森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

かぼちゃパンツに挑戦

2014-06-28 | DIY・ハンドメイド・クラフト
私が座っている横で何やらゴソゴソしている小太郎。
     
        
 
実はこういうことをしたかったらしい・・・ 

        

別の椅子に足を延ばさないとこの姿勢を保てないので、お行儀悪いけどこんな恰好で失礼~;

 


         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日作ったふうちゃんのパンツはヘビロテのようだけど、活発に動くように
なったせいか、やはりお腹が出やすくてもう少し股上が深い方がいいかなと

        

先日購入した生地で、初めて「かぼちゃパンツ」という物を作りました♪

夜撮った画像と          朝撮った画像
 
やはり自然光で撮ったものの方が柔らかくて好み☆


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失い そして 得た命

2014-06-26 | DIY・ハンドメイド・クラフト
今日で5年。
この世界からマイケルが居なくなって・・。


母を亡くしたのは2000年の春。そして9年後にはマイケルを失い
私にとって心の支えだった大切な人を、二人失くしてしまった。
その喪失感は今も消えないけれど、去年のこの時期に娘の出産
によって私にとって初めての孫になる「新しい命」を迎えることが
できた。

 

その子が一歳の誕生日を迎えた今週頭。当日までに頭に着ける冠や
海外のバースデーデコレーションとしてよく見かける大きなお花の
ヘッドドレスをいくつか作り、こちらでもご紹介したけれど、他に
は娘夫婦の殺風景な部屋のデコレーションアイテムを、私と娘で♪

冠の残りのドットフェルトと手持ちのフェルトでアルファベットを

 
             それに、セリアで買ったフェルトの飾りを付けて
 

 

 

 

 
 

       ☆ふうちゃん 生まれてきてくれて有難う☆

           ***************

実は誕生日はすでに私たちだけで(ケーキまで戴いて)先週末までにお祝いを
済ませていたので、当日は帰宅の遅い娘の夫を待ち親子三人のお祝いになるは
ずでした。でも当日夜、娘が料理の途中で指を切り、救急病院で2針縫う怪我を
してしまいました;急きょ呼び出された私は家事の途中でしたが、娘の家でふ
うちゃんと留守番。

娘が病院から戻ったらすでに8時半@@;私も家の用事があるので自宅に戻り、
結局誕生日のお祝いは親子3人でかなり遅い時間となったようで、暗ーい画像
に(笑)
(翌日も病院に行かねばならず、再度私も留守番に行きました)

そして、なんとその深夜、小太郎の騒ぐ声で目覚めた私が観た物は『ムカデ』!!!
我が家にムカデが出没するのは何年振りか忘れたけど、いつも深夜の大騒動と
なってしまうのですが、今回は私一人で退治しましたーっ;;ひいぃいい~~っ
きっとふうちゃんの誕生日の度に思い出すことになるかと^^;


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命日(前日)

2014-06-25 | マイケル・ジャクソン
正確には日本時間で明日だけど、只今忙しさの真っただ中のririkoさんが
今日、少しだけ時間がとれたので、二人で恒例の命日の食事をすることに。
急だったのでどこにしようかな・・・。

Michael Jackson - Music And Me [Music Video]




【pt.4】FOXNewsマイケル独占インタビュー(和訳)2005年Michael_Jackson

この動画は一部しか観た記憶がなかったので、ririkoさんから教えてもらって
久しぶりにマイケルの声を聴いた途端、涙が溢れて止まらなかった・・・;;
「この人を好きで良かった」と心から思え「有難う」の気持ちでいっぱいに。

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ママのキャミから赤ちゃんブルマを

2014-06-20 | DIY・ハンドメイド・クラフト
娘が結婚して家を出ていく時に置いていった服は、我が家に遊びに来たときの
着替え用に少しだけとっておいたけれど、残りは処分したりまだあまり着用して
いないモノはリメイクしたり。

今回はその中の、綿ニットのキャミソールを、ふうちゃんのブルマにリメイク。

 

