森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

少ないけれど

2011-11-29 | DIY・ハンドメイド・クラフト
私が持っている革のハンドメイド用品は、これくらいです。
某お友達ブログでご質問があったので、取り敢えずご紹介します。

本格的なことはできなくても、私のように部分的に少しだけ
革をあしらったりするぶんには、これくらいで充分かも。

  

薄い皮ならこの糸と革用のミシン針で、私の普通のミシンでも充分縫えましたが
4枚ほどが重なる部分は無理でした。
出来ればミシン押さえを専用のものに替えた方が良いらしいですが、糸は20番くらいの
ポリエステル糸でも充分だそうです。手縫い糸はこのエスコードの手縫い用が売ってます。
私は無謀にも手芸用の麻糸にロウを塗ったものや、邪道でしょうが(笑)ステッチを目立
たせたいときはレース編み用の糸も使います。 

  
            ↑
カシメなどを打つ前に使う、革ベルト用の穴あけパンチ      ↑
それとは別に専用の穴あけポンチのサイズ違いを二つ   あまり使わない革用のボンド
↓の革手縫い用針の左に少しだけ写ってます;右下の画像は、縫い目の下穴を空ける4本ひし目打ちと2本ひし目打ち                                    
 

これらの道具と一緒に、バスケットの中には革のハギレや目打ちとかカシメを打つ
ための木槌、他にはただの端板ですが打ち台なども用意しています。

 


そして、これが一番参考になった本ですが、何故か革のクラフトなど全然やらない娘が
昔買っていたものです(笑)

           

以前こんなの↓を作ったときよりも、少しはましになったかな?

           


下の記事の中でご紹介した靴の染色が、たまたま上手くいったことで気を良くし
ちょっとした出来心で、かなり白けていた以前のこのバッグに目をつけ(笑)
別の革用染料で塗ってみました。 ちょっと色ムラになってしまったけど
それもなんとなく深みが出ていい感じだと(思いたい;)




余談ですが、バッグと一緒に写っている缶はミンクオイル。
大昔、姪っ子がまだ独身の頃、革製のバイブルカバーをせっせとこれで
手入れしているのを見て、その母である姉がどれだけ丁寧に子育てしたかを
思い知った私(笑)。それ以来、私もこれが必需品に。
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iPhone 携帯ケース

2011-11-21 | DIY・ハンドメイド・クラフト
娘たちは二人とも iPhone 4、4S のユーザーなので、その大きさから
これまでの市販のケースには入らないらしいことを知った。
取り出すタイプのケースなんて、面倒だから要らないという長女は
アニエスのコチラのカバー。

     


もう一人は私に、革で作って欲しいという。
先週たまたま購入した携帯ポシェット用の革のストラップがあったし、
同じカラーの9センチ幅くらいの革テープも、以前安く購入していた
ので、これらで作ることにした。

     


丸一日かかったが、ミシン針も革用に替えたお陰か、
私にしては、まあまあの出来かも(笑)

 

 
この携帯は私のもので、普通サイズですが取り敢えず(最近 不便だからと持たされてます;)

それに気をよくして、翌日、そろそろ替え時の無印の手帳に、
同じ革でペンホルダーを作る。

     


革の道具を入れたバスケットには、20年も前に姉から貰った
革のリュックを捨てるとき、何かに使えそうでとっておいた幾つかの
パーツがあり、その内ポケットだった部分に目が留まる

     


手帳カバーとサイズがほぼ同じだったことに気づき、縫い付けてみることに。
留め具も裏側から縫いとめると、厚みがぴったり合う(嬉

 

でも革の手縫い針は、指に刺すと鋭いのでとっても痛い・・!
不器用な私は何度もブスッと::(ひーっ)

     


革の道具の中には、以前バッグの補修用に買っていた染料も入っていて、それが
もう色が剥げて、そろそろ捨て時かと諦めていた靴の色と同じだったことに気づく。

     


