たちが、本当のマイケルではないと思っている映像ばかりが
何も知らない人たちのマイケル像として焼きつくのは、悲しい。

   
コメント

30th Anniversary 横から!?

2009-10-19 | マイケル・ジャクソン
30th Anniversary 横から!?


今朝、友人が電話で教えてくれた動画。
これって、オーディエンスショット?遠くからにしては
かなり高画質な感じ。

これを見て思い出したのが、88年のBADツアーを観た時の
私たちの席。チケットが取れたことだけで満足だった私たち
は、S席だから大丈夫だと、実際に座ってみるまでその席が
ステージのほぼ真横だったことに全く気付かなかった。

でも、思わぬ利点が。
父から借りた重い双眼鏡がなければ米粒程にしか見えなかった
マイケルの、スムクリ前のシルエットスクリーン裏までよーく
見える席だったのだ!こんな感じに!

何百回と言わず観た、87年のテレビ放送の自分たちの記憶とは
異なる視点。あの白地にピンストライプの上着を羽織る姿や、水
を飲む様子、汗を拭く仕草まで(笑)
とは言え、マイケルのパフォーマンスは、前年のそれより一段と
アップグレードしていて、シェリルも別人のように洗練されていた。

翌日は、ステージ正面のスタンドを上がったすぐの座席で、こちらの
方が音の反響が酷かったが、真正面から見る初めての生マイケルは
感動的だった。

その日のコンサート帰りのこと。
熱気冷め遣らぬ私と友人は、ドームを遠回りして、無謀にもひと気
のない真っ暗な道を、泊まっていたホテルに向かって歩いていた。
そこへ、黒いワゴン(に見えた)が真横をゆっくり通り過ぎようと
していたが、何だかすごく騒がしい。

見ると、スライドドアを開けて私たちに何やら叫んでいる。
あ?グレッグ(フィリンゲイン)?バンドの人たち?
みんなハイになっているのか、上機嫌で手を振っている。
私たちは、とっさに「どうも有り難う!」と手を振った。

後で考えたら、もうちょっとリアクションしてもいいはず
だった(笑)
でも、マイケルのコンサートを観た後の興奮した身には、それが
精一杯。他の誰が来ようが目に入らなかったのだ。

同じようなことが92年のデンジャラス・ツアーの時にもあった。
マイケルと同じキャピに泊まった私たちが、エレベーターに乗り込む
と、先客が。じろじろ見るのは失礼なので、さりげなく目を逸らした
が、連れの女性の肩を抱いてラブラブの様子のクルクル黒髪の外国人
男性に見覚えが。

「スラッシュに似てたよねー」と、どちらからともなく言ったが
確信はなく、後に、マイケルの部屋をスラッシュが当時の婚約者?
を伴って訪ねたと雑誌で読んで、ビックリ。
ガンズが好きだった友人と「勿体無いことをしたね」と笑い合っ
たのは言うまでもなく(笑)
     
松田聖子さんや色々な芸能人が訪ねてきていたらしいけど、誰も
気に留めず、そんなことファンには「眼中にない」という感じで。
それほどにコンサートで観るマイケルは、きらめくような特別な記
憶として、今も、私たちの胸に刻まれる。

コメント (2)

Mind Is The Magic

2009-10-15 | マイケル・ジャクソン

「フューチャードリームス」 シム・シメール

十年以上前だったかな?
たまたま観にいった「シム・シメール来場展」でのこと。

会場はビルの8階だったが、開場前に下の店舗をぶらぶら
歩いていた友人と私は、偶然通りかかったシメール氏から
声を掛けられた。私たちが手にしていたチケットとパンフ
が見えたからだろう。

「自分のショウに来てくれるの?」と(もちろん英語)で訊
かれ、とっさに「イエス」と答えた後「あなたの動物の絵が
大好きです」と、ブロークン英語で言った私;
それでもどうやら伝わったらしく、「楽しんで」と言われて
握手し別れた。

思った以上に素敵な人だったので、二人とも感激したのは
言うまでもなく(笑)
開場に着くと、いきなりマイケルのアースソングが耳に飛び込み
展示された絵画や版画に曲がピッタリで、またまた友人と「嬉し
いねー」と顔を見合わせた。