前回と同じ本を参考に、型紙はクリアファイルで。


これって写すときに透けるのですごく楽だし、布の上に置いても下の柄を確認
しながらカットできるので、本当に便利~。

小さなブルマはぶきっちょさんの私でも短い時間で作れる☆
 

 

 

本当は昨日ふうちゃん家に行く前に、そのための布を幾つか買っていたけど
それはまた別のものを作ろうかなと☆

 

   


(病み上がりなので、ゴキゲンナナメだったけど、本は好きなのかな;)
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最近の手仕事 あれこれ

2014-06-18 | DIY・ハンドメイド・クラフト
もうすぐ一歳になるふうちゃんのために何か作ろうと思い立ち、再びひっぱり
出したこちらの本(この方の子供服は私のお気に入り☆)


この中の、キャミソールとセットで掲載されているパンツが作りたくて、生地を
身繕っていると、引き出しの中から防虫効果を発揮するシダーのボールが出てき
て、それを見つけた猫たち。  珍しく福太郎まで転がして遊んでる♪
 
 
その中からコチラの生地で、型紙から仕上げまで半日もかからず仕上がりました☆
 


どうやらこの生地を私は好きなようで(笑)以前、長女の買い物に付き合った際に
私が勧めて娘が買ったロングスカートも、ほぼ同じ生地。でも殆ど着ることもなく
放置され、その後私の元へ;(ご免ね)
 
綿素材で一見ヒッコリーに見えるけど、これはかなり薄手の夏物
 
裏地も薄い綿ローン。こういうスカート私は大好きだけど、背の低い私には
あまり似合わないのよね。
勿体ないので二女に着るか尋ねると、姉より少し身長が低いのであと10センチ
短い方が・・と言う。そうね、誤って外で裾を踏んだりすると、ふうちゃんにも
危ないし。ということで、まずは裾を6センチ程カット。

 

ご覧のとおり、前留めなので見返し部分の処理が普通の裾上げよりやや面倒かな。
重なり部分が分厚くなり過ぎないように、内側を少しカットして縫う。
身長の低いお陰で?裾上げは毎度のことなのに、あまり巧くないのはなぜ;

 
そうね~不思議ー。

裏地は前立て部分に縫い付けられていたので元通りに仕上げ。
 


ウエストは後ろゴムでフリーサイズだけど、出産後かなり痩せたようなので
可能な限りにボタン位置をずらして完成。
親子でお揃いになるね^^v

誕生プレゼントとしては「子供椅子」をと検索していたら、もうすでに注文した
とのことだったので、では私は絵本でも・・と、あちこちの大きな書店を探し回る
こと数日。絵本には素晴らしい作品が多くて、私が欲しいくらい(笑)迷いに迷って
結局まだちゃんとしたストーリーのあるものは無理と判断し、「あいさつ」に絞った
1歳から2歳用のものに決めました。

それから無印のTシャツとタンクトップ(赤と黒)をチョイス。子供服のお店の派手さ
はないけどシンプルでお安い☆↑のハンドメイドパンツと合わせると可愛いかも。
 

お揃いの生地で、ゴムのヘアバンドも。
 

 
真ん中の布目で迷ったり;黒いリボンの方が可愛いかなとか、裏と表の布目も変えて♪
 

 
結局シンプルベースの上からリボンや花をつけ替えてアレンジできるスタイルに
この箱の中には、捨てられない可愛いリボンが☆

 
ブランドネーム入りも(使えないけど;)
 
こんなのまで(笑)

これらを使って変化を付けると色々楽しいかも♪
 

    
バースデーの王冠を、ダイソーのフェルト生地で(一日限りだからいいよね)

 
後ろ内側にゴムを縫い付けて、リボンで調整できるように。
これらを、無印さんからもらったラッピング用は使わずに、沢山あるラッピン
ググッズで何とか仕上げ

 

 

他には最近雑貨屋さんに作品を置かせてもらっているという姪が、姉からの注文
で作ってくれたファーストシューズ(室内用)なども。
お揃いの髪に着けるパッチン留めも付けてくれました☆み〇〇ちゃん有難う☆