ブーツ類はたくさん持っていても、履かないものが多いけど、この古い靴
私の最も気に入っていたもの。これでもう少しの間、使えるようになったかな。

     


合間には、扇風機を綺麗にして油をさして仕舞ったり
先日作ってすぐに福太郎に噛み千切られたココを、修復したり。

     


こうやって少しでもうまく事が運ぶと気分も上々。
買い物も好きだけど、お金のかからないこんな手作りも楽しい。
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謙虚さとプライド

2011-11-15 | 思い・つれづれ
日曜日、姉と二人で市内の(よく行く)観光地に出向いた。
イベントがあったためかいつもより人出も多く、ベンチに腰かける余裕も
ないまま、昼過ぎにようやく昼食を摂ろうと「うどん屋」に入った。

これまで何度か食事をしたこの店は、観光客で賑わうこの地ではまあまあの
穴場だと周囲にも教えていた。けれども最近は満員状態が多く、この日も
入口で「ご案内します!」の掛け声に少し待たされた後、入り口そばの
騒々しい二人掛けの席に案内された。

席に着き、注文の品を告げた直後、喉が渇いていた姉がつい持参していたホルダーから
ペットボトルの水を一口飲んだ。
その途端、カウンターから店主らしき40歳くらいのやや長髪の男性が飛び出してきて
「当店は飲食物の持ち込みは一切お断りしているので、おやめください!」と大きな声で
勢い込んで注意された。

姉がびっくりして「すみません。でもこれは家から持ってきたものでただの水なんですが」
と返すと、「水なら出しますから止めてください」と言って、またものすごい勢いで
カウンターの中に戻っていった。

数年前に急な血圧上昇で倒れ、救急車で運ばれてからの姉は、ウォーキングや
外出先でもこまめに水を摂るという努力で、何とか健康状態を保ってきた。
飲み水は鹿児島から毎月送ってもらっていて、それ以外は殆ど口にせず、
今では私にも手配してくれている、その水だった。

その水が、持ち込んだ飲食物にあたるという認識は姉にはなく、もちろん二人とも
そういうマナー違反をするつもりもしたことも、ないのは言うまでもなく。
もちろん、いくらサービス業でも、客の失礼な態度にへつらうべきだとは言わない。
客側も店側のプライドを踏みにじるような横柄な態度があってはならないと思っている。

それにしても何故、それを言う前に「お客様まことに申し訳ありませんが」の一言を
加えることができなかったのか。
不愉快ではあっても、こちら側に「認識がなかった」ということは、静かな受け答えで判ったはず。
明らかに最近横行するアジアからの観光客の、けんか腰での開き直りとは違うことも。

一口飲んですぐにふたを閉めボトルを仕舞った姉に対して、わざわざ大勢客の待つ前を
横切りカウンターから出てきてまで注意したこと。ただの自宅から持参した水だと
分かった時点で、「そうでしたか。大変失礼しました」と店側が引き下がるべきでは
なかったかと思う。
いくら引っ込みがつかなかったとはいえ、その態度は経営者としてもあまりにも
大人げなく尊大ではないかと。

周りの客が注目している中、姉は「○ちゃん、食べる気がしないから出よう」と言う。
私ももちろん気分が悪かったが、「あの店主のことやん、注文しただろうって言うかもよ」
と、なだめて早々に食事を済ませ引き上げることにした。
けれども、元々気が強く、理不尽なことに対して一言言わずにはおれない姉のこと。
支払いの際に一言言わねば気が済まないと言うのを止め、「私が言うから」とレジに進んだ。


「たとえば病気によるもので、他の飲み水を避けている場合もダメなんですか」とレジで尋ねた。
するとまた例の店主が女の子を遮ってあらわれ、「レジの人間に言わないでください!
私が言ったんですから!」と、けんか腰。

