最近、友人の内の二人が「カルト的」なものにハマっているらしい。
うちの1人は、陰謀論を語る知り合いに感化されていると、前にも書いたことがあるYさん
で、私とは友情にひびが入るかもしれないからその話をしないことになっていた。
が、最近彼女から入った久々の連絡が、とある動画サイトを観て欲しいというものだった。
Yさんは純粋で真面目で読書が好きだが、それゆえに悪質なネットなどの情報には疎く、誰
かから紹介されたyoutubeの動画などを鵜呑みにし、深堀してしまうという危うさもあった。
それでも私が彼女を好きであることに変わりはなかった。(※個人の特定に繋がる恐れがあ
る部分を少し削りました)
カルト(cult)とは、特定の信念体系、思想、またはリーダーに対して過度な信奉を示す集
団のことを指す。これらの集団は、リーダーの絶対的な権威、閉鎖性、排他性、そして信
者の強い献身性によって特徴づけられる。カルトは、宗教的、政治的、自己啓発的など、
多様な形態をとることがあり、その活動はしばしば社会的な規範や法律に反する行動を伴
うことがある。
これらの集団は、信者に対して強い影響力を持ち、時に社会問題を引き起こすこともある。
カルトの例としては、特定の神秘的な力や人物を絶対視する宗教的なカルト、特定の政治
的理念を絶対視する政治的なカルト、自己の成長や成功を追求する自己啓発的なカルトな
どが挙げられる。(以上、実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典より)
二人がハマっているのは、それぞれ別のものだが、Yさんが行きつく先は「神道」に結び
つき、もう一人は若者に人気のとある政治家さんだが、彼女も八百万の神の話になると
物凄い熱量で語る。。私自身は彼女らが信じていることそのものを否定はしたくはないが、
神は一人だと思っているので、話を聴いても平行線になるからできるだけ避けていたい。
もちろん私も日本人に生まれ育ったので、子供の頃から「様々な事物に神が宿っている」
という教えを、周囲の大人たちから日々当たり前のように聴いて育った。が、子供心にも
それらに矛盾を感じてきたのは確かだ。
私が「自然」に感謝するのは、そこに神の愛を観るからで、祖母らの教えには、物に宿
る神様の怒りに触れることを恐れさせて、諭したり躾をする目的があったように感じて
いた。私の抱く「畏れ」と「恐れ」には、大きな違いがあるが、それくらいの違いはま
だ良しとして・・
私がなぜ彼女らの「夢中」なものにある種の危惧を感じるかといえば、これが戦争を始め
るための布石として広められている気がするからだ。特に安倍政権時代からの過剰なまで
の「自国礼賛」と「太平洋戦争の正当化」や「戦時下の残虐な行為を無かったことに」し
ようとする動きが、「一個人からとは思えぬ組織」によってyoutubeなどで広められている
ことを知ったからだ。
youtubeなどの動画は、広く浅く観る分には悪影響はないが、アルゴリズムによって同じ
系統の動画ばかりを観ることになり勝ちで、それはある種の洗脳に最も用いられやすい。
若い人の多くが、本を読まなくなったという理由は、kin●●●などによる電子書籍の存在
もあるだろうが、動画で観る方が手軽だし無料だからでもある。
(恐らくこちらのような長い文章を読みに来てくれる方々は、違うと思われますが・笑)
活字中毒だった私から見れば、5行で済むところを長い動画で見せられるのは時間の無駄
に感じるけど、文字を読むのがメンドクサイ人が増えているのも事実だ。そこに突け込む
輩や組織にとっては、彼らが大きな資金稼ぎの餌食に見えると思う。動画がやたら長いの
も「センセーショナル」なことを語って好奇心を刺激し、次につなげるためだ。
その結果なのか、若者に限らず「過去の認めたくない歴史」を改ざんする動きと共に、あ
れほどマイケルを通して世界をより良い場所にと願ってきた友人たちまでが「戦前回帰」
的思想に感化されつつある。観て欲しいと言われた動画を観ていると、知らず知らずの内
に、「そうだったのか」というサブリミナル効果的な作用が働いたのだろうと思う。
「日本最大の右翼組織」と言われる「日本会議」は、ある書籍によれば「この右派政治団
体と安倍政権が改憲へと傾倒する動機が、かつて日本を戦争に導いた国家神道を拠り所と
する戦前回帰への道筋だ」と指摘してもいる。 (※「戦前回帰」で検索すると多くの書
籍がでてきます)今、世界中がそこに向かっているのを感じる。
気付けば、「夫や息子が戦場に」という事態になっているかもしれないし、現代ではその前
に核攻撃で世界が破滅しているかもしれない。ウクライナの戦争前夜、ニュースで観たのん
びり街を行きかう人々の姿を、昨日のことのように思い出す。それがあっという間に変わっ
たことも。友人たちがそこまで行きつく前に、気付いてくれることを祈りたいし信じたい・・