 

 
内側も可愛い。底も滑らない仕様です
 
踵にはお花が 

嬉しそうなふうちゃんと比べたくないけれど、ここ数日報道されている斎藤理玖君が
白骨遺体で見つかった事件は、聴くたびに胸が締め付けられそうになる。
あんな暗闇で2年間もお父さんを待ち続けたなんて。お腹を空かせて毎日どんな気持ち
でいたことだろう。たった5歳の子が一人ぼっちで亡くなっていったなんて・・・。

 
でもふうちゃんも昨日はお熱が出て病院に行ったそう。
早く治って良い誕生日になりますように。
 
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、コタツ敷き代わりに使っていたペット用マット。これだけはまだ使って
いたけど流石に不要になったので、洗いました。
この足跡、だーれのだ?
 
                        「 ハーイ 」

遊びに来た二女に遊ばれる、気の毒な猫たち(笑)
 
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本当の「女子力」そして「ダウントンアビー」

2014-06-17 | DIY・ハンドメイド・クラフト
最近よく耳にする「女子力」という言葉。
娘の一人も度々口にするこの言葉の奥に潜むのは何だろう。
私の時代でさえ男女平等が当たり前と思って教育を受けてきた女性たちが、
社会に出て(突然)予期せず「女性的部分」を求められ、戸惑ったという経験がある。

それまでの教育の場では「ジェンダー」は、敢えてなのか差異をさほど意識せずに
過ごせたせいか、職場で初めて「女性らしさ」を強要されたような気分を味わうこと
になる女性は多い。このことに抵抗を覚えない女性は少ないと思う。
けれど同時に「男性に評価されたい」という気持ちも当然芽生えるし、そういう自
分を、ある意味「茶かして」もいるようなこの「女子力」という言葉。

女性らしいことを習ったり努力して身に着けることに対する「照れ」のような気持
ちが、この言葉の奥に見え隠れする。 そう思うと健気に思えて否定できない私。
個人的には男女の性差を「否定」する気持ちは全くないので、個々の気持ちに素直
に自然に振る舞えばいいのではと思う。それはもちろん「勝手にやりたい放題」と
いう意味ではなく、周囲を不愉快にしない「ナチュラル」さを指すのだけど。

ただ、「女性らしく」や「男らしくあれ」といった圧力には、やはり抵抗を覚える。
「女子力」って、本当はテクニックや講座で簡単に手に入るものではないと、誰もが
気付いているはず(笑)そんなものが料理教室に通っただけで手に入るなら、私は
2年も通ったんだからとっくに手に入れているはず(未だに私が料理得意ですと
言えないのはなぜ?)

なので敢えてこの言葉を使っている女子のために、最近私が、朝のお弁当作りで便利
に使っているこちらの「卵一個で出来るレンジ出し巻器」をご紹介☆

朝から綺麗な卵焼きを作ろうと思えば、一日の卵摂取量を超えそうな最低3個分の
卵が必要で、昼や夜に別の卵料理を食べるとすると、更にコレステロール値も気に
なるところ。

なのでこの卵一個で出来る卵焼き器なら、安心して朝から卵焼きを作れるかもと
いつもはうたい文句に騙されるのが嫌で避けがちな生協カタログの便利グッズを見て、
久しぶりに飛びつきました(笑)
 

 
       ちょっと隙間ができたかな?
ややフライパンなどで作るモノに比べれば滑らかさには劣るものの、油抜きの方に
は好都合で、さらに調理にかかる時間も「80秒プラス放置1分」という超時短料理
(ん?料理・・ではないかも・笑)。とにかく忙しい朝には本当に助かってます。
アフィリエイトではないです。1円も貰ってませんので悪しからず(笑)

「丁寧な家事」をとるか、「手早く家事も仕事もこなす」かは、それぞれの価値観。
何を重要視しているかで決めるものだから、「手早く簡単に」することが女子力の
ないことだとは、一概には言えないと思う^^;
 