私はこれまで店員さんに対しても「庇うこと」はあっても抗議したりしたこともない。
この店のバイトの子たちは皆若かったが特別失礼だったわけでもなかったし、
レジの高校生らしき女の子にも強い口調で言ったわけではない。
ただ、姉の血圧をこれ以上あげたくないことと、私自身も食事を台無しにされたことで
客の立場から一言、納得できない旨を説明したかっただけ。

「それでは言います。そういう場合でもお水さえだめなのでしょうか?」
即座に「そうです!」と返す店主。
「そういうことを、これまで他のお店で言われたことがないのですが」
「入口に書いてますから!」とまた返されたので、「入口にそう書いてあるのですか?」
たぶん入口に小さく「店内への飲食物の持ち込みは固くお断りいたします」というアレが
普通に貼ってあるだろうことは想像もついたので「でもそちらには薬を飲むための水も
ダメとは書かれていませんよね?」と私もついムキになる。

「だから、入店の時に言ってもらわないと。」と、またまた店主。
「それをどこで言うんですか」と尋ねた。するとまた即座に「入口で」
「それでは入口で申告しなきゃいけないんですか」と言えばまたまた「そうです!」と。
あの時、席についてそこまで説明させてもらえなかったじゃないかと思った私は
こんな横柄な店主を相手に、これ以上の問答はますます嫌な気持ちになると判断し
「そうですか。分かりました!」と、店を後にした。

翌日、会社の同僚の女性にその話をした姉から、更に驚くことを聴いた。
「少し前、その店にその同僚も子連れで入り、乳児の子供にベビーマグに入れた白湯を
飲ませていたら、同じことを注意され、気分を害した旦那さんが怒って食事もせずに出た」
という。そして彼女から「○○さん、どうしてすぐに出なかったんですか!!」とも言われたらしい。

怒りは怒りを生むとは知っている。 あんな店主を相手に、こちらも大人げなく
思いがけず嫌な思いを増大させてしまったと、その後反省することしきり(笑)
さらにその後、店主のツイッターやブログから、最近好きなバイクでツーリングにも行けず
体調が優れないらしきことも判明。

あんな店主でも少し同情し、店員にとばっちりが行くことは避けようとしていたし
そこだけは感心・・と思っていたら、「店員」の中に高校生の娘もいるということがツイート
されていて、ではほかの店員さんもそのお友達だったのかと思い当たる。
父としての威厳を保ちたかったのかぁ。なるほど~。

でも、自分が間違ったと判断した時点で人に頭を下げることは、上に立つものとして
決して恥ずべき行為ではないし、ましてや娘の前でそういう無礼な態度を見せたことの方を
恥じるべきだと思う。


優れた経営者なら、謙虚さをもって自分の道をひたすら精進すること。
そして、「プライド」とはそこから生まれるものだと、私は信じるけどな。

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小太郎は夜だけ喧嘩を避けるために福太郎と部屋を分けている。
寒い玄関側の部屋で寝る小太郎のために、2ウェイのベッドを購入したら
福太郎が独占して動かない

仕方なく、毎月届く(上の記事にも出てきた例の)水の箱(以前も登場)を利用して
作った小屋に、暖かカバーを手作り。箱は汚れたらすぐに捨てられるし、これ自体も
ビニールコーティングされていてとても暖か。

 

不要になったカットソー素材の衣類をリメイクして。


ほとんどTシャツやレギンス類なので、ウエストゴム部分は底に利用して
洗濯の時、取り外し易くしてみた 前面は穴を空けやすく、フェルト素材で

 

 

 

小太郎、すぐに気に入り イン!

と、ところがまた福にいちゃんがやってしまった!