うちの1人は、陰謀論を語る知り合いに感化されていると、前にも書いたことがあるYさん
で、私とは友情にひびが入るかもしれないからその話をしないことになっていた。
が、最近彼女から入った久々の連絡が、とある動画サイトを観て欲しいというものだった。
Yさんは純粋で真面目で読書が好きだが、それゆえに悪質なネットなどの情報には疎く、誰
かから紹介されたyoutubeの動画などを鵜呑みにし、深堀してしまうという危うさもあった。
それでも私が彼女を好きであることに変わりはなかった。(※個人の特定に繋がる恐れがあ
る部分を少し削りました)
カルト(cult)とは、特定の信念体系、思想、またはリーダーに対して過度な信奉を示す集
団のことを指す。これらの集団は、リーダーの絶対的な権威、閉鎖性、排他性、そして信
者の強い献身性によって特徴づけられる。カルトは、宗教的、政治的、自己啓発的など、
多様な形態をとることがあり、その活動はしばしば社会的な規範や法律に反する行動を伴
うことがある。
これらの集団は、信者に対して強い影響力を持ち、時に社会問題を引き起こすこともある。
カルトの例としては、特定の神秘的な力や人物を絶対視する宗教的なカルト、特定の政治
的理念を絶対視する政治的なカルト、自己の成長や成功を追求する自己啓発的なカルトな
どが挙げられる。(以上、実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典より)
二人がハマっているのは、それぞれ別のものだが、Yさんが行きつく先は「神道」に結び
つき、もう一人は若者に人気のとある政治家さんだが、彼女も八百万の神の話になると
物凄い熱量で語る。。私自身は彼女らが信じていることそのものを否定はしたくはないが、
神は一人だと思っているので、話を聴いても平行線になるからできるだけ避けていたい。
もちろん私も日本人に生まれ育ったので、子供の頃から「様々な事物に神が宿っている」
という教えを、周囲の大人たちから日々当たり前のように聴いて育った。が、子供心にも
それらに矛盾を感じてきたのは確かだ。
私が「自然」に感謝するのは、そこに神の愛を観るからで、祖母らの教えには、物に宿
る神様の怒りに触れることを恐れさせて、諭したり躾をする目的があったように感じて
いた。私の抱く「畏れ」と「恐れ」には、大きな違いがあるが、それくらいの違いはま
だ良しとして・・
私がなぜ彼女らの「夢中」なものにある種の危惧を感じるかといえば、これが戦争を始め
るための布石として広められている気がするからだ。特に安倍政権時代からの過剰なまで
の「自国礼賛」と「太平洋戦争の正当化」や「戦時下の残虐な行為を無かったことに」し
ようとする動きが、「一個人からとは思えぬ組織」によってyoutubeなどで広められている
ことを知ったからだ。
youtubeなどの動画は、広く浅く観る分には悪影響はないが、アルゴリズムによって同じ
系統の動画ばかりを観ることになり勝ちで、それはある種の洗脳に最も用いられやすい。
若い人の多くが、本を読まなくなったという理由は、kin●●●などによる電子書籍の存在
もあるだろうが、動画で観る方が手軽だし無料だからでもある。
(恐らくこちらのような長い文章を読みに来てくれる方々は、違うと思われますが・笑)
活字中毒だった私から見れば、5行で済むところを長い動画で見せられるのは時間の無駄
に感じるけど、文字を読むのがメンドクサイ人が増えているのも事実だ。そこに突け込む
輩や組織にとっては、彼らが大きな資金稼ぎの餌食に見えると思う。動画がやたら長いの
も「センセーショナル」なことを語って好奇心を刺激し、次につなげるためだ。
その結果なのか、若者に限らず「過去の認めたくない歴史」を改ざんする動きと共に、あ
れほどマイケルを通して世界をより良い場所にと願ってきた友人たちまでが「戦前回帰」
的思想に感化されつつある。観て欲しいと言われた動画を観ていると、知らず知らずの内
に、「そうだったのか」というサブリミナル効果的な作用が働いたのだろうと思う。
「日本最大の右翼組織」と言われる「日本会議」は、ある書籍によれば「この右派政治団
体と安倍政権が改憲へと傾倒する動機が、かつて日本を戦争に導いた国家神道を拠り所と
する戦前回帰への道筋だ」と指摘してもいる。 (※「戦前回帰」で検索すると多くの書
籍がでてきます)今、世界中がそこに向かっているのを感じる。
気付けば、「夫や息子が戦場に」という事態になっているかもしれないし、現代ではその前
に核攻撃で世界が破滅しているかもしれない。ウクライナの戦争前夜、ニュースで観たのん
びり街を行きかう人々の姿を、昨日のことのように思い出す。それがあっという間に変わっ
たことも。友人たちがそこまで行きつく前に、気付いてくれることを祈りたいし信じたい・・