日曜日、テレビのプログラムを観ていて初めて知った「ダウントンアビー」というドラマ。
うーん、何で今まで気付かずにいたのだろう!って残念で堪らず・・・。
イギリスでもこの時代の女性は財産を相続することも適わなかったので、やはり
「女子力」しか求められていないのかも。
本国イギリスだけでなく、アメリカでもすごい人気だそうで、今回の一話観ただけ
でもかなり面白かった; シーズン1は次回で最終回らしく、再放送が観たいなー☆
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「カティンの森」を観て

2014-06-09 | 映画ドラマ
       

少し前にBSで放送されたこの映画を観るまで、「カティンの森事件」について
私は何も知らなかった。
聞いたことはあっても、多分関心が無かったのでスルーしていたのだと思う。

近頃暗い映画を何となく避けていた私は、この恐ろしい事件をテーマにした
映画だという予備知識がなかったからこそ「観てみよう」と思えたのだけれど
今、「集団的自衛権」の是非が論じられているこの日本に住む私たちにももはや
関係のないことではないのかもと思える。 ある意味、「偶然」と言う名の必然
だったのかも。

監督はポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダで、監督自身の父親がこの事件の犠牲
者の一人だったことが、この映画に込められた執念や思いを強めている。
構想に10年以上の月日をかけ、何十回もの修正を重ねてこの作品が作られたと
いうことからも、真相を記したいという監督の熱意を窺い知ることができる。

ドイツは不可侵条約の更新条件を飲まなかったポーランドに対し、一方的に条約を
破棄してポーランドに侵攻し、更に直後にはソ連軍もポーランドに侵攻したところ
から物語は始まる。
 ※事件そのものの複雑な背景や真相は、上記(wikiの記事)に詳しくあるので
  ここでは省きます

身も心も深く傷を負うことになるのに、人は何故争い戦うのだろう。
ある国の主となる人は「自国民の幸福のため」と言い、ある国は相手国が攻めて
きたからと言う。それは国同士の諍いに限らず、個人と個人である時も同じ。
いつの世でも、何かしら「戦い」を正当化する理由をあげ、美名のもとに始まる
ものだ。だから人の命を犠牲にしてもいいの?子を持ち慈しんで育てた身に、そ
れは永遠の謎。

先の集団的自衛権行使のため安倍首相が公の場で語ったいくつかのこじつけのよ
うな理由も、私には納得できない。
この映画の齎した何とも言えない重苦しい胸のつかえのようなものが、実は今の
このきな臭い自衛権を巡るやり取りの先にあるような気がして、何とも言えない
気持ちになる。


           **********
    (以下朝日新聞記事より抜粋)
「この議論は、国民の皆さま一人ひとりに関わる現実的な問題であります」と強調し
 米軍艦に母と子らが乗り込む姿を描いたパネルを示し、集団的自衛権を行使しないと
「米艦を守れない」とアピールしたけれど、実際、海外の日本人が危険に巻き込まれた
ケースはあっても、米軍に救助された例は「聞いたことがない」と防衛省もいう。

民間機などで避難したケースでは、イラン・イラク戦争中の1985年、イランに取り
残された日本人200人超がトルコ政府が手配した航空機で脱出した例がある。90年
からの湾岸危機の時には、日本の市民団体が民間機約10機を手配し日本人ら約3千人
を移送した。

自衛隊機や艦艇が日本人を紛争地域から退避させることは(すでに)自衛隊法で規定され
ているし、昨年のアルジェリアでのテロ事件を受けた法改正で、車両による陸上輸送も可
能になっている。

首相が会見で想定例としたのは、朝鮮半島の有事(戦争)とみられる。
緊急時には自衛隊を派遣して在韓日本人を退避させることもありうるが、韓国側との調整
が必要になる。
「米軍は米国民の避難を優先するのでは」(政府関係者)との声もある。行使容認に慎重
な公明党は個別的自衛権などで対応が可能との立場だ。
同党の山口那津男代表は16日、首相が示した例について「実際のリアリティーがどれほ
どか、よく吟味すべきだ」と述べた。