パンフには、シメール氏が「イリュージョニストとして知られるシーグ
フリード&ロイと、絶滅の危機に瀕している動物たちの保護活動のため
にパートナーシップを締結」とあり、すぐに理解できた。

マイケルがそのシーグフリード&ロイと友人同士だったことは
もちろん知っていたし、その繋がりだろうことに納得。
マイケル、マジックが大好きだったよね・・。

これは二人のためにマイケルが書いた曲



音はこっちがいいかも

シメール氏の版画でも度々描かれているホワイトタイガーは、
シーグフリードたちのイリュージョンでも有名だけど、その後
どちらかが襲われ怪我をしたとニュースで聞いてびっくり。
大丈夫だっただろうか?
コメント

心配的中?

2009-10-14 | マイケル・ジャクソン
昨日の日記で、もしやまた全てを彼のせいにしてしまうのではと
心配したことも、強ち過剰反応と言えない。

マイケル・ネガティブキャンペーンの日本担当員「某D氏」が
今朝の番組で既に解決済みのこの件に関して、「まだもめてる」と
言ったらしく、案の定レコード会社の責任には全く触れなかったそうだ。

私は観てなかったし、伝聞なので詳しくは分からないが、
「どのくらい似てるか」と、共作なのにアンカの曲を勝手にマイケルが
盗ったかのような曲比較までやって、検証したらしい。

その後ファンにマイケルがハグしている映像を見たO氏が、
「いいとこあるじゃないですか」とフォロー(!)したという。
いいとこあるって、本来悪人に対して使う言葉でしょうに!?

レコード会社がマイケルの遺産管財人とどういう取引をしているかは
私たちには知る術もないが、これからもマイケルが世に出すことを
選ばなかった膨大な曲たちを、こうやって小出しにしながら既出曲
にくっつけてベスト盤を作るなら、ファンが怒るのは当たり前。

侮るなかれ。ファンはアウトテイクの曲や、他の歌手にあげた曲も
よく調べている。
昨日書いたように、それぞれ得意な分野があるので、私など全く知
らない曲でも、詳しいファンはどこからか調べてきて教えてくれる。

2つ前の日記に私も書いたように、あの曲に似ているとかもすぐに
ピンと来る。今日、信頼の置ける古参ファンのブログにお邪魔したら
やはり同じ曲をあげ、「似てる」と綴られてあり、にんまりした。

その曲以外にも、Push me away や、後の甥っ子3Tとの曲にも
似ているフレーズがあり、あの曲が既出のジャクソンズ時代から
の曲に似ているなら、ポールアンカと共作とは言っても、ほぼマイ
ケルが作ったのでは?と思えてくる。どちらかと言えば、歌詞の
方がマイケルっぽくない気がするのは私だけじゃないと思うけど(笑)
そういうことも、今となっては謎で、だれも断言できないことだ。

断言と言えば、私はマイケルのことに関して特に感じるのだけれど
小耳に挟んだ噂や自分の想像を、「~だ」と断言する人を信頼で
きない。伝聞であるなら、あくまでも「~だそうだ」とか「~らしい」
または「~と聞いた」と言うべきだと思っている。

そういう意味でも、音楽評論の内容に於いても、吉岡正晴さんが
マイケルについて書かれた文はいつも読んでいて気持ちいい。

日本では、古くからマイケルの音楽活動に携わる第一人者とも
言えるポジションにいた人なのに、謙虚で、評論家にありがち
な決めつけなどがなく、正当なモノの見方が出来る人だと認識
している。

その人の日記に「THIS IS IT」の映画を観た湯川さんの感想があり
期待感が高まる。

こちらはダイアン・ソーヤの番組。マイケルの白斑や病気について
語られている。
右横more infoの長い詳細を訳して読む限り、ダイアンソーヤは
死後、白斑を認める側に転じたのかな?