     
 
ひやー;;角がどうしても気になる男・・!(笑)

      
 
福にいちゃん、小太郎に嫉妬してるんだろうか。
冬用の君のベッドを、まだ出してなかったもんね。
寂しかったのかも・・ ごめんね。
ササミまたたっぷり冷凍しておくからね(笑)

     



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評決

2011-11-08 | マイケル・ジャクソン
マイケルを死に至らしめた医師、 コンラッド・マーレー

その罪を問う裁判で、やっと評決がくだされた

         「有罪」

量刑がどうなるのか決まるのは、少し先になるらしいけれど
後ろ手に手錠をされたその姿を見ても、何の感情も持てない

     マイケルはもう帰ってこない

そう認めなければならないだけの、この数週間
ただ辛く空しい 法廷でのやり取り

評決にあたり声明を発表したエステート側の、当たり障りのない言葉も
空々しく感じるのは、私だけじゃないはず

彼らにだって罪がないわけじゃない
これまでのツアーを見守ってきた人たちなら、
「50回」ものコンサートを、望むわけがない

ツアーで、彼がどれだけ体力を消耗するか
常に全力を尽くすがゆえに、無理を続けてしまう人だから
幾度もドクターストップをかけられたことだって知っているから
彼の身体の限界を思うなら、やらせようとするはずがない

どんなに彼を観たくても会いたくても 心から彼を思うファンなら
あの裁判でズタズタにされた彼の心と体を、再び苦しめ
殺すことになるのは嫌だと・・そう思ったはず

「勝利を勝ち取った」と歓びに沸くわけがない
少なくとも私の周りのファンたちは、あのことを封印したまま
癒えるわけもない悲しみを堪えて
どこか違う人間になったように 何事もなかったように振る舞い
ただ淡々と受け止めている

これからもそうやって「彼のいない人生」を生きることの
試練に耐えるしかない




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ずっと一緒

2011-11-07 | 動物














カメラを持たずに出かけたその日も、
こんな風に楽しそうに転がるシッポちゃんのポーズが可愛くて、
家に帰り「今日のシッポちゃん、こんなだったよ」と娘に説明しながら
メモ用紙に落書きした。




それは居なくなるほんの数日前。

あまりにラフすぎて汚いけど、捨てられなくて
そのまま手帳に挟んでいる。


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難しいけど、大事な話

2011-11-04 | 番組
昨日のテレ朝の番組で、近頃また支給年齢引き上げの検討で騒がれている
年金制度について取り上げていた。
私はどう考えてもあまり貰えそうじゃないし、直接関係ないかもしれないけど
子供たちの将来に関わることなので最後まで観てしまった。

かなり前から「日本の年金制度が近い将来破たんするかもしれない」と囁かれ
その理由が、少子高齢化により納める側の現役世代が少なくなったことで
大勢の受給者を支えきれなくなることが予想されるためだと言われている。

そもそも「積立方式」で始まった年金制度が、なぜ「働く現在現役の人が払い込んだお金を
現在の高齢者に支給する仕組みの賦課方式」に移行してしまったのか、
番組でその説明をしていた。

年金制度が始まった頃の日本は、高度成長の兆しも見え、老人に比べ
働く世代が圧倒多数だったことで、当然、積み立てた年金は貯まり
巨額となったそれらを安易な運用に向けたことと、支給額を「大盤振る舞い」
で引き上げていったことが原因で、実質残るべき「お金が足りなくなった」
ということらしい。

しかし官僚はじめ、国としてもそれを認めるわけはなく、「賦課方式」に
いつの間にか移行して、足りなくなった理由を「少子高齢化」にすり替えて
いるという。

それがこれまでの「払った金額よりも多くもらえた世代」と、これからの
「払った額よりも受け取り額が大幅に下回る世代」との、総支給額で
およそ五千万円程の開きがでる「世代間格差」を生むことになるという。

それなら「タンス貯金」の方がましだと、スタジオでも声が上がっていたが
もはやそれを改善することは不可能かと言えばそうではなく、今この時点でも
「積立方式」に変更すれば、まだ間に合うというのだ。


これも、今日Mariaさんがその日記で、地面に「蓋をした」と表現されていた
「ところ構わず施されたアスファルトの舗装」と、共通する。
先を見据えず場当たり的な対処をしてきたこれまでの国や官僚の方針に、
ツケを払わされるのはいつもその後の世代なのだ。
少し考えれば「直観」でわかることなのに。
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