首相が行使を進めるもう一つの理由として、(それによりなぜか)戦争に巻き込まれない
ことを上げる。

「あらゆる事態に対処できるからこそ、そして対処できる(安全保障の)法整備によって
こそ抑止力が高まり、紛争が回避され、戦争に巻き込まれることがなくなる」「各国と協
力を深めていかなければならない。それによって抑止力が高まる」


安全保障上の抑止力とは、防衛や反撃の能力を持つことで相手国に攻撃を思いとどまらせる
考え方だ。
軍備を進めれば、攻撃を受ける危険性が減るとの考え方は東西冷戦時代を象徴するもので、
軍事力の均衡を保つ効果が期待できる半面、際限のない軍拡競争につながる危険性がある。

首相は、集団的自衛権の行使容認で自衛隊の対処能力が向上し、「抑止力が高まる」と説明する。
だが行使容認に慎重な公明党の山口代表は「圧倒的な軍事力をもつ米国と安保条約を結んでいる。
日本に攻撃が加えられた場合は(米国が)対処することも条約で書かれている」と述べ、必要
な抑止力は持っているとの認識を示す。

首相は、集団的自衛権を含めた法整備で「戦争に巻き込まれなくなる」と主張するが、行使は
他国での戦争に日本が加わることだ。

これまでは日本が直接攻撃を受けた場合に反撃できる個別的自衛権のみが認められてきた。
行使を容認し、米国などの支援要請を受ければ、日本は戦争参加の決断を迫られることとなる。
参戦を前提とする集団的自衛権行使を認める理由に「抑止力」を挙げるのは矛盾した論理と言える。

         **********


安倍首相は報道陣の「行使する場合、国民に信を問うのか」の質問には明確に答えなかった。
このことからも、首相の権限により、自身もしくは政権で判断する可能性が大きい。
もし集団的自衛権が美名のもとに行使され、ある時点で子を戦争にかり出される
事態になったとしたら、世のお母さんたちは息子や夫を差し出すのだろうか。
私は嫌! たとえ殆ど家に顔さえ見せない息子でも、今生きているだけで充分だと
自分を納得させているけれど、戦争にかり出されるのだけは声を上げて阻止したい。

 

さて戦争繋がりでここに無理やりにねじ込む(笑)「終着駅-トルストイ最後の旅」
という映画。 この映画も録りためた後↑の映画とほぼ同時期に観たので。
著書の「戦争と平和」などからも読み取れるトルストイの思想そのものがテーマでは
なく、彼と、世界三大悪妻と言われた妻ソフィアとの、最後の日々の物語だ。

この映画からその妻ソフィアが言われていたほど悪妻ではなかったのかもと、殆どの
人が思うだろう。少々お金に執着し、エキセントリックな部分があったとしても、彼
女が紛れもなく若き日の夫を支え執筆に協力し、愛していたことは確かだと思える。

 

 

 

 

 

ただトルストイが立派すぎたのだと。もちろん初めからそうだったのではなく、恵ま
れた家に生まれたトルストイが、自らの生きる意味をキリストの教えに見出すように
なり、貧しい人々に富を分け与えようと著作権の放棄を考えるまでには、紆余曲折が
あったのだろう。若き日には女性との遊びが過ぎたこともあると、自ら話す。

ソフィアが変わっていったのではなく、トルストイが老成し、彼女がそれを理解できな
かったのだと読み取れる。  夫婦の複雑に絡み合った感情の軸は、周囲には到底解せ
ないものであっても、やはり「愛」だったのだと私には思えた。
晩年の家出先で死の床にあったトルストイが、最後に呼んだのは妻の名だったことも、
それを表している気がする。

 

ヘレン・ミレン 心に闇を抱えた堅い女性を演じればいつも見事に演じ切るけれど
この、エキセントリックで常に愛と言う名のもとに動かされる愚かな女性の役・・と
いうのも、やはり見事です・・。
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「美しい」を感じる