誰かが「偽善者!」とコメントしているけれど、過去に意地悪な
質問をして、それに答えた時のマイケルの言葉を思い出しているで
あろうダイアンが、自戒の意味を込めて放送してくれているのなら
当時、リアルタイムで見たファンとして、嬉しいけど・・。

あの後バシールなんか雇ってるABCだしなー。アメリカにまだ事務
所あるらしい某D氏も、元ABCプロデューサーだったというし。
最後の1分ちょっとの映像は多分、ファンがくっつけたものだろうし。
全体としてどういう作りだったのか分からないのが残念。
コメント

心配性

2009-10-13 | マイケル・ジャクソン
私は抜けてるところが多いが、ある部分においてはかなり神経質で
心配性らしい。相反する性格を併せ持つ二重人格とかいうのでは
なく、拘るものが人それぞれ違い、重要視する部分も異なるからだ
ろう。

例えばマイケルに関しても、ある人は数字に拘る。
どれだけ売り上げたか、また何年にパフォしたものかとか
入念に調べ上げていたりする。どちらかと言えばこのタイプは
男性に多い。

また、どれだけ間近で会ったとか、自分の生活の基盤を投げ打って
まで、追っかけすることに意味を見出そうとする人もいる。
もちろんこちらは若い(ばかりではないが)女性に多い(笑)

グッズ集めに奔走する人もいれば、CD全てを持っていたい人、
また音楽そのものより、どういう音響設備で聴くかを重視する
人など、様々だ。

私はそのどれにも当てはまらないと言えば中途半端に聞こえるかも
しれないけれど、音楽そのものから感じる自分なりのイメージを
純粋に楽しみたい派なので、強いて言えば曲や詩に込められた心と
か気持ちを知りたいと思う、感性重視タイプかも。

想像していたとおりに語るマイケルを見たり、答えたインタビュー
等を読んだりすると、それだけで嬉しい。
自分もそれをキャッチできたことで、何かを共有できたような気が
するから。

人それぞれに、思い思いの楽しみ方があっていいと思う。
今までだって流出した音源を密かに隠し持っているファンは
私を含め大勢いたし、それをばら撒く人は論外だけど、個人で
後ろめたさを感じながらひっそり楽しむ範囲内ならそれほど罪は
無いと思っている。

けれど、利益を求めるために、組織としてやるのはまずい。
今、本人が語ることが出来ないのをいいことに、本来なら
絶対に表に出ないだろう(出たとしてもいつもの密やかな流出で
済まされた)ものが、まるで本人の意思で発表されたかのような
宣伝に、唖然とする。

昨日解禁になった曲は、ポール・アンカが「自分がマイケルを
招いて共同で作った曲だ」と激怒していると報道されている。
マイケルが無断で持ち出し、それをコピーしたと。

確かにyoutubeでもポール・アンカとマイケルの曲だとして
女性が歌った「アイ・ネバー・ハード」という曲があがっている。
マイケルが今更この曲を出さねばならない理由などないし、これを
ライブのラストに使わねばならないほど持ち歌に不足があるわけもなく
ポール・アンカがマイケルから直接事情を聴けたなら、こんなことには
ならないはず。

明らかに誰がどう考えてもマイケルの意思は何処にも介在しないはず
のこの件でも、もしやまた全てを彼のせいにしてしまうのではと
心配性の私は、またまた気になるのだ。

マイケルに関しては、元医者が言うからとか元ボディーガードが見た
からと言って、本当のことだとは言えない。
元使用人も大金目当てにタブロイドに嘘を売り、元弁護士さえまこと
しやかに嘘を言うのを見てきた。

裁判の時には検察側も主張を嘘で塗り固めるために、二度に渡って大掛
かりな家宅捜査をやってみせ、指紋がついていると証拠押収されたもの
の中には、訴訟が起こされた後に発行された雑誌もあった。
明らかに子供の指紋は後から付けられたものだと、裁判でもメズロウさん
が暗に指摘していた。

それらの人がマイケルを薬漬けだったと言い、実際に薬が押収されても
それをマイケルが使ったと簡単に信じるほど、ファンはバカじゃない。

過去の様々な事情を知らない人には、ちゃんとしたニュースに
聞こえることでも、幾度もの裁判で、時にはありえない主張をして
きた人さえ「被害者」として真っ当に扱われていたりすることを
歯軋りをしながら見てきた者にとっては、報道のいいかげんさに
ただただ呆れることもある。

コメント

THIS IS IT 試聴

2009-10-12 | マイケル・ジャクソン
今日解禁だった曲。

厳密に言えば新曲ではないので、簡単な感想だけど
個人的には、ジャクソンズ時代の、DESTINYに入ってる
「Bless his soul」に曲調が似ている気がする・・。
声はもうちょっと後だという意見が多いようだけど・・。
コメント