2014-06-06 | 写真画像
これまで幾度か再放送されていた、NHKハイビジョン特集 「ベス・チャトー荒れ地で
育む奇跡の庭」を、先日初めて観た。
ガーデニングの知識はまるでない私だけど、暫しその美しい映像に見惚れてしまった。
心に留め置くために、画面からコンデジで切り取った画像を幾つかこちらに(謝)

 

 

 

 

 

 

同じ場所の、季節の移ろいによって魅せる様も美しい









 

 

庭の空を見上げるベスさん 
「あなたの庭は天国だと思いますか?」の問いに答えて
「天国はここにある。庭にと言う意味じゃないわ。私たちが人生で経験することの中に天国はあるの。
地獄もここにあるわ。よくあることだけど。けれども私には確かに何か広大なもの・・
植物への愛を支えてくれるものがある・・」と話される。

「あなたは庭に何を描きたいのですか?」と訊かれ
「私と植物とすべての人にとって意味のある絵を描きたい」と答える。

単なる荒地に於ける苦労話に留まらず、彼女の言葉がゆっくりと胸に響いてくる・・・。



日常の中で、常に私たちは様々なモノに取り囲まれているけれど
それらを「美しい」と感じる心は人それぞれ。

モノによって多くの人が同じ感じ方をするということはもちろんあるけれど
他の人の感性と自分の感性が違うのは、当たり前なのだと思う。
そうでなければ皆同じ人を好きになってしまい、恋愛や結婚も成立しなくなる。

また、同じモノやことを見ても、時間が経てば違う感じ方をするのも当然で
成長に伴って出会う「比較対象」が増えることや多くの経験を積むことで、より
感覚が磨かれていくからだと思う。

なので「何を」そう感じるかではなく、私は、「感じる心」こそが大切だと思う。
「何か」は移ろいやすくとも自然なことであるけれど、「感じる心」そのものは
失くしてしまう時が「人の終わり」だと思うから。

           

美しいと感じることだけではなく、哀しみや愛や時には恐怖とか傷みといったも
のさえも、私たちの感性を研ぎ澄ませてくれる。 きっと何も感じないよりまし。
      受け止めて、噛みしめて、生きる。

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レオくんのために祈ろう☆

2014-06-04 | 動物
ネットできる日には必ず訪問させていただく幾つかのブログの中でも
特に長い間通い続けている「うちにゃん@レオっち」のレオくんが、
昨日の午後に癌の切除手術をすることを、その朝知りました。

友人のivyさんから教えてもらって以来だからもう9年近く通っているはずなのに
今まで読み逃げばかりで(多分)一度もコメントを残すこともなかった私。
ブログ主のしっぽさんがわざわざ報告なさるのは余程のことだろうと感じ
いてもたっても居られず初めて「レオ君頑張れ」のコメントをさせて頂きました。

しっぽさんが先日ご自分のご病気のことをブログで告白されるまでは、テレビでも
よく取り上げられる可愛いミノムシのような妹猫のいちごちゃんと、仲睦まじく暮
らすレオ君とご家族との、ほんわかとした生活をただ楽しく拝見していました。

今回のことで、しっぽさんがどれだけ心を痛めていらっしゃるだろうと思うと、何
と言葉を掛けてよいのか分らず、短いコメントに時間ばかりがかかりましたが、何
とか投稿ボタンを押すことができました。私が言葉を選んで綴るその間にも、沢山
の方から応援メッセージが増え続けていました。

昨日は自分のブログを更新する際にもそのことばかり考えていました。
午後には「もうレオっちの手術始まったかな・・」などと思いながら、銀行やスー
パーを回りながらも不安が渦巻いていました。
今朝、恐る恐るブログを覗いたら、しっぽさんの更新はまだありませんが、より沢
山のブログファンの方々からの応援メッセージがそこにありました。

中には涙で読めないものもあり、皆同じ気持ちでいるのだなぁと胸がいっぱいにな
ってしまいました。いつもは気恥ずかしくて言えない言葉を、皆、「少しでもレオ
君への見えないパワーになり、しっぽさんへの励ましになれば」と、一所懸命に綴
っていることが、同じ気持ちの私には伝わってきました。

また、一人でも多くの方から、コメント同様の力を持つ「元気玉」をレオ君としっ
ぽさんに送ってくださるよう願っています。
そしてレオ君が元気に帰ってきてくれますように、一緒に祈ってください☆
   
      

  ※追記
その後の記事がアップされていました。
お疲れの中、珍しくも心細いお気持ちを吐露なさるしっぽさんに、同じ猫飼いと
して精一杯のエールを送りたいです。幾つかのコメントを拝読すると、中には
ご自分の飼っておられる動物の闘病体験や、現在ご家族の末期がんに向き合
っていらっしゃる方等からの励ましがありました。皆それぞれ昨日は何度も
職場や外出先から見守っていたのだと、文面から覗えました。

きっと私同様、しっぽさんのあのお人柄が醸し出す雰囲気に和まされていたのでしょう。
ことさらにベタベタするでもなく、必要以上に猫を擬人化するでもなく、自然に
寄り添うように暮らすその様子が、私が猫を飼うきっかけのひとつでした。
時には夫さん(しっぽさんのその呼び方が好きです)、大きい兄ちゃん、小兄ち
ゃんの、猫を撫でる手だけのアップ画像にも、ふんわりと心癒されていました。

しっぽさんがどのような決断をなさろうとも、ご家族が決められた方法が
レオ君にとって一番の治療法だと信じます。
「闘病記にはしたくありませんでした」と仰るお気持ちもよく分かります。

けれども訪れる殆どの方は、レオ君のあるがままを受け止めたいと思って
いるはずですから、今は遠慮なく弱音を吐く場所としてブログを使って良い
のではと思いました。
私もその時がきたら、しっぽさんのようでありたいと思っています。
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革物の手入れ

2014-06-03 | DIY・ハンドメイド・クラフト
つい最近まであったかい布団に潜り込んでいた我が家の猫たち。

 

なのにもう夏かと思うほどの暑さ。
早く革物を仕舞わないと、梅雨がくればカビが生える・・!!
先週の晴天の日に、重い腰を上げて、この冬使った革物たちの手入れをした。
その前にまだ大丈夫かどうか、明るい窓際でチェックしてみる。

 
使い込んでこんなになっちゃったアンクル丈のレースアップを、ついに処分。
履きやすかったので酷使したのよね^^; 長い間有難う☆

同じく酷使したこちらはもう少し大丈夫そう。
 

 

ビニールシートの上で今年お世話になったジャケットやブーツの汚れを落とし


擦れて色の落ちた部分は、革用の染料を混ぜたもので隠して小細工(笑)

 

 
フワフワサンダルはつま先部分がかなり剥がれてたけど、もう少し頑張ってもらうことに
手作りバッグは気に入り過ぎてこればかり使うものだから傷みもあるけど、隠せたかな?


仕上げはいつものようにラナパーで保護☆

それらを風通し良い場所で、陰干し
 
姉から譲られたアニエスのジャケットは殆ど着てないのに何故か傷みが酷いのでリメイク予定↑
今年は仕舞いっぱなしで履かないブーツも多くて楽ちんだったかも。
でも億劫なことが終わって、ホッとした~♪

皮革製品を使うに当たっては常に小さな葛藤があり、これは以前にも記事にした。
最近は新たに買い求めることは殆どないけど、せめて持っているそれらを有難く
思い、丁寧に使う事で、私なりの気持ちの落ち着きどころを見出していた。
けれどつい最近、こちらのブログを拝読し、またもざわざわと心が騒ぐのを抑えられないでいる。
ブログの右側にある有名人たちのメッセージは、動物を家族と思って暮らす身に「ずしん」とくる。
私の好きな「P!NK」までが「その動物から襲われればいいのにって思うわ。 」と言っている;;

 私が小さな革小物を作れないのはこのことがあるからかも

             **********

コタは相変わらず岩合さんの「世界ネコ歩き」に夢中☆

 

福太郎は何故かこの袋に夢中(笑)
 

 
100円ショップのエコバッグなんだけど、染料の匂いかな??



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